高嶋ちさ子の狂犬伝説 いつでもどこでも誰にでも厳しい攻撃スタイル!

 2月12日付けの東京新聞にバイオリニストの高嶋ちさ子(47)が執筆したコラム「ゲーム機バキバキ事件」による炎上騒動は、まさに大炎上と言っても差し支えないほどの盛り上がりを見せた。

 高嶋はコラムに、決まった時間にしか遊んではいけないという約束を守らなかった息子に腹を立て、長男と次男のニンテンドー3DSを真っ二つに折った。翌週、長男は算数のテストで満点を取り、友人に「ゲーム機を折られたから満点を取れたんだ」と自慢した……と書いた。子供の大事にしているものを有無を言わさず取り上げ壊す、という一見過激な高嶋の子育てスタイルに、「普通にDV」「暴力による子供に対するマウンティング」など批判が噴出。ワイドショーにも取り上げられ、この子育ての是非が大いに議論された。

 さらに、ようやく鎮火しかけたタイミングで、高嶋の友人で同じくバイオリニストの葉加瀬太郎(48)が「ゲーム機を壊す事の良否は結構、でもそれだけで彼女の人格をとやかく言う事は間違ってます。もし彼女の人間性に何か言いたいのなら、まず彼女の音楽を聴いてからにしなさい。あんなに純粋で美しい音色を奏でられる人に悪い人がいるわけがないから」とTwitterで乱暴な持論を展開し、結果、騒動が再燃するという事態に。息の長い炎上事件となった。燃料を投下した葉加瀬が、あとで高嶋にどんな目に遭わされるか気になる。

 騒動の大きさに気づいたのか、高嶋は「週刊文春」(文藝春秋)の取材に応じ「カッとなって壊したのではなく、あくまで子供達との“約束”だった」と釈明し、長男が自ら、今度ルールを破ったらDSを折って良い、と言った、と主張。そのうえ「任天堂はDSの修理を承っている。修理前提で壊した」と言ってしまったことから、再び炎上中である。というのも、高嶋は「ゲーム機バキバキ事件」を起こした昨年10月にリアルタイムでその模様をTwitter投稿していたのだが、破壊したゲーム機の画像をつけたツイートに別のユーザーから「修理できますよ」と親切なリプライがあり、高嶋は「え?こんなに折っちゃっても????」「しかしこれで直したら本当の馬鹿親ですよね」と返信していたからだ。事前に修理できることを見越しての破壊だった、という「文春」誌上での釈明と矛盾が生じてしまい、「嘘つき女!」と、これまた燃える、燃える。鎮火しかけては燃え、をしばらく繰り返しそうな気配だ。

 25日放送の『直撃LIVE グッディ!』(フジテレビ系)でもこの騒動を取り上げた。高嶋に電話取材を行った武田祐子アナウンサーは、高嶋の様子について「とてもとても反省していまして、ツイッターが炎上しているのを見ては毎日ため息をついている」と伝えたが、あの高嶋ちさ子がこの程度のことでため息をつくとは思えない。むしろ「テメェら関係ねーだろほっとけ!」と中指を立てそうな豪傑なのだ。また『グッディ!』では、ゲーム機を壊された長男は「なんで知らない人が怒っているんだ、僕は怒ってないのに」と母親を擁護しているとも伝えた。

 高嶋の行動にいちいち憤っていては怒るほうの身が持たない(そもそも無関係だし)。育児ネタひとつとっても、高嶋が子供の持ち物を壊すのは今に始まったことではない。Twitterでは2014年にも「キレて子供の日記と宿題を破った」ことをつぶやいている。キレるのは日常的で、同じくTwitterでは「長男が徒競走でまさかの3位。ショックで何をする気も起きない…。なんなんだよ。横で『別にいいじゃん』と言う旦那に、キレまくる私」など、子が期待に添わないとキレている様子である。落ち着いてほしい。

 とはいえ、高嶋が厳しいのは自分の子供たちに対してだけではない。言動を振り返ると、自分以外の全ての人間に厳しい目を向けていることが分かる。

 クラシックに親しんでもらう目的で立ち上げたというカジュアルなコンサート「めざましクラシックス」のパートナーであるフジテレビアナウンサーの軽部真一(53)とは私生活でも大の仲良しだが、彼のことを常日頃から「豚野郎」と呼んでおり、待ち合わせに軽部アナが少しでも遅れれば1分ごとに電話をかけ、「時間に遅れてグズグズしてんじゃねぇよ!」と罵倒することもしばしば。『めざましテレビ』(フジテレビ系)本番中に軽部アナの担当する場面になると「噛むんじゃねーよ」「朝からキモいんだよ」などメールをよこすそうで、とにかく厳しい。というかこれは厳しさなのか……? 出演番組で軽部のことを「あいつケチだから嫌い」と罵っていたこともある。

 そんな口の悪い高嶋だが、猫をかぶろうとすることは全くなく、テレビ番組に出るたびに毒舌トークを繰り広げ、子供の頃のあだ名は“悪魔”、留学先では“デビル”と呼ばれていたことも語っている。幼少期から現在に至るまでずっとデビルちさ子なのだ。

 それでも少しずつ丸くなってきているほうなのか、Twitterでは幼なじみの医師が開業したことをつぶやく際「ヤブ医者なんて言ってごめん」と綴り、昨年クリスマス、“戦後最大級の夫婦ゲンカ”をしていたという夫に対して謝った際「謝罪という文字が私の辞書に登場した歴史的な日」と綴る。人生折り返しを過ぎて初めて人に謝ることを覚えたようだ。ちなみに旦那さんは高嶋いわく「信じられないほど善人」。

 2013年放送の『アウト×デラックス』(フジテレビ系)では幼少期から「どんな汚い手を使っても勝たなければ気がすまなかった」性分であること、不良にならないためにと母親が高嶋にバイオリンを始めさせたこと、アメリカの大学院に留学しているときに兄から「違う“院”に行くのかと思ってた」など言われたこと、クイズ番組の収録仕事の際、自分の答えが外れると事務所のスタッフが「高嶋は撮らないで下さい」と言われるほど、ふてくされてしまうこと……など、怒涛のちさ子悪童伝説を披露。とにかく感情の揺れ動きが激しい。この放送では「男子全員バカだと思ってるから」と豪語し、特に男性に対して厳しい目を持っていることも明らかになったが、マツコに言わせるところの『究極のフェミニズム』が高嶋をこれほどの狂犬にしたのか? フェミというよりミサンドリー(男性嫌悪)なのでは……という気もするし、なにより単に「気性が荒い」この一言に尽きるのではないだろうか。

 ひょっとしたら、高嶋の仕事や育児、日常生活における目標が高すぎて完璧を目指すあまり、彼女自身が現実とのギャップに苦しんでいる結果、暴言を撒き散らしてしまうのか? そうだとしたらなんだか生きづらそうだ。以前出演した『ホンマでっか!?TV 2時間越えSP』(フジテレビ系)では、脳科学専門家から「感情を司る脳の領域を音楽で使用してしまうため、気性が激しくなりやすい」と指摘されてもいた。2012年にスペインの大学病院の研究チームがおこなった調査で、「攻撃的で怒りっぽい性格の人は、脳卒中になるリスクが健康な人より2倍も高い」という結果が発表されていたが、高嶋も怒りすぎには気をつけてこれからも長く「純粋で美しい音色」を奏でてほしいものだ。
(ブログウォッチャー京子)

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