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「絵がダサイ」有吉弘行が『ジャンプ』新連載を痛烈ディス!? しかし「注目して欲しい」という想いも

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『Dr.STONE』週刊少年ジャンプ公式サイトより

 3月12日放送のラジオ番組『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』(JFN系)で、有吉弘行が「週刊少年ジャンプ」(集英社)の新連載マンガを得意の毒舌で評し、そのコメントにマンガ・ジャンプ好きから注目を集めている。

 有吉が触れたたのは2017年14号より連載がスタートした『Dr.STONE』(集英社)。同作は、原作を『アイシールド21』(集英社)の稲垣理一郎、作画を『サンケンロック』(少年画報社)や『ORIGIN』(講談社)のBoichiが担当する新連載ということで、期待を寄せられていた一作。

『Dr.STONE』は、ある日世界に降り注いだ謎の光によってほぼ全ての生物が石化してしまうというストーリーからスタート。強靭な精神力によって、石化している約3,700年の間意識を失わなかった真面目で体力馬鹿な“大樹”と、その友人で科学に詳しい“千空”は、西暦5738年に石化から解放され、文明が滅びた石の世界(ストーンワールド)で冒険を始める――。

 壮大なSF冒険譚を期待させてくれる同作には「既にめちゃめちゃ面白い」「第一話で確信した。これは確実にヒットする」「ここ最近の色んな新連載の中でも別格のクオリティだわ」と、SNSなどネット上では好意的な意見が多く上がることに。しかし有吉の見方は違ったようだ。

 有吉は多くの気になる点や引っかかるところがあると指摘し、まず「ちょっと絵がダサイのよね」「絵が古いんだよな」と作画を一刀両断。千空に関しては「凄い髪型をしていて非常に絵がダサイ」と具体的な箇所を挙げていた。さらに千空は石化している間ずっと時間を数えて意識を保っていたのだが、それについても「ありえない」といった感じで大笑いしていた。また、壮大すぎる設定については「大丈夫?」と心配をする場面も。

 ただ有吉は単に同作をディスっているわけではないらしい。「最近、ジャンプでちょっとハズレが多くて」と、マンガファンとして「ジャンプ」の近況を憂いているという姿勢をアピール。

「『Dr.STONE』注目して欲しいんですよ」と有吉は話し、ダサいといってる絵についても「上手いのは上手い、意図しているのかちょっと古いタッチ」とフォローもしていた。3月12日には自身のTwitter(@ariyoshihiroiki)で、少年ジャンプ編集部アカウント(@jump_henshubu)の『Dr.STONE』宣伝ツイートをリツイートし、「うーWBCすげぇ試合。プロレスもDr.STONEも気になるが、頑張って日本!!」と綴っていた。この有吉のツイートには稲垣理一郎もTwitter(@reach_ina)で「わ、ちょっと嬉しい!」と反応。

 有吉も注目の『Dr.STONE』は今後どんな展開を迎えていくのか。非常に楽しみだ。

「コクタイシャリコクタイシャリ」『サザエさん』でタラオが謎の呪文でいじめっ子を撃退! あのレアキャラも久々登場!?

「コクタイシャリコクタイシャリ」『サザエさん』でタラオが謎の呪文でいじめっ子を撃退! あのレアキャラも久々登場!?の画像1
アニメ『サザエさん』公式サイトより。

 3月12日に放送されたTVアニメ『サザエさん』(フジテレビ系)。今週もネット民たちが楽しく実況をしながら視聴していたので、ネットの声とともに内容を紹介したい。

 この日最初に放送されたのは作品No.7594の「タラちゃん涙の味」。開幕早々大泣きしているタラオのシーンから始まるや、タラオ嫌いのネット民の一部からは「タラヲうるせええええ」「開幕タラヲかよ」と敵意を剥き出しに。サザエも珍しく厳しく叱り「男の子がいつまでも泣かないの」と注意。だがこのサザエの言葉にもネット民は「男女差別すんな」とツッコミを入れる。

 そんな中、卒業式で泣いている女子学生を見たタラオは「女の子なら泣いても怒られないから」と、女の子になりたいと言い始める。女々しいタラオを見てカツオは「男は顔で笑って心で泣くもんなんだ」と小5とは思えない言葉で諭す。これには「さすがカツオさん!」「さすカツ」とネットで恒例のカツオアゲ。

 タラオから心で泣く方法を聞かれたカツオだが、なにも用意していなかったため、たまたま目に入った学校の時間割表を見て、泣きたくなったら「『コクタイシャリ』という呪文を唱えればいいんだよ」と国語・体育・社会・理科の頭文字を取った適当な呪文を教える。

 そしてある日、リカちゃんと公園でブランコをしていたタラオの元に、いじめっ子のタケオがやってきてブランコを奪い取ろうとタラオを突き飛ばす。するとタラオは涙をこらえるために「コクタイシャリ、コクタイシャリ」と唱え始め、その不気味な様子を見てタケオは逃げていく――最終的には、伊佐坂家の長女・浮江が「泣き虫の子はみんな優しい」と言うと、タラオも「コクタイシャリ」の呪文を唱えるのをやめるというオチに。ジェンダー論に踏み込むのかと一瞬思わせておきながら、いつも通りのクオリティを披露したのだった。

 次に放送されたのは作品No.7600の「健康がいちばん」。波平ももう年なので、健康のために適度な運動をしてほしいと思うフネやサザエだが、休みの日はグータラしてなかなか動かない。するとまたもやカツオが登場し「僕に任せて」と波平に運動をさせると言い出す。

 カツオは、タラオを波平と遊ぶように仕向け、肩車での飛行機ごっこなどのハードな遊びをさせる。「軍師カツオ」「さすがカッツォさん」「さすカツ」とここでもカツオに賛辞の声が。最終的にカツオの作戦を知った波平は「バッカモーン」と激怒するものの、家族のみんなは波平の体を心配しているだけだと言われると丸く収まるのだった。

 最後に放送されたのは作品No.7593の「こんにちはご先祖さま」。お彼岸ということで磯野家の先祖にお供え物をしようという話。波平そっくりな霊体の磯野家の先祖、磯野藻屑 源素太皆(いそのもくず みなもとのすたみな)が久しぶりに登場し「スタミナキタ――」「太皆さんくっそ久々に見た」「磯野藻屑源素太皆久しぶりに見たわw もうそんな時期か」といった声が上がっていた。

 3月19日は『ちびまる子ちゃん』(フジテレビ系)が1時間スペシャルを放送するため『サザエさん』は休みだが、3月26日には放送2,400回記念スペシャルが放送される。一家が熊本・大分へ行くのだが一体どんな展開となるのか。楽しみに待とう!

『サザエさん』マスオに不倫疑惑!? 寝言で「ナオミー!」と女性の名前を叫び視聴者騒然!

『サザエさん』マスオに不倫疑惑!? 寝言で「ナオミー!」と女性の名前を叫び視聴者騒然!の画像1
『サザエさん』公式サイトより。

 3月5日に放送されたTVアニメ『サザエさん』(フジテレビ系)。今週もネット民たちは実況をしながら楽しく視聴していたので、ネットの声とともに内容を紹介したい。

 この日は、波平やマスオが普段当たり前にしてもらっている家事に感謝する、作品No.7595の「あたりまえ大作戦」。伊佐坂先生の原稿を待つ間、いつも磯野家で昼寝しているノリスケを見て、楽そうだからという理由で編集者になりたいとカツオが言い出す、作品No.7589の「未来はバラ色」が放送されたが、特に話題となっていたのが作品No.7584の「寝言のいろいろ」。

 タラオの友だちのリカちゃんが寝言で「タラちゃん……。タラちゃんってば……」と言っているシーンから始まると、ネットは早速「発情期かよ」「夢の中で何してんだよwww」「開幕早々エロ展開キター!」と妄想力を膨らませて盛り上がる。

 リカちゃんは母親から寝言でタラオの名前を呼んでいたことを教えられると、「このことは絶対にタラちゃんに言わないでよ」と恥ずかしがってしまう。しかしリカちゃんの母親はあっさりとサザエとワカメに報告。さらにワカメがこの話をカツオに告げると、カツオは「モテるんだなタラちゃん」「寝言で嫌いな人の名前を呼ぶわけないじゃないか」と推測。そして「堀川君はワカメの名前を絶叫してるんじゃないか?」と唐突に堀川君の名をあげる。

 ところがワカメは「それは絶対ないわ」「堀川君は一度も夢を見たこと無いって自慢してたもん」と堀川君の奇行を紹介しながら激しく否定。マスオがやんわりと「それは見たことないんじゃなくて見たことを忘れているんだよ」と言い添えるも、ワカメは「(堀川君は)お母さんの名前を忘れるくらいですもんね」と納得していた。

 本人のいないところで次々とおかしな言動がばらされ、すっかり作中でもネタキャラ扱いされている堀川君。これには「公式も求める堀川の狂いっぷり」「堀川の設定どうなってんだよ」「もう完全に堀川のキャラが崩壊してる件」とネット民からでさえも驚きの声が。

 次の日、マスオさんの会社に頬に絆創膏を貼ったアナゴさんが出勤してきた。寝言で女性の名前を出したことで、鬼嫁からきつーく怒られたらしい。カツオのクラスメイト・カオリちゃんも夢にカツオが出てきたらしく、カツオはこれを聞いてテンション爆上がり。だがその夢の内容がカツオが廊下に立たされているものと聞くと酷く落ち込んでしまった――と寝言にまつわるアレコレを見せながら、物語は進行していく。

 一方、夢の一件以来、恥ずかしがってタラオと遊ぶことを拒否してしまっていたリカちゃん。しかしある日、今度はタラオが夢を見て「リカちゃん……」と3回呟いたのだ。それを早速報告すると、あっさりリカちゃんは機嫌を直して再びタラオと遊ぶように。リカちゃんが2回「タラちゃん」と呟いたことに対し、タラオは3回だったのが良かったらしい。

 こうしてほのぼの話が終わるかに見えたが、この話には衝撃的なオチが待っていた。ある日の夜、マスオが突如寝言で「ナオミー! ナオミー!」と叫び出したのだ。ネットでは「えええええええええ!」「不倫キター!」「磯野家崩壊の危機!」「こいつらの寝言やばすぎだろ!」と大興奮の声が。

 サザエがこのことをマスオに問い詰めると、マスオ曰くナオミとは「ナオミホマレ」という競走馬の名前だとのこと。サザエはこれを素直に信じて不倫疑惑は一応晴れたが、競馬に行っていたことで結局怒られてしまうマスオであった。

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同人誌は敷居が上がりすぎ? 多忙な消費の陰で、文化が衰退期に向かう可能性

同人誌は敷居が上がりすぎ? 多忙な消費の陰で、文化が衰退期に向かう可能性の画像1
「togetter」より。

 出版業界が年々市場を減らしている一方で、活況が止まるところを知らないと見られている同人誌市場。しかし、その同人誌も今や「敷居が上がりすぎて、新規では参入しにくくなっている」という問題提起が注目を集めている。

 いったい、いつの間にそんなことになったのか……?

 togetterでも、まとめられているこの話題(https://togetter.com/li/1084709)。

 敷居が高いと感じる人々が主張するのは、本気度の高い人が増えたということ。かつて、地方や中小のイベントではラミカやシール、便せん程度で気軽に参加している人が多かった。今では、そうしたサークル参加者が減っていることは確かなことのようだ。ある即売会関係者は語る。

「今ではpixivなどで作品を公開することもできますから、実際に本を出すことは、一段ステージの高いものだと認識されているのでしょう。とはいえ、グッズは小ロットでも作りやすくなりました。昔みたいな手作りのラミカは減りましたけどね」

 かつては、交流目的でグッズを制作してサークル参加する人も多かった。しかし現在では、わざわざ出会いを探さなくても、ネットで気軽に交流することができる。結果、同人誌というものが、敷居が高い存在に見えているということのようだ。

 これに加えて、敷居が高いもののように見えている要因は、同人誌即売会が都市部で開催される大規模なものに集約されつつあること。とりわけ地方の即売会は、どこも縮小傾向にある。わざわざ地方の即売会に足を運ばなくても、都市部のそれで十分と考える人が多数派になっているからだ。

 つまり、様々な即売会をめぐって、新しい発見をしようとする意識を持っている人自体が減っているらしい。

「今や同人でなくても、公式でグッズは至れり尽くせりです。それに、ネットで見られる作品……たとえばpixivなどでも、とてもすべてを見ることが難しいくらいの量があふれています。わざわざ“もっと、すごいもの”を探そうという意識は起きないんじゃないでしょうか」(前述関係者)

 あらゆるコンテンツが豊かになったことで、消費することだけでも処理しきれない。結果、新しいものを探そうとか、作ろうという意識は鈍化しているということか。

 新しいものを生み出すことの楽しさを知る人が減ってしまえば、同人誌文化も衰退してしまう。けれども、それはわざわざ教えることができるものではない……。
(文=昼間たかし)

2016年の市場でデジタルが伸長しているけれど……それでもまだ、紙が優勢なマンガ市場の動向

2016年の市場でデジタルが伸長しているけれど……それでもまだ、紙が優勢なマンガ市場の動向の画像1
公益社団法人 全国出版協会・公式サイトより。

 もはや、マンガを紙の本で買う時代は終わりつつあるのか……?

 2016年の市場動向から、マンガが電子に移行している実態が明らかになってきた。2月に発表された出版科学研究所の調査によれば16年のコミック市場は、電子コミックスが前年比27.1%増の1,460億円となった。

 一方で、紙コミックスは7.4%減の1,947億円と、いよいよ2,000億円を割り込んでしまっている。

 では、市場全体が沈んでいるのかといえば、そんなことはない。紙と電子を合わせたコミックス・コミック誌総合計は0.4%増の4,454億円と微増しているのである。つまり、電子が紙を補完する形で市場自体は拡大しているというわけである。

 実際、出版社の収益でも、デジタルの負う部分は大きくなっている。2月に発表された講談社の決算報告(平成27年12月1日~平成28年11月30日)では、売上高のうち、デジタル・版権収入にあたる「事業収入」が前年度比29.7%増の283億5,300万円。雑誌(7.4%減)、書籍(1.1%減)を大きくカバーしているのだ。

 昨年5月に発表された小学館の決算(平成27年3月1日~平成28年2月29日)でも「出版売上」が前年度比13.1%減の一方で「デジタル収入」は54.4%増となっている。

 ここ数年、マンガ市場における電子の割合が増えているのは、紛れもない事実である。アプリやサイトなどで無料で配信した後に、紙、あるいは電子書籍で単行本として刊行するスタイルも当たり前になってきた。

 しかし、多くの編集者が口を揃えるのは「儲かるかどうかは、怪しい」という言葉。データを見る限りは微増しているのだが、その実感が現場には感じられないということか。

 ここで整理しなくてはならないのは、コミック市場で前年比27.1%増となった電子コミックの実態である。ある編集者に話を聞いたところ、次のような指摘が。

「紙で発行している雑誌や単行本の電子書籍は、伸びているでしょう。紙の下げ幅を電子書籍がカバーしているのは事実です。手に入りにくい関連本もカバーしているなど、電子書籍の利点のおかげで、プラスに見えますけど実際の市場は現状維持か、むしろ減っているんではないでしょうか」

 一口に「電子コミック市場」などの言い方がなされるが、「紙でも出しているマンガの雑誌・単行本の電子版→そこそこ売れている」「ウェブ発→ぜんぜん売れていない」というのが実情。とりわけ、乱立するウェブの媒体は成功しているとは言い難い。

 現に、ウェブ媒体で連載に連載されてアニメ化された作品は、どれもコケまくっている。ウェブを用いたプロモーションの効果は、ここ数年で効果が激減されたといわれているが、媒体も同様。無数の情報の森の中で、埋もれてしまっているのだ。

 つまり、いかに数字上はマンガにおける電子書籍の割合が増えたとはいえ「紙の時代が終わった」というわけではない様子。やはり、部数が減ったとはいえ、週単位・月単位で実物が店頭に並ぶことの価値は高いのか。
(文=昼間たかし)

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