「セックス・オナニー」の記事一覧(2 / 4ページ)

オバサンが本気出した結果…書いて脱ぐ官能小説家に!

『半夏生の頃 立花れい香の日記』著者ヌード付き官能小説案内  まだ予断を許さないとは言えアフターコロナに向けて先走り気味のタフな御仁は少なくないだろう。その一方でコロナ禍による失業、廃業、金銭トラブル、人間関係のしがらみ等々「最早これまで」と嘆く声を引っ切りなしに伝え聞くのも現実だ。  こんな逆境をまさに逆手に取って驚きの転身を成し遂げた女性がいる。  富永理恵。ごく普通の何の経験もスキルもないただのバツイチのオバサンだ(失敬!) 【半夏生の頃 立花れい香の日記】 性に悩み翻弄されながらも逞しく生きる女性「立花れい香」の生い立ちに焦点を当て、少女期から思春期の頃の物憂げな心理描写と衝撃的な性体験との鮮明な対比によって昭和時代の性のリアルと哀愁が色濃く描かれた物語。 普通のオバサン・富永理恵が書いて脱ぐ官能小説家へ華麗なる転身  日雇い家政婦の彼女はコロナで仕事が激減。   「何の取り柄もない自分の強みとは?」    若い頃から好奇心旺盛で筆マメな彼女はこれまでの性体験を日記に書き留めていた。相手の性癖、プレイの趣向、好きな体位、性器の特徴、総合評価等々、それはそれは詳細に。  コロナで出会いも仕事もなく性欲と時間を持て余した彼女は、そのセックス手帳を基に持ち前の文章力を活かして『官能小説』として電子書籍化。  彼女がただのオバサンでなかったのはここから。冷静に自分の価値を値踏みし自らのブランディングと最適なプレゼン方法を考えた。   「素人が書いた小説なんか簡単に売れる訳がない」    1年間地道にSNSに投稿を続け、現在SNS総フォロワー数は20Kにも届こうかという涙ぐましい努力の人なのだ。  さらに特記すべきは小説のオマケに自分のオールヌードを掲載するという大胆かつ有用なビジネスモデル。  しかもそのヌードグラビアがネットに氾濫する有りがちな「熟女ヌード」とは違い、ポーズやシチュエーションは過激ながらエログロでなく非常に洗練されている。  女体には一家言を持つ私が見ても綺麗なのだ。これは本人の美貌もさることながら撮影者のセンスと技術によるものなのかもしれない。  小柄で細身、56歳という年齢のわりに愛嬌のある顔立ち。コケティッシュで可愛いらしい小動物系といった印象だ。  興味本位で彼女の投稿動画を見てみた。これが何とも言えない癒される声の持ち主なのだ。イイ声で啼くだろうことは想像に難くない。  ともあれ「いざ!」となった時の女性のしなやかさ、したたかさには全くもって頭が下がる。今後の活躍に注目しつつ、今宵は彼女で日頃のモヤモヤをデトックス!といきたいものだ。 【富永理恵プロフィール】 1965年生まれ/愛知県出身/血液型A型/乙女座/サイズ=T155・B85・W59・H84(cm)/2020年より執筆活動を開始。著者本人ヌード付き官能小説という他にあまり例を見ない電子書籍をAmazon Kindleにて3冊出版。『書く・脱ぐ・読む』一人三役こなす官能小説家としてSNSで注目される/著書『サンタが夜這いにやってくる⁉︎』『実録⁉︎マッチングアプリ体験談』『半夏生の頃 立花れい香の日記』 富永理恵SNS=Twitter@tominagarie826/Instagram@tominagarie826 セックスこそが我がライフワーク!と公言して憚らない顔出し官能女流作家、富永理恵でございます。 「性への飽くなき探究心と貪欲なまでの快感への固執」は何故? 何時から自分の中にあったのか、虚実を織り交ぜ言葉を紡ぎながら…その答えを今も尚探し求めております。 〈Amazon 著者ページより引用〉 【富永理恵・著作紹介】

三行広告大解剖! その発生から盛衰を切り抜き写真と共に振り返る

昭和エロ遺産<三行広告> 目次 ・テレクラやカップル喫茶を盛り上げた三行広告 ・ホテトルや大人のパーティなどの「営業」広告 ・首都圏限定の裏風俗「大人のパーティ」 ・三行広告の業者はボッタクリ? ・「裏ビデオ販売」「生OK」三行広告の過激化 ・「大人のパーティ」「裏ビデオ販売」三行広告の終焉 【文=橋本玉泉(@H_gyokusen)】 1963年、横浜市出身。トラック運転手、学習塾講師、経営実務資料の編集、フリーペーパー記者など数多くの職を転々とした後、91年からフリーライターとして活動。事件や犯罪に関するレポートや歴史・文化などの記述も多い。『メンズサイゾー』では性に関する習俗、話題、事件や、偉人たちの性癖を赤裸々に綴った『日本のアダルトパーソン列伝』などを執筆。 テレクラやカップル喫茶を盛り上げた三行広告  かつて全盛を誇ったアングラなエロや風俗を語る上で、言及しなければならないもののひとつが、いわゆる三行広告である。  その名の通りに三行という情報量によって構成された広告のスタイルは、すでに明治期の『朝日新聞』などに見られるが、そんな歴史の資料みたいな説明は無意味であろう。通常、三行広告といえば夕刊紙やスポーツ新聞に掲載されている、一見しただけでは内容がよくわからない、怪しげな広告を指すのが一般的だ。  そして、三行広告でも、媒体によって内容がかなり異なる。まず、スポーツ新聞に掲載の三行広告は、アルバイト募集などの求人関係やテレクラやカップル喫茶等の宣伝広告がほとんどである。  だが、求人といってもジャンルに特徴があり、風俗店の従業員や新聞拡張員、さらに変わったところではゲイ雑誌向けの男性ヌードモデルの広告も多かった。  実は以前、筆者はこの男性ヌードモデルの求人に応募したことがある。収入減での生活苦とともに興味も手伝って応募した。だが、顔立ちが良いわけでもなく、スタイルや肉体に優れているわけでもない筆者は、電話の時点で次々に断られた。  そして、たった1件だけ、かろうじて面接OKとなったところがあった。簡単な面談と、上半身だけ服を脱いで身体を見てもらったが、結局は不採用だった。男もただ「脱ぎます」で仕事になるほど、甘くはないということをなんとなく理解した。 「テレクラ」 基本的に狭い個室で男性がひたすら女性からかかってくる電話を待つというもの。ネット普及以前の出会い系システムで、男女間で交渉が成立すれば、テレフォンセックスや店外で会うということもでできた。   ※2010年に「メンズサイゾー』で「ネットナンパ」連載しているライター・所沢ショーイチ氏が突撃し、体験談を寄せている。   「カップル喫茶」 1995~96年に関西でブームとなり、97年には関東にも進出。「自分たちのエッチを見られたい人」という願望を持つ男女が喫茶店風の店に集い、ハレンチな姿を見せ付け合う大人の社交の場。   ※AV女優や風俗嬢、キャバ嬢などを務めた橘まり女史。プライベートでの経験人数は500人以上を誇る彼女が、凄テク男子がいるとのウワサを聞きつけ、突入している。 ホテトルや大人のパーティなどの「営業」広告  スポーツ新聞には、風俗系の三行広告はかなり少ない。1999年以降、法改正によって認可されたデリヘルの広告が載るようになった程度である。裏風俗などの広告は、ほぼ皆無だ。アングラ的な風俗の三行広告が掲載された例は、筆者が知る限り『九州スポーツ』でわずかに確認された程度である。  求人等のみならず、風俗やエロ系、アダルト関連までをカバーした三行広告が掲載されていたのは、『内外タイムス』『レジャーニューズ』『夕刊フジ』の3紙であった。そのなかでも、量もさることながらバリエーションの豊富さでも群を抜いていたのは『内外タイムス』である。  『内外タイムス』の三行広告は、。風俗関係の「営業」、「お知らせ」「雑件」「SM」「出会いの広場」などのほか、求人関係で「マッサージ」「募集(女子)(男子)(男女)」「スペシャル男子」などがあった。  先に求人関係について簡単に説明すると、「マッサージ」「募集(女子)」は風俗嬢募集、「募集(男子)」は風俗店の男性従業員やピンクチラシのポスティング、送迎ドライバーなどの求人。「募集(男女)」は風俗その他の従業員のほかAVの男優および女優。「スペシャル男子」は前述の男性ヌードモデル募集だった。  風俗関係のメインは「営業」で、出張タイプの風俗で、ホテトルまたはデートサークルと呼ばれた。最寄駅と電話番号、そして簡単なコピーのようなものが記されただけの広告で、独自のレイアウトだったが三行広告として理解されていた。 「内外タイムス」  アダルト面でのホテトルや大人のパーティといった風俗系の「営業」三行広告には定評があった。またビデオや精力剤などの販売系、スワッピングパーティの参加者を募集する「雑件」など、多くのジャンルを網羅していた。   首都圏限定の裏風俗「大人のパーティ」  そのコピーは多種多様だ。たとえばスナックの看板のような、女性や花の名前などが記されていたりするが、それは屋号でも店名でもない。電話しても、「はい」とか「もしもし」としか言わない。だが、それか普通なので、こちにも問い合わせか、予約するくらいである。  ほかには、サービスの傾向をそれとなく知らせるコピーは多い。よく目に付くのが「人妻」「熟女」という類であり、これはほぼ信用してよい。逆に、「女教師」「ナース」「OL」などといった職業系は、単なるイメージと思ったほうがよかった。以前、現役の中学教師をしている女性の何人かにも副業かアルバイトをすることはあるかと聞いたところ、全員が「無理」「不可能」と答えた。学校教職員の仕事は忙しく、そんな時間的余裕は無いそうである。ナースもまた同意見だった。  ただし、三行広告系ではないが、吉原のソープランドで、アルバイトをしながら風俗で働いている女性には何人か会ったことがある。なので、「OL」は実際にあったかもしれない。  次に「営業」によく見かけたのは大人のパーティだった。これは首都圏限定の裏風俗で、88年ころに都内に出現し、90年代末から2000年代初頭に全盛を迎えた。筆者が調べたところ、92年ころにはJR山手線沿線に12ほどが営業していたに過ぎないが、98年頃になると都内だけでなく埼玉や神奈川、千葉までエリアを広げ、その数も20から30、あるいはそれ以上だったと思われる。 「大人のパーティ」  マンションの一室で営業。男性客は居間には数名の女性のひとりを指名し、別室に移動してプレイ。指名は必ず男性客が行い、女性から誘うことはない。簡単な料理や飲み物などが用意されており、飲食は自由だった。一時は摘発を受けるなどして、壊滅状態だったが昨今になり復活しつつあるという。 三行広告の業者はボッタクリ?  次に「お知らせ」「雑件」「SM」だが、このあたりの分類はさほど厳密ではない。「営業」の欄にもSMクラブの広告は多かったし、「お知らせ」「雑件」も同様だった。若干の違いといえば、「雑件」には女装系やフェチ系、スワッピングパーティなど、ややマニアックなものがいくらかあった程度である。  「三行広告の業者は怪しい」とか「信用できるのか。ボッタクリとかはないのか」などと、知り合いなどによく聞かれた。だが、筆者の経験で言えば、三行広告の風俗で、ウソやボッタクリにあったことは一度もない。料金などのシステムは電話で聞けばきちんと教えてくれるし、納得できない料金を請求されたことは皆無である。  「出会いの広場」はデートクラブの広告がメインだった。しばしば混同されるが、デートクラブまたは恋人紹介所と呼ばれるものは、デートサークルあるいはホテトルとはやや異なる。デートサークルは風俗だが、デートサークルはあくまで一般女性を紹介するだけというのが建前だった。なので、顧客はあらかじめ会員登録が必要というケースをよく見かけた。  ただし、その実態はどうなのかわからない。出張系風俗で働く女性から、「週に2回くらい、恋人紹介でも仕事をしている」という話を聞いたことがある。だが、それだからといって、デートサークルすべてが実質的に風俗だったかどうかは不明だ。 三行広告の過激化  次に『レジャーニューズ』だが、こちらは紙面のほとんどが風俗系の広告で埋め尽くされていたというスタイルで、形式としての三行広告はごくわずかだった。だが、その風俗広告の大部分もアングラ系で、ピンクチラシを紙面に張り詰めたような構成だった。なので、内容的には三行広告的だったと考えられよう。  内容的にはホテトルがメインで、大人のパーティなどの広告も盛り込まれていた。何より見やすく使い勝手がいいので、ファンは多かった。」  また、分量は少ないが「文通欄」もあった。いわゆる「出会い系」である。また、「ドッキリする写真 切手代だけで進呈」といった、エロ系実話誌でおなじみのエロ広告が掲載されていたのも、『レジャーニューズ』の特色のひとつだった。  『夕刊フジ』の広告は、スタイルにおいても、まさに三行広告そのものだった。2行または3行、ほかにも5行くらいの広告もあり、ジャンルも『内外タイムス』とほぼ同じであった。  さらに、風俗関係では過激あるいは刺激的なコピーも珍しくなかった。たとえば、電話番号の上に「生OK」などと載せた広告などである。その意味は、推して知るべしであろう。  その他、裏ビデオ販売の三行広告もあった。事務所などで直接購入できる場合には「試写あり」と記されていた。見てから購入できるという意味である。裏ビデオ関係は、ほどなく通販へと移行していく。  こうした三行広告は、90年代後半から2001年ころまでに最盛期となった。この時期、分量だけでなく、バリエーションも豊富になっていた。もしかしたら、三行広告系の裏風俗だけでなく、あらゆる風俗が最も盛んだった時期かもしれない。 「NN」「ぷち」「露」「ふんどし娘」 小さな広告で効率良く集客するために、大胆な見出しが紙面に掲載されていた。   「大人のパーティ」「裏ビデオ販売」三行広告の終焉  しかし、そうした時期は長くは続かなかった。  2002年に韓国でサッカーのFIFAワールドカップが韓国で開催されたが、それに伴う健全化の流れで、『夕刊フジ』は一部を除いて三行広告を廃止した。さらに、2004年ころから当局による風俗等への取り締まり強化、いわゆる浄化作戦が進められる。  こうした流れの中で、『レジャーニューズ』が2008年10月に、『内外タイムス』が2009年11月に、相次いで休刊した。これによって、風俗・アダルト系の三行広告は終焉を迎えたといっても過言ではないだろう。  三行広告の激減によって、影響を受けた業種もすくなくないと思われるたとえば、集客のほぼ100%を三行広告に頼っていた大人のパーティなどは、壊滅状態になったと考えられる。  現在でも、スポーツ新聞や夕刊紙にはいくらかの三行広告が掲載されている。だが、かつてのような勢いはない。  筆者が以前、『内外タイムス』『夕刊フジ』をほぼ毎日、そして月曜と木曜には『レジャーニューズ』をそれぞれ購入しては、三行広告を隅々までチェックしていたのは、すでに遠い過去のこととなってしまったことは時代の流れといえようか。 (文=橋本玉泉)

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