特典商法には頼らないぜ! と気概を見せたアイドル。でも思惑は外れて…

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(あれ、デジタル配信だけで勝負するんじゃなかったの…? BEAST「CAN’T WAIT TO LOVE YOU」ユニバーサルHPより)

 ちょっと前のK-POP界では〈野獣系〉なんてアイドルが流行りました。その代表格が2PM(ツーピーエム)。2009年に本国でデビューしたBEAST(ビースト)も、名前こそ野獣系ですが、子犬ちゃんっぽいメンバーもいて、名前負けの感がありあり。彼ら曰く、チーム名は「スゲェ」的な意味とのことゆえ、ファンから「最初から〈野獣系〉じゃないよ!」という声も聞こえてきそうですが、日本初単独公演では、ステージに本物のライオンとトラを従えたので、ワイルド気取りなのは間違いありません。そういえば、BEASTのド派手なパフォーマンスに、ライオンとトラが小便チビらせた、なんて逸話もありましたね。

 そんな彼らが今年3月、自身のインディペンデント・レーベルBEAST MUSICを立ち上げ、話題を集めました。

「彼らの記者会見は3月16日、突如行われ、周囲を驚かせました。しかも、それまで大手レコード会社、ユニバーサルとアーティスト契約を結んできた彼らが、インディとしてスタートするのですから、二度ビックリ! 3月から10カ月連続でシングルをリリースし、CDを発売せず、デジタル音源でのみ勝負するのです。これは、いままでの韓流アイドルには考えられないこと。〈独立独歩〉と言えば聞こえはいいですが、大手から切られ、自分たちでやらざるをえなくなった、というのが実情です」(韓流雑誌編集者)

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