福士蒼汰惨敗の借りは有村架純が返す? “超王道ラブストーリー”に不安の声も

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『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(フジテレビ系)公式サイトより。


 来年1月にスタートする月9ドラマ『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(フジテレビ系)で、民放の連続ドラマ初主演を務めることが発表された有村架純だが、この発表には、有村ファンだけでなく、NHK朝の連続ドラマ『あまちゃん』の出演で共に人気者となった福士蒼汰が同枠『恋仲』(同)で惨敗したことから、「蒼汰君のリベンジを!」「あまちゃんの勢いがまだ衰えていないことを証明して」と、福士ファンからも激励メッセージが送られているようだ。

「有村と福士は、『あまちゃん』では、同じシーンでの登場はありませんでしたが、今年3月に公開された映画『ストロボ・エッジ』ではW主演を務め、興行収入20億円突破の大ヒットを記録。その勢いのままに、福士は7月-9月期のドラマ『恋仲』で月9初主演に抜擢されたのですが、初回平均視聴率9.8%と、同枠では初となる1ケタ台の視聴率でスタートを切るという不名誉な記録を残し、最終的に全9話平均視聴率10.8%と大惨敗を喫してしまいました。『あまちゃん』で人気者となった能年玲奈は事務所独立問題で干され、もはや“過去の人”状態となってしまっていますから、有村にリベンジを期待する声は多いようです。フジテレビとしても、現在放送中の月9ドラマ『5時から9時まで』が、石原さとみ・山下智久という人気者2人を主演に迎え、満を持して臨んだにも関わらず、毎回平均視聴率が11%前後と伸び悩んでいることから、次作『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』と、主演の有村にかける期待は高まってきているようです」(芸能関係者)

 しかし、業界関係者からは、フジテレビの気合いが空回りするのではないかと指摘する声が上がっている。

「『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』の公式サイトには、“『東京ラブストーリー』からちょうど25年となる坂元裕二さんとタッグを組み、大人がハマる本格派ラブストーリー、泣けるラブストーリーをお送りします”と書かれているのですが、『東京ラブストーリー』がヒットした25年前と現代では、世の中が求めるものは確実に変わってきています。もしフジテレビの上層部が『東京ラブストーリー』の2番煎じを狙い、それを再現するような脚本や演出を強要すれば、“若い視聴者が熱狂できるようなラブストーリー”というコンセプトのもとに製作され、大惨敗を喫した『恋仲』以上に酷い結果となる可能性は否めません。また、最近では『Mother』(日本テレビ系)や『問題のあるレストラン』(フジテレビ系)など、純粋なラブストーリーではなく、社会に問題提起するようなドラマの脚本を手掛けている坂元を起用したことに関して、『フジはいつまで、「東京ラブストーリー」の幻影を追いかけてるの?』『確かに坂元さんの最大のヒット作だけど、今の坂元さんに同じものを求めるのは失礼にあたる』など、坂元ファンからは批判の声が上がっているようです」(同)

 先月27日、フジテレビの亀山千広社長が定例社長会見に出席した際、視聴率低迷に関して東日本大震災のせいにしているともとれる発言をして大批判を浴びたが、まずはトップを交代させなければ、フジの復活は遠のくばかりとなりそうだ。

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