「12プレミア」の記事一覧(12 / 16ページ)

フジテレビに抗議の電話が殺到で……とんねるず・石橋貴明、西内まりやへの公開セクハラで冠番組終了!?

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『まりやまにあ』(集英社)

 10月15日に放送された『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)で、とんねるずの石橋貴明が女優で歌手の西内まりやにセクハラ行為を連発したが、それが問題視され、番組の存続危機に陥っているという。

 番組の人気コーナー『食わず嫌い王』にゲスト出演した西内は、ハリウッド俳優のヒュー・ジャックマンと対戦。その際、隣に座っていた石橋が、緊張気味の西内に「(胸が)バクバクしている?」と胸を揉みしだくポーズを見せたのだ。

 また、西内がジムに通っているという話をすると、石橋は「どれどれ?」と再び彼女の胸元を触る素振り。石橋のセクハラ行為を見たヒューが、「スゴイな・・・・僕がそれをやったら問題だ」と苦言を呈すほどだった。

「西内は終始笑顔だったのものの、放送したフジテレビはもちろん、スポンサーにも視聴者からの抗議の電話が殺到。番組の打ち切りを検討せざるをえなくなりました。石橋の芸は『ハラスメント』なしでは成り立ちません。同様の事態がもう一度起きる可能性は高く、さすがにその時はスポンサーも批判を免れませんから」(広告代理店関係者)

 一方、相方の木梨憲武も先日放送された音楽特番「FNS歌謡祭」(フジテレビ系)の舞台に見栄晴を呼び込むドッキリを仕掛けて話題を呼んだ。

「この時はわけもわからず立ち尽くす見栄晴を面白がる人もいました。しかし、それはたまたまで、昨年の同番組でもゲストとして招待されていたヤンキース・田中将大をステージに誘い込んだり、『笑っていいとも!グランドフィナーレ』(フジテレビ系)でもオスマン・サンコンらを乱入させた際に視聴者をシラけさせ、視聴者から批判を食らいました」(テレビ誌ライター)

「ハラスメント」と「連れ込み」しか芸がなくなったとんねるず。以前から打ち切りが囁かれていただけに、いよいよ本当にテレビから姿を消す日が来たのかもしれない。

大沢樹生、赤坂晃ら元・光GENJIのスキャンダルで考える、ジャニーズの賞味期限問題

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『昨夜未明、大沢樹生が死にました…』(カンゼン)

 今月8日発売の「婦人公論」(中央公論新社)での元妻・喜多嶋舞の反論告発を受け、再び注目を集める大沢樹生の実子騒動。ことの発端は2013年末に報道された「大沢と息子が親子関係である確率は0%」というニュース。さらに翌年には大沢が涙ながらに会見を開き、自身の口から「“実父の可能性ゼロ”という結果がDNA鑑定で出た」と告白した。

「それまで喜多嶋サイドは沈黙を貫いてきましたが、11月に東京家裁から『大沢と息子の親子関係は存在しない』という判決が下されて以降、加熱するバッシングに耐え切れなくなったのでしょう。今回の『婦人公論』の記事では反撃とばかりに、息子との親子関係の話だけでなく、大沢の借金についてまで告発している。これでさらに泥沼化していきそうですね」(芸能記者A)

 ときを同じくして、8日発売の「女性自身」(光文社)では、赤坂晃が”子持ちの人妻”と宮古島に移住し、不倫逃避行中だと報じている。赤坂といえば、07年に覚せい剤所持の疑いで現行犯逮捕され、同時に当時所属していたジャニーズ事務所からも解雇された。さらに09年にも覚せい剤で捕まっており、実刑判決を受けた。

「赤坂は出所後、バーを経営したりしていましたが、今年に入って芸能界に復帰する動きを見せました。しかし、やはりクスリで実刑判決を受けているタレントを率先して使いたがる人間はおらず、役者として復帰するのは絶望的。本人にもその自覚があったのか、今は宮古島で焼肉店をオープンし、そこに連れ添っているのが今回報道された女性です」(同)

 大沢樹生と赤坂晃、この2人の共通点は言わずもがなジャニーズ事務所のアイドルとして一世風靡した光GENJIの元メンバーであるということ。1987年“超新星からのメッセージ”のキャッチコピーを掲げて「STAR LIGHT」でデビューした光GENJIは、一気にスターダムへと駆け上がった。

「よく言われている話ですが、当時の光GENJIの人気は今の嵐やSMAPの比じゃなかった。今のジャニーズの礎を築いた功労者ともいえるでしょう」(当時を知る芸能記者B)

 光GENJIという先人がいたからこそ、現在のジャニーズタレントたちの華々しい活躍があると言っても過言ではない。しかし、今のジャニーズを支持する若者たちは、そんな光GENJIについて苦々しい思いを抱いているという。

「大沢樹生さんや赤坂晃さんのニュースを見るにつけ、正直なところ萎えてしまいますね(苦笑)。この人たちがアイドルだったなんて信じられない。今のキスマイを見て、将来泥沼の離婚騒動を起こすとか、クスリで逮捕されるとか、そんなの想像できないし。でも光GENJIにも当時は私と同じようなファンがいたわけで…そう考えると、悲しくなってきます」(Kis-My-Ft2の20代女性ファン)

 10代20代は特に、光GENJIの活躍をリアルタイムで見ていない世代だ。大沢樹生や赤坂晃がジャニーズのアイドルであったことを知らなかった人も多いだろう。SMAPや嵐以上の人気があったはずの彼らは、どうしてここまで落ちぶれるはめになったのか。

「当時は社会現象にまでなった光GENJIですが、デビューしてからの3~4年目くらいまでが人気と売り上げのピークで、それ以降は下降線をたどる一方でした。まあ、当時のスターの典型的な話ですが、彼らは時代の寵児として祭り上げられたすえに天狗になってしまった。メンバー全員とはいいませんが、一部のメンバーのスタッフや後輩への対応はひどかった。あたりかまわず怒鳴りつけたり、蹴り飛ばしたり。

 若い彼らをきちんと教育できる人間も周りにいなかったのでしょう。芸能界でチヤホヤされて、調子に乗ったはいいが、あっという間に売れなくなって解散し、その後はこれといった成果も残せず、『元・光GENJI』という肩書で細々と活動するしかなくなった。

 現在でも芸能活動を続けているメンバーたちですが、評判が聞こえてくるのは、ジャニーズ事務所に残り演劇に力を入れている佐藤アツヒロくらいなもので、他のメンバーの話はさっぱりです」(前述の芸能記者B)

 ただのスキャンダルとしてだけでなく、「アイドルの成れの果て」として好奇の目を向けられる元・光GENJIたちの姿には、なんだか切なくもなるが、何も彼らだけが特別なわけではない。盛者必衰の芸能界、輝かしい活躍を見せる現役アイドルたちも将来はどうなるか分からない。しかし、現在のアイドルたちにはある変化が見られるという。

「光GENJIから教訓を得て……いるかどうかは分かりませんが(笑)、現在のアイドルたちは謙虚で愛想もいい。周囲に対して横暴な態度をとるような子もほとんどいません。とにかくスタッフにも視聴者にも愛されて、息の長いタレントになるよう努めている。さらに、年をとっていわゆる”美少年”から脱皮しても仕事が続けられるように、歌や踊りだけでなく、芝居や司会業などの技術を早いうちから磨いています。

 光GENJIの活動期間は8年間と実はそんなに長くないのですが、SMAPで24年目、嵐でもう16年目ですから、”時代の寵児”ではなく、長く愛される”国民的アイドル”へと進化を遂げたと思います」(前述の芸能記者A)

 ”若い女の子たちの憧れ”だけであった男性アイドルたちは、時代を経て”老若男女の共感を得るマルチタレント”に変化したというわけか。ともあれ、若さと勢いで今を駆け抜けるジャニーズのアイドルたちには、果たしてどんな未来が待っているのか。長い目で見守る必要がありそうだ。

カウコン出演者決定もジャニーズ内の雰囲気は最悪!? KAT-TUN・田口脱退騒動の余波

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「ジャニーズカウントダウン2015-2016」オフィシャルサイトより

「日テレ系音楽の祭典 ベストアーティスト」(11月24日放送)にて、グループ脱退と事務所退社を発表したKAT-TUNの田口淳之介だが、ファンのみならず業界内でもいまだその余波でザワついているとか。芸能記者の話。

「田口の脱退発表は一部の媒体のジャニーズ担当しか知らされておらず、女性誌やファッション誌など知らされていなかった媒体の担当者はあっけにとられたといいます。一部のアイドル誌では、すでに田口のインタビューを載せたものが発売されており、その中で田口は『KAT-TUNを辞めたいと思ったことはない』などと語っているのですが、今になって読むと白々しく思えてしまいますよね(苦笑)」

 唐突すぎる発表もさることながら、残されたメンバーが田口の脱退に納得できていない様子でいることや、田口自身から語られる脱退の理由があまりに不明瞭なため、結婚説や「田口は何者かに洗脳されているのでは?」というトンデモな疑惑まで飛び交っている。

 しかし、この発表よりも前からKAT-TUNの雰囲気はすでに悪かったという。今年5月に行われた東京ドーム公演での囲み取材に立ち会った関係者はこう語る。

「KAT-TUNにとっては3年ぶりの東京ドーム公演ということもあって、本人たちからも良いコメントが出るかと思ったのですが、まあ4人の雰囲気が暗い暗い(苦笑)。もともとKAT-TUNは他のジャニーズグループに比べて、喋りが達者なメンバーがいないので仕方がないのですが、全員がアラサーを迎えたいい大人なんですから、もう少し場を盛り上げるような素振りを見せてもいいのにと、記者たちも苦笑いでしたよ」

 圧倒的なカリスマ性を持っていた赤西仁や、ムードメーカーとしても機能していた田中聖が抜け、マスコミ対応も覚束ないグループになってしまったということか。さらに前述の芸能記者が続ける。

「ジャニーズの年に一度の大イベントでもあるカウントダウンコンサートの出演者も発表となり、そこにはKAT-TUNも名を連ねています。ですが気になるのは、『出演者は変更になる場合があります』という注意書きがわざわざされている点です。田口の出演があるのかないのかは、まだ微妙なところだといえるでしょう。

 それに今回のことで関係各所に迷惑をかけたのは紛れも無い事実。ジャニーズ全体の評判にも傷がつきましたから、同じくカウコンに出る近藤真彦や東山紀之などの大御所たちから苦言が出てもおかしくない。先輩たちの鶴の一声で出演が見送られることもあると思いますよ。案外厳しい上下関係を敷いてる事務所ですからね」

 今後は残されたメンバーが今回の騒動の尻ぬぐいをさせられるのか。結成10周年を前にして、受難の時を迎えることになりそうだ。

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和田アキ子、ももクロ、三代目JSB…ダサいからこその『紅白』、その悲喜こもごも

――女性向けメディアを中心に活躍するエッセイスト・高山真が、サイゾーの記事を斬る。男とは、女とは、そしてメディアとは? 超刺激的カルチャー論。

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サイゾー2015年12月号

  紅白歌合戦の出場者が発表されました。発表の少し前あたりから、サイゾーを含めさまざまなメディアでも「誰が紅白に出るのか」という話題が取り上げられました。まあ、日本国民のほとんどが手に汗握ってその発表を受け止める…という時代はとうの昔に過ぎ去りましたが、それでも発表当日は、出場する人、落選した人、それぞれに関する悲喜こもごもの報道がなされました。

 視聴者側からもっとも「?」を突きつけられた出場者といえば、和田アキ子ということになるでしょうか。かく言うあたくしも、もう何年も「和田アキ子を『紅白』で見るのはつらい」という状態が続いています。

和田アキ子の当落が話題になる最大の理由は、たぶん「もう何年もヒット曲がない」なのでしょう。その意見にうなずく部分は確かにあるものの、他の演歌歌手の大部分も同じ理由で「?」マークを出されるはずです。あたくしが「和田アキ子を見るのがつらい」と思っている最大の理由は、「ここまで下手になってしまった歌手は他にいないから」ということに尽きます。

 初めて和田アキ子の歌に悲しみを覚えたのは、調べてみたら2003年のことでした。真っ白な長ラン&ボンタン(死語)にしか見えないロングジャケット&ワイドパンツに身を包んだアッコが「古い日記」を歌ったのですが、リズムについていけないとか、音程がめちゃくちゃあやしいとか、そういった「?」をはるかに超えて「…………」という溜息を誘ったのは、「それはそれでよかったの」の部分の、「それはそれで」と「よかったの」の間に、ガッツリとブレスを入れていたことでした。それを入れたがために「よかったの」の歌い出しのタイミングまでもが台無しになるほどの、大きなブレス。昔ならばやすやすと一息でつなげ、なんならその後に続く「あの頃は」までをもノーブレスで歌えていたはずのアッコの、目を覆わんばかりの劣化。「ああ、もうこの人は単に『大きな声が出るだけ』の歌手になってしまった」と思ったものです。

毀誉褒貶はあるものの、「あの鐘を鳴らすのはあなた」のような壮大な曲から「コーラス・ガール」のようなしみじみした味わいを醸す曲までを歌えていたからこそ、評価もされてきたのではなかったのか。それを自分から捨ててしまったことに気づいてさえいないのはどういうことか。アッコがアップテンポの歌を歌い終わった後によくするドヤ顔を見ながら、怒りに近い残念感を覚えた、と言いますか。

和田アキ子の紅白出場がいったん途切れたのは、1978年と1979年の間だったそうです。78年に歌ったのが、『コーラス・ガール』。緊張のあまり歌い出しがボロボロになってしまったアッコの姿を記憶しています(とは言え、78年当時の和田アキ子の名誉のために言うと、その後のパフォーマンスはよかったのですが)。翌年に落選となったのは、その頃にはヒット曲がなくなってしまっていたこともあるでしょうが、あのパフォーマンスにも幾ばくかの理由があったのでは、とあたくしは推測しているのです。手に書いた歌詞、いわゆるアンチョコを見ながら歌った島倉千代子(故人ですが、好きな歌手のひとりなので敬称略)が翌年に容赦なく落選になったように。

「歌手として人前に出るレベルではない」ということを、本人が自覚できなければそれを進言できる古株のスタッフはいないものなのでしょうか。芸能人とは、もともと「恥ずかしげもないほど自分に酔う」ことができなくては務まらない、ある意味で異常な職業ですから、自分自身のありよう、自分自身の能力を客観的に見られない人がいるのも自然なことです。だからこそ、身近にいる誰かがその首に鈴をつける役を負わなくてはいけない。すでに「裸の王様」呼ばわりされて長い時間が経っているアッコではありますが、それをトーク仕事で見せるならともかく、歌の仕事では見せてほしくない。昔、アッコの歌に感動した身として痛切に思います。

 さて、そんな痛々しい思いばかりで『紅白』を見るのも悲しいものです。当然あたくしも自分なりにすでに観覧ポイントを定めています。もはや「演歌歌手」ではなくGACKTと同じカテゴリーに入れたうえで鑑賞している森進一の、「切っても血が出なさそう」と言うか、すでに生身の人間というよりは妙にリアルなフィギュアのようになっている肌の質感の、貴重な定点観測の場にしているとか。天童よしみの小さな瞳が、歌い終わりに必ずカッと見開いて、「どや、ウチの歌、聴いたか!? ウチが事実上のトリやで!」と言わんばかりの勝利感に酔いしれる様子とか。小林幸子は今年、ただスカート部分がデカいだけの水森かおりの衣装に一泡吹かせようともくろんでいるはずとか。

なんか演歌がらみのネタばかりになってしまいましたが、紅白は本来、なんと言うか、ダサいものです。その意味で、演歌歌手との相性のほうがはるかにいい。力が入りすぎているがゆえにトンチンカンな方向に暴走するのは、だいたいが演歌歌手なのですから。『ミュージックステーション』出演時と区別がつかないような衣装で出てくるのがカッコいいと思っている(ように見える)ポップス歌手はどうしても分が悪いわけです。だからと言うか、ももクロが落選したのは残念でなりません。「力が入りすぎている」ということをエンターテインメントに昇華できる、数少ないポップス畑のグループだったのに。

 あとは、若い歌手たちの「やらされてる感」満載の応援パフォーマンスにも注目せざるを得ません。かつて『紅白』では、アイドル全盛期の郷ひろみだろうが西城秀樹だろうが、情け容赦なくランニング(タンクトップではなく、ランニングとしか呼べないデザインです)とジャージに着替えさせられて、申し訳程度に敷いたマットの上で体操をさせられたもの。あるいは、全盛期の山口百恵だろうとレオタードに網タイツ姿にさせられラインダンスを躍らされたり、デビューしたばかりの松田聖子もフレンチカンカンで下着を見せる踊りをさせられていたものです。ダサいでしょ? でも、それこそが紅白の持ち味なのです。

現在では、NHK側と事務所側の力学が変わってしまったのか、そんな公開羞恥プレイのようなことは行われていません。が、その代わりに、演歌歌手が歌う後ろで、自分たちオンリーの仕事では絶対にしないようなカッコに身を包み、踊ったり楽器弾いたりするという新しいアミューズメントが加わっています。今年、三代目J Soul Brothersにはぜひ、ハッピに超ミニ丈の半股引姿で太鼓とか叩いてほしい。「セクシー」という意味ではなく、「いくら黒メインの洋服でカッコつけてても、実はいちばん血が騒ぐのは地元のお祭り」的な、北関東マイルドヤンキーのセンスと絶対に合うし、面白いから(褒めてます)。それが鳥羽一郎の『兄弟船』だったら完璧なのですが、鳥羽一郎は今回、不出場…。やっぱりここは天童よしみあたりにお祭りソングをチョイスしてもらい、三代目のために一肌脱いでいただかなくてはね…。

高山真(たかやままこと)
エッセイスト。著書に『愛は毒か 毒が愛か』(講談社)など。来年初旬に新刊発売予定。

『Numero TOKYO』プロデュースに大島由香里アナも撃沈! 女子アナカレンダーでも迷走を見せるフジテレビ

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『FUJI TELEVISION ANNOUNCERS CALENDAR 2016 Produced by Numero TOKYO』(扶桑社)

 女子アナウォッチャーのみならず、この時期になると気になってくるのが各局のカレンダー。今年もそれぞれ特色のある仕上がりとなっているが、目を惹くのはやはりフジテレビ。ちょっと変わった出来栄えに局内外から賛否両論の声があがっている。

「雑誌『Numero TOKYO』がプロデュースしたということで、モード色の強い仕上がりになっています。といっても成功しているとは言い難く、濃い目のメイクと帽子を多用したスタイリングがどうも馴染んでないと評判もイマイチ。特に椿原慶子や大島由香里はミスマッチで完全に浮いており、本人たちも不安に思ったのか『正直どう思います? 似合ってますか?』と周囲に聞きまわる始末。たかがカレンダーかもしれませんが、番組作り同様、視聴者のニーズを理解しておらず、迷走していると言わざるを得ません」(フジテレビ関係者)

 また注目を集めるのはそれぞれの女子アナの扱い方。カレンダーからは局内でのポジションも見てとれるという。

「やはり注目はカトパンの扱い。30歳を過ぎると後輩にメインの座を譲るのが慣例ですが、今回も表紙の真ん中に居座り睨みをきかせています。撮影時も本人はご機嫌だったとか。一時騒がれていたフリー騒動も沈静化しているだけに、『ぬるま湯に浸かってこのままフリーになる気がなくなったのでは』と噂になっています」(前出)

 カレンダーを眺めながら来年の動向を占うのも一興かもしれない。

嵐の司会でキスマイのカウコン出演ナシ!? 派閥に揺れるジャニーズ年末歌番組のゆくえ

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Johnny's netホームページより

 ジャニーズの人気グループが大集結する年越しライブイベント『ジャニーズカウントダウン2015-2016』が12月31日に、1年ぶりにフジテレビ系で生中継される。昨年はまさかの放送中止に嘆くファンが相次いだが、1年ぶりに復活するということでネットでは出演者予想で盛り上がっているようだ。

 98年からスタートした同番組は04年~10年まで視聴率10%以上を記録し、紅白と並ぶ大晦日の恒例番組となっていた。ジャニーズ総出演と銘打っているものの、出演グループには毎年変化があり、ファンたちは今年も様々な観点から出場するであろうグループを予想している。さらに、今回は番組の司会を嵐が務めることになり、SMAP擁する飯島派閥のファンたちからは不安の声が聞こえる。司会に嵐が就任したということは出演者も嵐擁するジュリー派閥で固めてくるのだろうか?

 現在飯島派閥と言われているのは、SMAP、山下智久、Kis-My-Ft2、Sexy Zone、ABC-Z。ジュリー派閥に所属するのは嵐、V6、TOKIO、関ジャニ∞、NEWS、KAT-TUN、Hey!Say!JUMP、ジャニーズWESTと言われているのだが、嵐が司会を務めるとなるとやはりTOKIO、KAT-TUNの出演はほぼ確定と言っていいかもしれない。

 今年ブレイクを果たした若手筆頭株のHey!Say!JUMPに関しては、同日に京セラドームで単独ライブを行うため欠席の可能性は高いが…。

「Hey!Say!JUMPは今ジュリー派閥が一番に推しているグループといわれてますから、カウントダウンライブにも中継でねじ込まれると思いますよ。今年はジュリー派閥総出で豪華な公演になるんじゃないですかね」(テレビ局関係者)

 そこで、気になるのが飯島派閥の処遇である。SMAP、Sexy Zoneは今年も紅白出場確定とみられるが、飯島派閥で今一番推されているはずのKis-My-Ft2はファンからの期待の声もむなしくいまだ紅白出場の夢は叶っておらず、さらに昨年のカウントダウンコンサートには参加しなかったため、今年はどうなるのかファンの中にも不安が広がっているという。

「若手で推されているグループというとHey!Say!JUMP、ジャニーズWESTが思い浮かびますが、Hey!Say!JUMPよりデビューが遅れたキスマイもまだ若手扱いで人気も衰えていません。しかし、なぜかキスマイは紅白に出場することができず、カウントダウンコンサートへの出演もできなかった。飯島さんがテレビでの仕事を重要視しているため、テレビ中継のなかった昨年のカウコンには出演させなかったのでは、などとも噂されていますが、今年はテレビ中継が復活になりますから、その動向に注目が集まっています」(芸能記者)

 大晦日には紅白にカウントダウンコンサートと重大イベントが続き、どちらもジャニーズファンにとっては年に一度のお楽しみ。テレビ1つあれば彼らとともに年を越せると楽しみにしているファンは多いが、ジャニーズ事務所はどのような動きを見せるのだろうか…?

何度でもやり直せてしまうのは、長所か短所か? 音楽プロデューサーとエンジニアが語る科学的音楽の功と罪

――歌が下手でも、あとから修正――科学技術の進歩によって、音楽制作の現場に大きな変化が訪れた昨今。D.O.I.とDJ WATARAI、2人のプロフェッショナルがデジタル革命の功罪を説く。

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(写真/渡部幸和)

 科学にフォーカスした本特集、本稿では音楽制作現場における科学技術の進歩について見ていきたい。デジタル化をはじめとする技術革新は、どのような影響を与えたのか。その功罪を、レコーディング・エンジニアのD.O.I.氏と、プロデューサー/DJのWATARAI氏に聞いた。

音楽制作における極めて革新的な技術

――まず、お2人が活動を始めてから音楽制作環境の移り変わりを振り返り、技術的にエポックメイキングだった出来事はなんだったと思いますか?

D.O.I.(以下、D) コンピューターベースの制作環境が主流になったことですね。2000年を過ぎた頃からPro Tools【1】をはじめとするDAW【2】がどんどん現場に導入され、当時、数億円かかっていたようなシステムが10分の1以下のコストでセットアップできるようになりました。これは、現場におけるエポックメイキング中のエポックメイキングでしょうね。

 大きいスタジオではSSL【3】のようなラージコンソールを通してテープメディアにレコーディングしていたんですが、よく使われていたデジタルテープレコーダーに、ソニーのPCM-3348というものがあります。これは文字通り48トラック【4】の録音ができる機器なのですが、Pro Toolsのスペックが64トラック録音可能になった時期(98年)……つまりPCM-3348を上回るトラックで録音できるようになった頃から「これは従来のシステムに代わるものになる」という見方が強くなってきました。テープメディアと比較すると、圧倒的にかかるコストも低いし、どの曲のどの部分にもすぐアクセスすることが可能になったので、これには適わないですよね。

DJ WATARAI(以下、W) 僕にとってもPro Toolsの台頭は大きかったです。それまではハードウェアのシーケンサーやサンプラー、シンセサイザーなどを使ってトラック・メイキングをしてきたわけですが、そうするとレコーディングや、スタジオで行う最終調整においても、その機材一式をスタジオに持ち込まなければならなかった。一台一台がそれなりの重量感もあるので、それがかなりわずらわしかったのですが、Pro Toolsを使用するようになってからは、家で録音したオーディオデータをネット経由で送れるようになったので、非常に便利になりましたね。

D ヒップホップのプロデューサーでは、ワタさんが一番導入が早かったですね。僕は必要に迫られて使うようになりました。00年前後、Indopepsychicsというプロデューサー・チームで活動していたんですが、僕の役割としてエフェクターなどのツマミをリアルタイムに動かして録音することが多々あったんですね。一発勝負なので一生懸命駆使して、ミラクルが起こればOK! という感じで臨んでいたんですけど、あとになってメンバーから「やっぱりこういうふうにしたほうがよくない?」みたいな話が出てくるのが当たり前の時代だったんです。「あれは、ミラクル一発で録れたものだから再現することは不可能だよ」って伝えるしかできず……(笑)。

 そんなことで悩んでいた頃、「音量だけでなく、エフェクトのパラメーターもオートメーションで記録できる」という触れ込みで登場したのがPro Toolsだったわけです。

――“ミラクル一発”が記録できる。

D しかも、記録した後に微調整も可能なので、楽曲を作る上でもっとも効率性の高い機能が搭載されたと感じました。

 また、同時期にBUDDHA BRANDというグループのエンジニアリングもやっていたんですが、ヒップホップ・アーティスト特有の感性というか、従来の制作プロセスにとらわれず、思いついたアイデアをすぐに試したいという要望が多く、既存のシステムでは対応不可能だなと感じていまして。彼らの要望を満たせるのはPro Toolsしかなかった。彼らのアルバム『病める無限のブッダの世界~BEST OF THE BEST(金字塔)~』を作っていた時期なので……99年くらいですね。

――とはいえ、まだまだ制作のメイン機器のシステムとして使えるスペックではなかったですよね?

D そうですね。ノウハウが蓄積した機材からいきなり代わるはずもなく、あくまでサブ機としての使用が多かったです。今はそれが最高で768トラックまで録音できるので、雲泥の差になりましたね。

――Pro Toolsが一番最初にリリースされたのは91年のことですから、十数年でプロの現場に浸透していったわけですが、最初からスムーズに導入されていったわけではないですよね?

D 90年代までは「これは一過性のもので、主流にはならない」というのが大方の意見でした。音楽制作には、それまで何十年にわたって培ってきた技術やノウハウがあったので「デジタルに頼って大丈夫なのか?」という人が多かった。もっとも、これは人間の本質といえるもので、新しいものに対して肯定的な考えを持つ人は2割程度で、8割程度は否定的な考え方を持ってしまうそうです。

つづきはコチラ

タモリがNHKにキレた!三代目JSBかAKBかで割れるレコ大!荒れる年末歌番組の行方

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司会者選考からドタバタの『NHK紅白歌合戦』。

 今年も残すところあと1カ月半、毎年この時期になると芸能界で注目を集めるのが暮れの音楽特番『NHK紅白歌合戦』と『輝く! 日本レコード大賞』(TBS)だ。もはや形骸化されている祭典とはいえ、出場・受賞をめぐる熾烈な争いは、相も変わらず水面下で繰り広げられている。

「今年の紅白は昨年の『Let It Go~ありのままで~』のような目ぼしいヒット曲もなく、業界全体として目玉がない。冗談ではなく、今年最大のヒット曲はお笑いコンビ『クマムシ』の『あったかいんだからぁ♪』だなんて声もあるほど。しかも、昨年は『ワンピース』の劇場版再放送という異例の白旗で早々に視聴率対決から退いたフジテレビが、今年は10年ぶりに格闘技大会『RIZIN』の中継番組をぶつけてくるなど、ライバル局も大みそかの特番にはかなり力を入れており、苦戦は必至」とは某レコード会社スタッフ。

 そうした中、NHK側は「せめて司会者だけでも話題の人を」と、タモリに白羽の矢を立て、これに多くの芸能メディアが追随したものの、結果、実現はしなかった。11月5日時点では、紅組司会は2年ぶりの綾瀬はるか、白組はV6の井ノ原快彦、総合司会はNHKアナウンサーの有働由美子と報じられているが、タモリ擁立失敗の舞台裏を同局関係者はこう明かす。

「タモリ司会の第一報は10月初旬の日刊スポーツでした。同紙がNHKと太いパイプがあることは業界ではつとに有名で、『日刊なら間違いない』と多くの後追い報道が出た格好です。実際、当初は総合司会はタモリ、白組はV6井ノ原、紅組は有働由美子で内定だったそう。日刊の一報通り、タモリサイドもこれを了承。ですが、後追い報道で『タモリの人脈で(NHK『ブラタモリ』のテーマソングを歌う)井上陽水などの大御所が出演』などと先走った記事が出たためタモリがヘソを曲げたという見方もあります」(スポーツ紙芸能デスク)

 だが、芸能マスコミの飛ばし“予想”記事で、タモリほどのタレントが辞退するとは思えないが……。

「話題性の乏しい今年の紅白をなんとか盛り上げようと、NHKもタモリの名前を利用したフシがあるんです。井上陽水らにアプローチを試みた際、その交渉材料として『総合司会タモリ』という名前を使っていました。これにはタモリ側も憤慨し、『なぜ俺が利用されなきゃならないんだ』と急遽辞退してしまったというのが真相です」(週刊誌記者)

 そこで困ったのはNHK。通常、紅白の司会は10月半ばには決定しているのだが、まさかの辞退で白紙に。

「仕方なく紅組に決定していた有働を総合司会に据え、白組にはそのまま井ノ原を、紅組にはホリプロの綾瀬はるかで収めました。ただ、綾瀬は司会者としての評判は決して高くないため、これはNHKが譲歩したともっぱらです」(前出・デスク)

つづきはコチラ

「もうまともにやっても儲からない」 まだまだ改善点だらけ……悪用された診療報酬制度

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『詐欺とペテンの大百科』(青土社)

 住吉会系組長の三戸慶太郎容疑者(49)ら16人が東京・杉並区の接骨院で、実際には行っていない施術を繰り返し行ったように装い、療養費45万円をだまし取った詐欺の疑いで逮捕された診療報酬詐欺事件。

 今後は詐欺に加担していた容疑で、テレビにも出演していた有名美人女医や患者役をつとめたお笑い芸人などの逮捕情報も流れるなど各方面へ広がりそう。事件発覚後には、接骨院の“開業”期間中に療養費を申請した、およそ350人の大半が、国民健康保険の加入者で、一度も来院していないことが発覚した。

「警視庁は、三戸容疑者らが、保険給付の審査の人員不足が指摘される国民健康保険を狙って、患者役を集めていたとみて調べている。患者役にはなんの罪悪感もなく、自分の行為が犯罪に当たるとはまったく思わなかっただろう。とはいえ、最大の問題は、一般人には診療報酬に関する犯罪の意識がまったくなく、長年、制度が大なり小なり“悪用”されてきたこと」(医療関係者)

 今回はほとんど営業実態のなかった接骨院が犯罪の舞台となったが、特に、接骨院と並び、国家資格の柔道整復師を持ったスタッフが施術を行う施術所である整骨院はなかなか“おいしい”業種だったというのだ。

「地方なんかは、柔道の道場に併設されたり、その地方の柔道界の有力者が開業することが多く、以前は柔道関係者の専売特許ともいっていい業種だった。特に、昔の保険制度では家族に対して与えられる保険証が1枚だった。そのため、家族のうち誰かが通院したら、ほかの家族も通院したことにしたり、道場生が通院したら回数をごまかしたりなど、いくらでも診療報酬を水増しすることができた。営業しているだけで儲かるのだからとにかくボロい商売だった」(柔道関係者)

 ところが時が流れ、保険制度が改定されて、いつの間にか、接骨院・整骨院にとっては厳しい時代になってしまったというのだ。

「『儲かる』という評判で、どんどん資格を取る人が増え、同業者が増えすぎた。そうした中で、以前よりも診療報酬の請求がかなり厳格化され、昔のようにアバウトなことは通用しなくなり、一気に稼げなくなった。だから、保険外の報酬であるマッサージやゲルマニウム温浴などの実費施術できる項目で稼がないといけない。もう診療報酬が出る項目をまともにやっていても稼げない時代。診療報酬が出る項目だけで稼ぐなら三戸容疑者たちのように犯罪行為を組織ぐるみでやるしかないが、ここまで巧妙にやっても結局、逮捕者が大量に出た」(同)

 捕まりたくなければ、コツコツ稼ぐしかなさそうだ。

ドラマ『HiGH&LOW』はEXILE版『テニミュ』である――視聴率以上の金脈を狙うLDHの目論見

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『月刊EXILE 2015年 11月号』(LDH)

 EXILE一族が総出で出演するドラマ『HiGH&LOW~THE STORY OF S.W.O.R.D.~』(日本テレビ系)がスタートした。視聴率は深夜帯ながら初回は1.9%、第1話2.7%、3話2.3%と及第点をクリアしているが、歴史的大ゴケドラマ『HEAT』(フジ)の主演として汚名をこうむったAKIRAなどの例を見ても、どうもEXILEは視聴率に縁がないのではないかという疑念は拭えずにいる。

 しかし、今回の『HiGH&LOW』に関しては、制作全般を担っているEXILEの事務所・LDHには”視聴率以外”の狙いがあるという。

「そもそも今回は視聴率を狙ってドラマを制作しているとは思えない。数字が良いにこしたことはありませんが、深夜1時半からの放送では、たとえ熱心なファンでも毎週見るのには厳しい時間帯。視聴率獲得以上の目的が今作にはあるんです」(テレビ局関係者)

『HiGH&LOW』はドラマにとどまらず、来年夏の映画公開、劇中歌を担当するLDHアーティストによるCDアルバムの発売、そしてそれを引っさげてのライブツアーまで、映像と音楽を横断する総合エンタテインメントとして展開していく予定だという。さらにこれらには、ある仕掛けが用意されているという。

「このドラマは複数の”不良チーム”が対立しあうという設定になっています。不良チームにはそれぞれチーム名とエンブレム、さらにはカラーが決められている。この設定が今後”物販”の面でかなり良い働きをしてくるはずです」(ライブ制作関係者)

 CD不況の音楽業界では、ライブ事業が頼みの綱になっているのは周知の事実。さらにそのライブ事業の中でも、売り上げの大事な部分は「グッズ物販」が担っているというのは通説である。

「EXILE一族のライブも物販での儲けはかなり大きいといわれています。『HiGH&LOW』を利用すれば、EXILEや三代目JSBだけではなく、各不良チームごとのグッズを展開できる。そうすれば今まで以上の儲けが期待できるんじゃないですかね。EXILE・三代目JSBの人気メンバーを”ドラマの設定”という名目のもとバラけさせ、数チームに再編成することで、物販面での可能性も広がったというわけです」(前述のライブ制作関係者)

 この”チーム分け”というスキームが金脈を掘り当てる可能性があるのは、なにも物販面だけではない。オタク系カルチャーに明るいライターは、今回のLDHのプロジェクトがアノ人気女子向けコンテンツに似ていると指摘する。

「『HiGH&LOW』はEXILE版『ミュージカル・テニスの王子様』(以下、テニミュ)といってよいのではないでしょうか(笑)。テニミュも学校(=チーム)ごとに設定やカラーがあり、まずは『どのチームを応援しようか』という選択が一つの楽しみになっている。そして贔屓のチームに感情移入していくファンは、グッズを熱心に集め、公演に熱心に通います。そういう”オタク的”な楽しみ方ができるコンテンツを、オタクカルチャーとは最も縁遠い存在のEXILEがやるというのは興味深いです」(オタクカルチャー系ライター)

 テニミュは従来のマンガ・アニメオタクだけではない幅広い層にウケ、いまや1公演で2億3億を稼ぎ出すともいわれている。奇しくもテニミュを主催するネルケプランニングとLDHの本社が同じビルにあるわけだが、総合プロデューサーのHIROがテニミュから着想を得た可能性も…?

「それは分かりませんが(笑)。しかし、HIROさんはEXILEがいわゆる”マイルドヤンキー”であったり、コワモテなイメージであることは自覚していると思いますし、そこから一歩脱却したいと考えているのではないでしょうか」(前述・テレビ局関係者)

 つまり、”ドラマ”というフィクションの力を借り、メンバー一人ひとりのイメージを従来のEXILE的なイメージから離すことで、マイルドヤンキー文化を嫌煙していた層に訴求したい思惑があるのではないかという。

「テニミュに加え、女性ファンの多いマンガ『Free!!』『弱虫ペダル』『ハイキュー!!』などはどれも”チーム男子モノ”です。同じチームの中にいる男の子たちの人間関係に萌え、また対戦相手との関係にも萌える。『HiGH&LOW』もいわばこの”チーム男子モノ”ジャンルと呼べます。それこそテニミュにハマる文化系女子に響けば、ファン層拡大のチャンスもあるのではないでしょうか」(前述のオタクカルチャー系ライター)

 果たして視聴率以上の成果が得られるのか、その動向に注目したい。

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