オスカーの“無名女優ゴリ押し会”の実態――“袖の下”握らせるやり口に「マスコミも苦笑」

 「オスカープロモーション2016女優宣言 お披露目発表会」なる会見が23日、都内で開催された。オスカー所属のタレントたちが「女優業に進出します!」と、マスコミを呼びこんで宣言するという記者会見。実は、2000年から06年まで行われていた行事で、これまで米倉涼子、菊川怜らが、この「女優宣言」から女優業をスタートさせており、今回10年ぶりに再開されたという。

 今年はミス・ユニバース2013日本代表の松尾幸実、ミス・ワールド2013日本代表の田中道子、ミス・アジアファッションモデル2015の和田安佳莉、そしてミス・ワールド2015日本代表の中川知香と、肩書はあれど無名のモデル4名が出席。米倉が先輩女優を代表して激励に登場することもあり、大勢のマスコミが取材に集まったようだ。

 オスカーといえば、売り出したい所属女優を強引にプッシュする“ゴリ押し”が賛否両論を呼んでいる。かつては武井咲や剛力彩芽、最近では小芝風花などが該当するが、「2016女優宣言」に出席した4人は、近い将来のゴリ押しが約束されたようなもの。この日が「その第一手」となったようだ。

「『女優宣言』は各メディアを集め、いわば『女優のお仕事も待ってま~す』と大々的にアピールするという場。あからさまな押し売りを何とも思わないオスカーにしかできない会見といえるかもしれません。当日集まったメディアには、人気菓子の豪華詰め合わせが一箱ずつ贈られました。わかりやすい“袖の下”に、苦笑いする記者が大勢いましたよ」(芸能ライター)

 大先輩・米倉と並び緊張気味の4人だったというが、トーク内容は練りに練られていたそうだ。

「田中は、たまたま同日に来日していたレオナルド・ディカプリオのファンだと明かして『大好きです。ぜひ共演したい。来日中だから、どこかでこの会見を見てくれるかも』とアピールしていました。時流に乗った話題を提供し、記事にされやすいアピールができるあたりは、さすがですね」(同)

 そこまでもがオスカーの指導対象だとしたら、大したものだが……。今後4人がどう売り出されていくのか注目したい。

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