「学習能力がない」図書館の“ヘイト本”排除を主張し始めたしばき隊に、図書館協会もあきれ顔

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Twitterの「C.R.A.C.」公式アカウントより。
 図書館を舞台に、“表現の自由”をめぐる新たな火種が広がっている。「反ヘイトスピーチ」を主張する組織が、図書館が蔵書する、いわゆる“ヘイト本”【筆者註:排外主義が主張されいる内容が記述されているとされる本】を攻撃し、閉架措置を求める動きが計画されているのだ。

 これを主張しているのは、ヘイトスピーチに反対する組織「対レイシスト行動集団(C.R.A.C.)」。編集者で社会運動家の野間易通氏らによって2013年に結成された「レイシストをしばき隊」(しばき隊)を源流とする組織だ。合法・非合法の枠を踏み越えた運動スタイルには、常に賛否の論議を呼び起こしている。また、ネットではTwitterなどを用いた意見表明を活発に行っている。中でも野間氏は昨年4月に自身のTwitterで「艦これ公式いま初めて見たが最強に気持ち悪い」などと発言し、作品ファンから批判を集めるなど、その攻撃性ゆえに常に話題になる組織だ。

 今回、発端となったのは3月25日のC.R.A.C.公式アカウントのツイートだ。

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