“着物姿のヒトラー”の写真が発見される!! 誰も見たことがない衝撃の姿!

 今月22日、かつてナチス・ドイツ(第三帝国)を率いた独裁者アドルフ・ヒトラーが、若かりし頃に描いた水彩画などがオークションにかけられ、合計で5,580万円近くの値をつけたとして話題になっている。しかし今、ヨーロッパではヒトラーの意外な姿を収めた写真が公開され、こちらにも大きな注目が集まっているのだ。早速、その写真をご覧いただこう。

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画像は「The Daily Mail」より引用

 ぐいっと左へと流した髪型と、あのチョビ髭――。写真の人物がヒトラーであることは一目瞭然だ。しかし、何かが違う。そう、彼の服装だ! 日本の紋付袴を着ているではないか!!

 今まで誰も見たことのなかったヒトラーの和装姿は、1936年に大日本帝国とナチス・ドイツの間で調印された日独防共協定(のちに枢軸体制へと発展)を記念して撮影されたと考えられている。撮影者や撮影場所についてハッキリしたことは判明していないが、当時ヒトラーを崇拝する人々の間で出回っていた雑誌に収録されていたという。今年の初めに発見され、ついに一般公開されたのだ。

 軍服姿のイメージが強いヒトラーが着物で正装している様子は、確かに人々の意表をつくものだ。しかし、この写真をもってヒトラーが日本人や日本文化を深く理解していたと考えるのは早計だろう。彼は、著書『わが闘争』において、「一等種(文化創造種)はアーリア民族であり、日本人や他の民族は二等種(文化追従種)に過ぎない」と明確に定義している。いずれにしても、戦後70年の節目となる今年、さまざまな新しい発見がなされているようだ。
(編集部)


参考:「The Daily Mail」、「AFP」、ほか

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