テレビ局関係者が明かす、前田健さん最後の番組『ロンドンハーツ』打ち切り説の真偽

 タレント・前田健さんが24日に東京・新宿区の路上で倒れ、26日に死去したことをめぐって、直前まで収録に参加していたバラエティ番組『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)の「打ち切り説」が浮上している。

 前田さんは同日、栃木県で行われた同番組の「オネエ運動バトル」の収録に参加。仕事を終えて東京に戻ると、Twitterで新宿の飲食店での食事を報告していたが、店を出た後の午後7時10分頃に新宿3丁目の路上で倒れ、心肺停止状態で病院に搬送された。

「一旦は蘇生したものの、26日の午前1時36分、搬送先の病院で帰らぬ人となってしまいました。前田さんの死因は虚血性心不全。44歳という早すぎる死に、芸能界からも追悼メッセージが相次いでいます」(芸能記者)

 そんな中、『ロンドンハーツ』で司会を務めるロンドンブーツ1号2号・田村淳も26日にTwitterを更新し、「亡くなる前にロンドンハーツの収録で一緒でした」「この日もマエケンさんは、すごく面白かったです」などとツイート。また、同日行われたテレ朝の定例社長会見では、前田さんが休憩時に体調不良を訴え、医務室で医師に不整脈の持病があることを説明していたという報告があった。

「番組サイドは、前田の不整脈を把握しておらず、この日も前田と事務所が相談して参加を決断。午後には体調が回復したため、医師が見守る中でスポーツをこなして帰ったそうです」(同)

 これについて、ネット上では「出演者の健康くらい番組も把握しておけよ」など、番組や局の責任を問う声が噴出。このまま番組が打ち切りになるのではとも騒がれている。

「局が参加を強制したわけではなく、前田が望んで登板した以上、責任は本人にある。しかし、参加を許可した医師は、場合によっては何らかの責任を負うという可能性はあります」(テレビ局関係者)

 ネットでは同番組の打ち切りの可能性も指摘されているが、実際そうなることも十分にあり得るという。

「同番組は昨年後半から、視聴率1ケタを連発していました。打ち切りも視野に入っていた状況を考えると、今回の一件がその後押しになってもおかしくはないでしょう」(同)

 しかし、以前の火曜日の放送枠から金曜日に移籍した1発目となる8日の放送は、平均視聴率13.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、まずまず。そのため、番組の続行は最終的に世論に託される部分も大きいようだ。

「不倫報道のベッキーのように炎上してしまうと、局や出演者としても打ち切りを決断せざるを得ない。ただ、現状ネット上では、番組打ち切りを望む声は少なく、『マエケンの最後の勇姿を見たい』といった声が多数確認できることから、いきなり打ち切りといった事態にはならないと思いますが」(同)

 収録回のオンエア可否を含め、果たしてテレ朝はどのような判断を下すのだろうか?

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