北九州監禁殺人事件、尼崎変死事件に似ている!! 恐怖と暴力による洗脳『クリーピー 偽りの隣人』

<p> 今年1月に劇場公開された中村義洋監督の『残穢 住んではいけない部屋』は、かなり不気味なホラー映画だった。自分が住んでいるマンションは以前どんな人間が暮らしていたのかよく分からないという、地縁や血縁から切り離された現代人の浮遊感・不安感がもたらす恐怖を描いていた。黒沢清監督の『クリーピー 偽りの隣人』もまた流動性の激しい都市部で起きる怪事件を扱ったものだ。『クリーピー』には幽霊などオカルト系の類いはいっさい現われないが、幽霊以上におぞましく、常識がまるで通用しない“ご近所さん”がこちらに向かって近づいてくる。</p>

コメントは停止中です。

サブコンテンツ

このページの先頭へ