「03カルチャー」の記事一覧(34 / 60ページ)

ふなっしーが羽生の「世界キャラさみっと」に登場!ちっちゃいおっさんやイーサキングと仲良し『プルプル』トーク!

<p> 国内外の人気ご当地キャラクターが一同に会する毎年恒例のキャライベント「第6回世界キャラクターさみっとin羽生」が21日、羽生市内の羽生水郷公園で行われ、千葉県船橋市在住の非公認キャラクター、ふなっしーが登場。元気いっぱいのパフォーマンスを披露した。<br />
 ふなっしーはまた、“友人”を公言する兵庫県尼崎市の公認キャラ、ちっちゃいおっさんや、鹿児島県伊佐市の公認マスコット、イーサキングらを連れ立って、自らメインキャラとして登場する同期型マルチプレイパズルゲーム 『いっしょにプルプル』もご機嫌にPRした。</p>

まさか!? なんでここが都心の幼稚園なんだろう? カメラマンに泥水をかけてくる園児たちを追った『子どもは風をえがく』

<p> 長編ドキュメンタリー映画とは、膨大な取材量によってはじめて価値を生むものである。</p>

<p> どんなに美しく、力強い映像を幾度となく撮影しようとも、その背後にやむなくカットされた大量のフィルムがなければ、薄っぺらさは透けて見えてしまうのではないだろうか?</p>

<p> ラピュタ阿佐ヶ谷での封切り公開を先月好評の中で終え、現在も全国で巡回上映中の『子どもは風をえがく』(監督:筒井勝彦)は、これでもかという映像取材の成果が強靭に焼き付けられた作品である。</p>

“ニルヴァーナ・トリップ”からバトルまで 読み手を選ぶ、異色のサウナマンガ『フィンランド・サガ』

<p>「いつだってそう、真実はサウナでつぶやかれる」</p>

<p> 今年もいよいよ、さむ~い冬がやって来ます。この季節、温泉や銭湯もいいですけど、体を芯から温めるんだったら、なんといってもサウナじゃないでしょうか。</p>

<p> スーパー銭湯や健康ランドには、必ずといっていいほどサウナが常設されています。それほどまでに、サウナ人口は多いのです。しかし「サウナなんか使ったことない」「熱いし、息苦しいし、いったい誰が得するんだよ、あんなもの」と思っている人もまた、結構多いのではないでしょうか。</p>

人気シリーズついに完結! カットニスたちの運命は……『ハンガー・ゲーム FINAL:レボリューション』

hanger1120
Photo Credit Murray Close/TM&(C)2015 LIONS GATE FILMS INC.ALL RIGHTS RESERVED.

 今週取り上げる最新映画は、世界同時公開されるメガヒットシリーズの完結編と、世界初のロボット演劇を映画化した意欲作。どちらも近未来の世界を舞台にしながら、革命の最終決戦をスペクタクル満載で描くハリウッド製アクション大作と、人間存在の内側を見つめる静かなタッチの邦画、好対照な2作品だ。

 『ハンガー・ゲーム FINAL:レボリューション』(11月20日公開)は、人気ヤングアダルト小説を原作にジェニファー・ローレンス主演で映画化した『ハンガー・ゲーム』(2012)シリーズの4作目となる完結編。独裁国家パネムに抵抗する反乱軍は、コイン首相らの思惑通り、カットニス(ローレンス)が革命の象徴となって勢力を増す。大勢の命を奪う戦争を終わらせるため、カットニスは冷酷な独裁者・スノー大統領の暗殺を決意し、ゲイル、ピータらとともに首都進攻を開始。だが、待ち受ける政府軍と無数の罠により、カットニスは一人また一人と仲間を失っていく。

続きを読む

タマや根元が圧迫されてゾワゾワ…『力丸 ラクーン』で新たな快感スイッチを手に入れろ!

『月刊サイゾー』にて好評連載中の「妄想指南」。今月の「妄想指南」はタマタマに焦点を当てた珍しいアダルトグッズをピックアップ! ――今月は男性器の根元と睾丸を締めつけるコックリングの『力丸 ラクーン』です。 秋山竜次(以下、秋山)まず、タマに作用するグッズは珍しいのではないでしょ…

殺処分寸前の犬たちが人間に復讐する!! ハンガリー映画に込められた社会的弱者たちの叫び

<p> 犬と人間との関係を描いた映画がこの秋、次々と劇場公開されている。キアヌ・リーヴス主演の『ジョン・ウィック』は家族同様にかわいがっていたビーグル犬を殺された元殺し屋が復讐に燃えるアクションノワールとして人気を呼び、トルコ原産の大型犬カンガールドッグと孤独な少年との交流を描いたトルコ映画『シーヴァス 王子さまになれなかった少年と負け犬だった闘犬の物語』はロングラン上映中だ。12月から公開される3Dアニメ『I LOVE スヌーピー』では、“永遠のダメ少年”チャーリー・ブラウンが憧れの女の子の気を惹こうと愛犬スヌーピーに見守られながら学芸会の特訓に励む。どの作品も人間と犬との掛け替えのないパートナーシップが描かれている。そんな中で極めつけの犬映画といえるのが、11月21日(土)より公開されるハンガリー映画『ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲』。施設に収容されていた犬たちが一斉蜂起し、虐待した人間たちに襲い掛かるという異色の動物パニックムービーなのだ。</p>

ソ連とアメリカが手を組んだ!? 史上最悪の2人が活躍する『コードネーム U.N.C.L.E.』

MFU-04428.jpg
(C)2015 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC ALL RIGHTS RESERVED

 今週取り上げる最新映画は、1960年代のヨーロッパを舞台に、米ソの凄腕スパイが共闘するスタイリッシュな活劇と、問題を抱えたCIA工作員と借金苦のヘタレ男が捏造映像制作で奮闘する異色喜劇。2作品とも、対立していた2人がコンビを組むことから生まれる、緊張感と笑いがストーリーを盛り上げる(いずれも11月14日公開)。

『コードネーム U.N.C.L.E.』は、1960年代の英TVシリーズ『0011 ナポレオン・ソロ』をベースに、『シャーロック・ホームズ』シリーズのガイ・リッチー監督が映画化したスパイアクション。東西冷戦下の60年代前半、核兵器で世界を滅ぼそうとするテロ計画の情報をつかんだ米国とソ連は、それぞれナンバーワンのスパイをベルリンへ送り込む。CIAのナポレオン・ソロとKGBのクリヤキンは当初、テロ組織に拉致された核科学者の娘ギャビーを確保するため激しく対立するが、上層部の意向により、手を組んで組織に潜入することになる。

『007』や『ミッション・インポッシブル』というスパイ物の代表格はいずれも、主人公のエリートスパイがチームに支えられながら活躍するのに対し、本作は互いに反目し合う米ソのスパイがコンビを組む設定が際立って面白い。『マン・オブ・スティール』(2013)のヘンリー・カビルが演じるソロは金庫破りを得意とするスマートなプレイボーイ、『ローン・レンジャー』(13)のアーミー・ハマーが扮するクリヤキンは直情型で真面目な格闘技の達人。好対照なイケメン2人がぶつかり合いながら共闘する展開は、バディムービーとしても秀逸だ。ギャビー役には話題作への出演が続く新進女優アリシア・ビキャンデル、テロ組織を操る悪女ヴィクトリア役に『華麗なるギャツビー』(13)のエリザベス・デビッキと、タイプの異なる美女の競演も60年代ファッションと合わせて楽しめる。

続きを読む

「蛾は“愛らしい方”」蛾に心酔するアーティスト【蛾売りおじさん】って!?

ga01

 筆者が働いている大阪・中津の「シカク」という書店で、あるイベントのチラシを目にした。表には暗い月夜に羽ばたく毒々しい「蛾」。裏を見ると「蛾売りおじさん個展」とあり、開催日や会場の案内が記されている。どうやら「蛾売りおじさん」という人物の個展案内らしい。そして、そこにはこんな一文が。

「蛾売りおじさんは、蛾の刺繍ブローチや絵画作品を制作しています。蛾の印象向上に努めて参ります」

「蛾の印象向上」に努めているというところにただならぬ迫力を感じて調べてみると、ご本人のTwitterアカウントが見つかった。そこには驚くほど精巧に蛾を模した作品の数々が画像付きで紹介されていて、目を引かれつつ、直視するのが怖いほどだった。おそらく大多数の人と同じく、私は蛾が苦手である……。

ga02

 とはいえ、「蛾売りおじさん」とはいったいどんな人物なのか、気になって仕方がない。そこで、思い切って話を聞いてみることにした。ちなみに「おじさん」と名乗ってはいても、ご本人は20代後半の女性である!

――いつ頃から「蛾売りおじさん」として活動しているのですか?

蛾売りおじさん(以下、おじさん) 4年前のことです。友人にプレゼントするため、蛾ブローチを作ったのがきっかけでした。蛾と布の相性がとてもよく、自分で言うのもなんですが、とてもかわいらしいものができたんです! その友人の勧めもあって、当時通っていた大学の学祭で売ろうということになり、制作を始めました。

――なぜ「蛾売りおじさん」なのですか?

おじさん 数年前に、ヒゲにハマっていた時期がありまして……。『世界ヒゲ選手権』という大会で、世界各国の、ヒゲにとてつもなく深いこだわりを持った人たちの姿を見たのがきっかけでした。その影響で、イベント参加時に付けヒゲをしたいと思いまして、その理由付けとして、おじさんを名乗ることになったんです。

――なるほど、ヒゲありきの「おじさん」だったんですね。それにしても、「蛾ブローチ」の羽の模様はすごく精巧にできていますが、これはどのように作られているのでしょうか?

おじさん ひと針ひと針、手刺繍で制作しています。本物の蛾も、透明の翅を土台に鱗粉が一粒一粒乗っかって、、あの精巧で美しい模様を作っているんですが、鱗粉を糸に置き換えるようなイメージで制作しています。

ga03

――そもそも、蛾に魅入られるきっかけって、なんだったんですか?

おじさん もともとは芋虫好きだったのですが、ある時、大きめの蛾に出会って、そのモフモフとした胴体、黒くてクリクリとした瞳、うさ耳のような櫛形触覚、高級絨毯のような美しい翅……! そのすべてに、一目惚れのごとくぞっこんに惚れ込んでしまいました。インターネットや図鑑などで調べていくと、ますます興味が湧き、明かりに集まる蛾を求めて、夜中のコンビニ巡りを始めました。住んでいたところが山に近いこともあり、写真で見てアイドルのように感じていた方たちにぞくぞくと出会うことができて、より一層のめり込んでいきました。

ga04

――蛾を目当てに、夜のコンビニに来ている人がいるとは思いませんでした! 私は蛾が苦手なのですが、同じ意見の人が多いかと思います。そんな世の中をどう思われますか?

おじさん 蝶が苦手という人はあまりいないのに、蛾が苦手という人が多いことを不思議に思っています。おそらく、よく知らないことが一番の要因だと思います。「毒がありそう……」とか「鱗粉をまき散らす」など、ネガティブな印象をよく聞きます。でも、実際のところ毒を持っている方はほんの一握りで、ほとんどの方に毒はありません。また、蝶に比べて蛾に鱗粉が多いのは夜に活動するからで、夜は昼に比べて温度が低いため、熱を逃がさないようにしているのだと思います。寒い日に、毛皮のコートをまとうようなものではないでしょうか。予想外のほうに飛んでくるのを怖がる人もいるようですが、実際は飛ぶのがへたっぴな「どじっこさん」なんです。

ga05

――蛾のことを「どじっこさん」と思って見たことがなかったので、新鮮です。蝶より蛾のほうがお好きなのですか?

おじさん 蝶も好きですが、蛾のほうに、より魅力を感じます。蛾は日本だけでも6,000種以上いるといわれるくらい、種類が豊富です。蝶は250種類ほどで、むしろ蛾の種類の中に蝶が入っているようなものです。種類が多いこともあって、身近で出会う可能性が高いのも魅力のひとつだと思っています。しかも、蛾は飛ぶのが苦手なためか、一度止まるとじーっとしていまして、観察したい放題なのもいいです。

ga06
ga07

――どうしても、蛾をじっと観察するのに、まだ抵抗が……。「蛾売りおじさん」の作品を購入されるのは、蛾が大好きな人ばかりですか?

おじさん どちらもいらっしゃいます。蛾がお好きな人はこだわりどころをわかっていただける人が多いですし、実物は苦手でも、制作物としてなら平気だとおっしゃる人もいらっしゃいます。作品をきっかけに、本物の蛾に対しても愛着を感じてくださる人もいらっしゃって、そのような報告を聞くと大変うれしく感じます。

ga08

――最近、イチ押しの蛾はいたりしますか?

おじさん 個展のDMにも起用しているのですが、「イボタガ」という方をとても特別に思っています。シックなブラウンを基調とした複雑で精巧な模様は大変美しく、初めてお会いした日を忘れることができません……。最近気になっている方は「フユシャク」の仲間です。冬は虫が少なくなるシーズンですが、蛾にはシーズンオフはありません。冬には冬の蛾がいるのです! ぽってりとしたおなかが大変愛らしい方なんです。これからシーズンなので、お会いできるとうれしいです。

――「蛾売りおじさん」としての目標や夢などは、ありますでしょうか?

おじさん 負のイメージを持たれがちな方たちですが、知ってみると、とても魅力的で素敵な方々です。少しでも、蛾の良さを知っていただけるきっかけを作れたならうれしいです。蛾の印象が向上するよう励んで参ります。たくさんの種類がいるので、一種類でも多くの方を作れたらいいなぁと思います。

ga09
※中央の「猫蛾」は蛾売りおじさんの創作蛾

***

 蛾売りおじさんは、蛾のことを「愛らしい方」と呼ぶ。「繊細に織られたマントに毛皮の首巻きや手袋をまとっている蛾のデザインは、まるで紳士淑女のようなのです。高貴な方々のように感じてしまい、なんだか呼び捨てできないんです」と語るところからも、その愛の強さがうかがえる。蛾売りおじさんの個展情報をTwitterの公式アカウントやブログでチェックして、蛾嫌いを克服しに行ってみませんか!
(文=スズキナオ http://roujin.pico2culture.jp/

蛾売りおじさん – Twitter
https://twitter.com/higenogauri>

ガブログ
http://blog.goo.ne.jp/higenogauri>

グダグダすぎる主人公を反面教師に! 全国の浪人生に贈る、予備校生マンガ『冬物語』 

<p> 予備校は受験勉強するところ? いえいえ……恋をするところです!</p>

<p> 皆さんは、予備校に通ってましたか? 最近は少子化で、すっかり予備校の存在感は薄れており、目立っているのは「今でしょ!」の林修先生ぐらいですが、1970~90年代前半までは大学受験バブル。大学行くなら浪人して当たり前という、予備校天国の時代でした。かくいう僕も、かつては予備校で浪人生をしてました。</p>

<p> 予備校といえば、その代名詞ともいえるのが駿台予備学校、河合塾、代々木ゼミナールのいわゆる3大予備校。「生徒の駿台、机の河合、講師の代ゼミ」なんて言われてました。いま思うと、「机の河合」って、扱いがヒドすぎますね。<br />
</p>

不器用に生き抜く姿に心打たれる! 21世紀的群像劇『恋人たち』

koibitotachi04fri
(C)松竹ブロードキャスティング/アーク・フィルムズ

 今週取り上げる最新映画は、現代の日本を舞台に、殺し屋たちが暗躍する裏社会の抗争に主人公が巻き込まれるサスペンスと、人を愛するがゆえに挫折し傷つく人々を描く群像ドラマの2作品。ベストセラー小説を原作に人気俳優をそろえた前者と、ほぼ新人の俳優3人をメインに据えて当て書きした脚本の後者とで、構えは大きく異なるが、キャストの熱演と作り手の真摯な姿勢は互いに引けを取らない力作たちだ。

『グラスホッパー』(11月7日公開)は、伊坂幸太郎の小説を生田斗真主演で映画化したサスペンス娯楽大作。仕組まれた交通事故で婚約者を失った教師・鈴木(生田)は、復讐のため退職して、裏社会の組織に潜り込む。だが狙った相手は、車道沿いで背中を押して事故死を偽装する「押し屋」(吉岡秀隆)によって殺されてしまう。命じられて押し屋を追跡する鈴木だったが、復讐の意図がバレ、組織から追われる身に。その頃、相手を絶望させる眼力で自殺に追い込む「鯨」(浅野忠信)、若きナイフの使い手「蝉」(山田涼介)という2人の殺し屋も、組織を揺るがす壮絶な抗争に巻き込まれていく。

続きを読む

サブコンテンツ

このページの先頭へ