推定1万人? 「存在しない子」として育った若者たちの人生を追った『無戸籍の日本人』

<p>「無戸籍の日本人がいる」</p> <p> そう聞いて、どんな感情を抱くだろうか? おそらくほとんどの人は、「本当に?」と疑う。もしくは、「なぜ?」と疑問を抱くだろう。戸籍を作る手続きは簡単だ。子どもが生まれてから、14日以内に出生届を役所に提出する。たったそれだけ。けれど、なんらかの事情で、両親がもしも出生届けを出すことができなかったら――。その子どもは戸籍上、「存在しない人」となる。多くの場合、両親がその存在を隠してしまうため、世間とほとんど関わることがないまま、大人になる。</p>

コメントは停止中です。

サブコンテンツ

このページの先頭へ