江角マキコの姿が消える…「バカ息子」事件から一年半。これはベッキーの未来の姿か

 昨年末、レギュラー出演していた『バイキング』(フジテレビ系)と『ぐるぐるナインティナイン』(日本テレビ系)を降板した江角マキコ(49)。これでレギュラー枠は司会を務める『私の何がイケないの?』(TBS系)のみとなったが、同番組も3月の番組改編で終了が決定したと「女性自身」(光文社)が伝えている。共に司会をしていたくりぃむしちゅー・有田哲平(44)は同じ枠で新番組を持つが、江角は外れるという。

 女優でありながら、『ショムニ』(フジ)のヒット以降はバラエティの看板番組を持つようになっていた江角。恋愛トーク番組『グータンヌーボ』(同)での毅然とした態度がウケたのか、司会のポジションを任されることが増えた。だがその株を急降下させてしまったのが、2014年8月に「週刊文春」(文藝春秋)が報じた、“落書き事件”である。12年12月に、子供が同じ学校に通う長嶋一茂夫人への嫌がらせとして、長嶋宅の外壁に「バカ息子」などの落書きを施したという疑惑をもたれた事件だ。

 報道後も江角は変わらずテレビ出演を継続していたが、契約更新に伴いついに相次ぎ降板となった。「女性自身」では、「新規のCMや主演ドラマのオファーは今もない」「キャスティング会議では名前すら挙がらない状況」としている。上記番組以外にも、江角は単発特番で日本テレビ系の2本のクイズ番組司会を経験してきたが、続投は難しいのか。

 CMに関しては、江角は大手化学メーカー花王のいくつもの商品でイメージキャラクターを務めてきたが、すでにどの商品CMにも出演していない。洗剤「アタック」は吉瀬美智子、コスメ「ソフィーナ ボーテ」は石原さとみ・吉田羊・久本雅美、スキンケア「ソフィーナ ホワイトプロフェッショナル」は安田成美が出演中だ。

 肝心の女優業も厳しい。『ショムニ』シリーズ以降、00年代前半は多くの主演ドラマが制作され、00年代後半からは主婦役での主演も増えたが、11年の『ブルドクター』(日テレ)以来、連ドラ出演は途絶えている。映画に関してはブレイク後は精力的に出演して来なかった。この現状を同誌は「仕事ゼロ」と煽るが、本人はかえってホッとしているかもしれない。

「私生活では小学校高学年の長女と、この春から小学生になる長男がいる。夫はフジテレビ局員であり、子供たちの教育や生活にかかる費用で困窮する心配はありません。もともと家庭を第一に考える性格で、『電化製品を使わない』『毎朝拭き掃除をする』『食事はすべて手作り』といった丁寧な暮らしアピールをよくしていました。彼女の著書でも同様です。だからこそ、いくつもレギュラー番組を持って忙しく仕事していることのほうが不思議でもあったんですよね。これを契機にテレビから引退し、“テレビを見ない層”へ向けての活動に切り替えるんじゃないか」(テレビ局関係者)

 たしかに江角は自著『もう迷わない生活』(集英社文庫)にて、しばしば江戸時代の話をしながら昔ながらの生活がいかに人間を健やかにするか説いたり、「女には家事をし子育てをするという大切な役割があります」と言いきっていたりする。となると、いくつもの番組降板で時間の余裕ができた今のほうが、より彼女の理想とする生活を送れているのではないだろうか。

 それにしても、「落書き事件」報道から一年半が経過した今になっての連続降板。現在、不倫騒動の渦中にいるベッキー(31)の未来を連想せずにはいられない。彼女はCMこそ降板が相次ぐ事態となったが、レギュラー出演中のバラエティ番組はいずれも続投の構え。しかし不倫についてだけでなく、週刊誌報道後の軽薄なLINE記録が流出してしまったことで彼女が視聴者に与える印象は大きく変わってしまった。来年の今頃、ベッキーは江角と同じ状況に陥っているかもしれない。

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