韓国ではよくあること!? 「悪魔祓い」でいとこを殺害した女に懲役6年

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イメージ画(Thinkstockより)

 群馬県前橋市で、「おはらい」と称し、当時1歳の女の子に暴行を加え死亡させたとして、63歳の女が逮捕された。女の子の母親は、この女にマインドコントロールされていたとみられ、さらに波紋を呼んでいる。

 一方、ドイツ・フランクフルトの地方裁判所は今月20日、ホテルの一室で「悪魔払い」と称し、いとこの韓国人女性(41)に暴行を加え窒息死させたとして、主犯格の女(44)に懲役6年の判決を下した。

 悪魔祓いに関与したとみられる残りの被告4人には、執行猶予1年6カ月~2年の有罪判決が下されており、中には、被害女性の実の息子(16)も含まれている。

 この事件は2015年12月5日、被害者が滞在先のホテルで独り言をつぶやいたり、脈絡なく暴言を吐き始めたため、被告らが「悪魔に取りつかれている」と思い込み、“退魔の儀式”を開始。被害者をベッドに縛つけてタオルで猿ぐつわをし、2時間にわたり腹部や胸部を殴打したという。さらに、ドイツ警察の捜査で、被告らが借りていたガレージから、あざや脱水症状の見られる別の韓国人女性も発見された。

「韓国国内では、カルト宗教団体やコミュニティー内での暴行事件がたびたび問題になります。フランクフルトの事件のように、舞台が海外ということも珍しくない」(カルト宗教事情に詳しい韓国関係者)

 昨年、韓国では国家指導者である朴槿恵大統領を、カルト宗教家の娘である崔順実が操っていたとして、大きな政治スキャンダルに発展した。そのため、カルト宗教と政治の癒着が徐々に白日の下にさらされつつあるが、数ある韓国カルトの実態や世界で起こしている事件の全体像は、いまだすべて把握されているわけではない。日本でも過去に、悪質なカルトが多くの人々を苦しめてきたが、その中には韓国カルトによる被害も少なくないといわれてきた。

 なお、日本のカルト事情に詳しい宗教関係者によれば、90年代後半から2000年代前半にかけて教祖による女性信者へのわいせつ行為・性的暴行が社会問題となった摂理(キリスト教福音宣教会)は最近、日本における信者数が再び増えつつあるともいわれている。また、ほかの韓国カルトの不穏な動きも報告される中、これまで以上の警戒が必要だ。
(文=河鐘基)

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