佐世保女子高生殺害事件は本当に第二の酒鬼薔薇事件なのか――2つの事件の関連性をひも解く
<p> 今年7月に長崎県佐世保市で発生した「佐世保女子高生殺害事件」は、15歳の少女が同級生を殺害し、その遺体から首と左手首を切断するという猟奇的な事件だった。容疑者の女子高生は「人を殺して解体してみたかった」と供述し、高校生ながら佐世保市内で一人暮らしを送っていること、父親が地元でも有名な弁護士であることなどの生活環境も含めて、新聞、テレビ、週刊誌などで大きく報道されている。この事件を受けて思い出されるのが、今回と同様の未成年者による遺体損壊事件である「酒鬼薔薇聖斗事件(神戸連続児童殺傷事件)」だ。すでに一部からは、この事件との類似を指摘する声が上がっている。</p>