前代未聞のクラブ批判をした本田圭佑 しかし、処分はナシへ? その理由とは……
『本田圭佑 2016カレンダー』(エンスカイ)
イタリアの名門クラブACミランが、本田圭佑の問題発言で揺れている。今月4日にホームで0-4と大敗したナポリ戦の直後、本田の不満は多くの記者団の前で爆発した。「なぜ自分を出さないのかわからない。こんな試合をしているのにおかしい」と、監督批判に始まり「100億以上かけて、なぜ強くなれないのか?」「(運営の)構造を見直さなければいけない」などの運営批判へと続き、さらには「拍手をするタイミングが明らかに変。勝つことしか考えてないで内容を見ていないファンがほとんど」とサポーターまでもを批判した。そして最後に「このままだとイタリア全体が危ない」と、イタリアサッカーそのものへの批判へと発展させていた。
「この発言に対して、もちろんACミランまわりの人間から大ブーイングでした。しかし、予想に反して、ミランの外から聞こえてくるイタリア人の声は『まさに正論!』『イタリア人よりもイタリアの危機を憂いている』と、本田を支持する声も思いのほか大きかったんです。しかし、今季ノーゴールの結果を出せていない本田に言う権利はない、という意見が一番大きかったですかね」(スポーツライター)