天然ウリが嫌われる? 平愛梨&平祐奈姉妹のキャラは偽装か

 今年1月29日にサッカー日本代表の長友佑都選手(30)との入籍をブログで報告した女優の平愛梨(32)。大変おめでたいことではあるのだが、ネット上の反応は冷ややかだった。昨年6月に熱愛が報じられたのち、12月24日には婚約会見を開いており、その翌日には『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)に揃って出演。馴れ初めなどをVTRにまとめて放送されていた。誰もが「知っていた」流れでの入籍報告であるため「もうお腹いっぱい」「もう飽きてきたよー」など、度重なるハッピー報告を押し付けがましく感じた視聴者はゲンナリ状態。平は天然キャラを売りに活躍していたため「平愛梨じゃプロスポーツ選手の生活を支えることはできないと思う」など結婚後を不安視する声も見られた。はたまた『行列』では、平と長友の初めての食事の際に、同席した親友の三瓶を「親友のブタです」と長友に紹介したことがVTRで放送されたため、これについて「ブタって言っても全然問題ないくらい仲良いんですってアピールしたかったんだろうけど…あまりにヒドイよね。全然笑えない」「ここまでの扱いされて、なんで三瓶は友達付き合いできるんだろう」など批判が続出した。

 このように平の言動はしばしば疑問視されてきたが、平の年の離れた妹である女優・平祐奈(18)の言動も、ここ最近物議を醸しているようだ。3月18日、ツイッターに肩出しブラウスを着た写真をアップし「今日肩出しデビューしたの。高校卒業したから母のお許しが出たの」などと綴った祐奈だが、肩出し以前に水着を着用してのグラビア撮影など仕事では肌を露出してきていたため「私服で肩出し解禁って言っても今更『恥ずかしい』はないでしょ」などのツッコミが続出。姉妹そろっていわゆる“ぶりっ子”と受け止められてしまっているようだ。

 姉妹の“ぶりっ子”ぶりに共通するのは、どちらも「家族のルール」由来だという点だ。姉の愛梨はかつて『志村の時間』(フジテレビ系)で「母が古風な人で、わが家では炭酸は20歳まで禁止なんです、骨が完成してないから。アルコールはお産があがってから飲みなさいって教えられて」と語り、お酒は40歳からと決めているとも。本当に飲酒は控えているようで、2015年放送の『1億人の大質問!? 笑ってコラえて!』(日本テレビ系)では「朝までハシゴの旅」という見ず知らずの一般人と飲酒する企画に選ばれ「行きたくない」と泣いていた。また、30歳を迎えたときにアップしたブログ記事でも成人したときのことを振り返り「二十歳の時のコト、今だにはっきり覚えてる。二十歳を迎えた誕生日、初めて母とワインを乾杯し『お酒は今日だけね。女性は子供を授かる身体だから、御産が終えてから飲みなさい!』と教わった。」と綴っている。

 祐奈ブログにも母にまつわる記述は散見される。高校卒業を報告する記事では、「お弁当をずっと作ってくれて、必ず一筆添えてくれて、毎日靴をピカピカに磨いてくれて送り出してくれた母にも感謝です」と母への感謝を綴っていたが、毎日靴を磨いてあげる母親がすごい。串カツを食べる記事では、写真で着ているピンクのセーターについて「このセーターはね、母が30年前に作ったものなの。母が着て、姉が着て、私に受け継がれたもの。なんか歴史がある感じで嬉しいんだ~!」と、母の30年前の手編みセーターであることを綴る。撮影中にアロエの花を見かけたという記事では「幼い頃、怪我をしたら母がお庭からアロエをとってきて、よく傷口に塗ってくれてました」と、母の愛情を思い出す。とにかく平家は母の愛が深いのである。

 インタビューでも“母の教え”は頻出する。オリコンスタイルの記事によると特徴的な太く濃い眉は生まれたままの状態の眉毛を抜かず剃らず維持していものだそうで「母との約束で、小さい頃から言われています。同年代の子はほとんど剃っていますけど、『あなたはまだいいのよ』って」という、これまた母との約束事だったことが明かされている。またこのインタビューは祐奈のファーストDVD発売に合わせたものだったが、このDVDには家族も登場している。姉・愛梨もブログで「姪っ子の蓮奈もたくさん登場!兄もでちゃってるー(笑)お父さんの声も漏れてる(笑)おばあちゃまの別荘での撮影☆祐奈部屋、お風呂からお庭まで全て映ってる!!(後略)」などなどハイテンションな文体でこのDVDを紹介し「やっぱり最後は泣けます。これは母もそうだと思う。我が家にとって祐奈は奇跡の子」と、男4人・女2人の6兄弟の末っ子である祐奈がいかに特別な存在であるか熱を込めて綴る。

 姉妹ともに、妹推し・姉推し(祐奈のブログのトップページには姉とのツーショット写真が使われている)、家族(6人きょうだい+両親+祖母+姪)も推しまくる。強い“母の愛”ゆえに、母の教えも守り続けている姉妹。筆者は道端三姉妹がブレイクしたときのことを思いだす。道端三姉妹の母親も注目を浴び、正座をさせない、大きく口を開けさせる、硬い豆をおやつにする、など、三姉妹をモデルに育て上げたその子育て法に注目が集まったが、姉妹ブレイクの裏には母の努力が隠れている、という法則でもあるんだろうか。正直に言って、姉・愛梨の天然キャラは、若いうちから芸能界にいるのに妙に世間ズレしていることから偽装ではないかと疑っていたが、少し風変わりな教えを守り続けるからこそ、周囲とズレが生じてしまいその結果「天然」とみなされるのかもしれない。最近話題の「子どもを全員東大合格させたママ」も強烈だが、母親の存在感があまりにデカいと子どもたちは良くも悪くもどこか突出するのだろうか。

(ブログウォッチャー京子)

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