「公開したら殺す」 ― 原発、暴力団、宗教タブーに挑んだ渡辺文樹の恐るべき映像世界
【不思議サイトトカナより】
――絶滅映像作品の収集に命を懸ける男・天野ミチヒロが、ツッコミどころ満載の封印映画をメッタ斬り!
【今回の映画 渡辺文樹という監督】
渡辺文樹は別段、強面というわけではなく(ちょっと怖いか)、上から目線で人を威圧することもしない(むしろ謙虚)。
だが彼の場合、殴り合いもした事ないくせにヤンチャっぽい髪形や服装、ジャラジャラした装飾品などで自分を必要以上に強く見せているハンパ者と違って、飾り気のない佇まいだけで充分に胆力を感じる。
警察や右翼に何度も邪魔されようが「俺は表現したいことは命懸けで表現するんだ」と腹が据わっているのだ。