「御意見番」きどりは無理? 西川史子センセイの情緒不安定ぶり

 タレントで医師の西川史子(44)が、明らかに迷走している。美しく賢く高飛車な女性というキャラクターで、いつしか「ワイドショーの御意見番」ポジションに就任していた彼女だが、その地位は揺らぎつつある。

 たとえばレギュラー出演番組『サンデージャポン』(TBS系)の3月27日放送回で、不倫騒動により活動を休止しているベッキーについて、同じ事務所のカンニング竹山が「個人的にはもう戻してやってもいいんじゃないの? と思う」と活動再開に前向きなコメントをしたのに対し、西川は「女性側の感情としては、なかなか許せない。あんまり見たくない」と猛反論。しかし、そもそも西川は1月に放送された同番組で、ベッキーを「しょうがない。可哀想」などと涙ながらに擁護した経緯がある。

「当初の擁護理由としてベッキーは不倫相手の川谷絵音が妻帯者であることを知らずに好きになってしまった、と認識していたために可哀想に思ったなどと言い訳していましたが、西川への批判が殺到したので慌てて擁護発言を撤回した。あっさりベッキー批判の立場に回ったのも、世間の声におもねった風見鶏的な発言に過ぎません。世間の空気に合わせてコロコロ主張を変え自分の発言に責任が持てないようでは“御意見番”の意味がない」(スポーツ紙記者)

 ミス日本の出場経験があり、整形外科医という肩書き。2009年に結婚するまでは、毒舌キャラでバラエティに引っ張りだこだった。テレビの求める、「高慢ちきな女」のイメージをきっちり演じることが出来ていたからだろう。しかし結婚生活中から、生放送中に涙を浮かべるなど情緒不安定に。不仲であることや、喧嘩して夫が家を出て行ってしまったことなども公開トークしてしまい、14年に離婚を発表することとなった。当時、「ストレス発散になるから夜中ずっと揚げものをしている」という発言もあった。

「離婚以降はすっかり弱気になってしまい、他人のワイドショーネタをビシッと斬る役回りには不向きだ。ベッキーの不倫には『許せない』と言いつつ、乙武洋匡の不倫騒動については『普通の不倫と一緒にしてはいけない気がする』と擁護するなど発言が首尾一貫していません。また、先日行われた片岡愛之助と藤原紀香の結婚会見にも『自分には恥ずかしくてできない』と噛み付きました。強気で自立した女性を演じていたのに、離婚後に購入した億ションのローンが35年もあり『一緒に返済してくれる男性を』という理由で恋人募集をするなど、かつての面影はもうありません」(同)

 彼女が変わってしまったのは、結婚がうまくいかなかったから、だけではないだろう。離婚後に出演したトーク番組で、30代後半まで溺愛してくれる母親の進言通りに生きてきたが、「はじめて自分で決断したのが結婚だった。それが失敗に終わり、もう自分の決断に自信がなくなった」と話したことがある。かつての彼女は自信に満ち溢れた女性に見えたが、それ自体が虚像で、実は自己肯定意識に欠けているところがあるのかもしれない。若く美しいうちは万能感を持つことができ、男性たちをひれ伏せさせることで自身を「いい女」と錯覚してしまうこともある。勉強・就職においても優秀だったら尚更だ。そのメッキが剥がれ、自分自身をあらためて見つめ直すときがくる。余計なお世話だが、西川にとってはそれが今なのではないだろうか。

(清水美早紀)

コメントは停止中です。

サブコンテンツ

このページの先頭へ