「14ウーマン」の記事一覧(33 / 127ページ)

障害者の風俗嬢が集まる店の真実! 現代社会の“死んだ風俗”を坂爪真吾が語る!

<p> かつてはよく目にした性風俗店のギラギラした看板を繁華街で見かけることが少なくなり、それらにとって代わりデリヘルが隆盛の現在。見えにくくなったと言われる風俗であるデリヘルとそこで働く女性たちがどんな生活を送っているのか。そうした問題に、重度身体障がい者に対する射精介助サービスなどを行う一般社団法人「ホワイトハンズ」代表理事の坂爪真吾氏は、福祉の立場からどんな見方をするのか。『性風俗のいびつな現場』(ちくま新書)を出版した同氏に、性風俗の現場や福祉と風俗の関係などについて話を聞いた。<br />
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SMAP、CMが0本に! セブンに続きUSJ終了で「5人が消えてく」と悲痛な叫び

 1月の解散報道後、5人でのメディア露出が激減しているSMAP。報道時、グループはセブン&アイ・ホールディングスとユニバーサル・スタジオ・ジャパン(以下、USJ)とCM契約を結んでいる状態だったが、3月末にかけていずれも契約期間が終了したようだ。事実上、5人そろって出演するCMの放映がなくなったことが判明し、ファンからは悲痛な叫びが上がっている。

 3月21日頃、ジャニーズ事務所公式サイトのJohnny’s net&Johnny’s webのCM出演欄から、セブン&アイ・ホールディングスの記載が「消えた」と話題に。同社は騒動時、メディアの取材に対して「関係者からの連絡はないが、契約期間内は継続する」と回答していたが、3月下旬に事務所のHPからひっそりと姿を消してしまった。特にセブン‐イレブンとは『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)内の人気コーナー「BISTRO SMAP」とコラボレーションした商品を販売し、昨秋の「ビストロ弁当」も大反響を呼んでいただけに、ファンは「SMAPとセブンのCM契約終了?」と大混乱。

 さらに31日夜には、同公式サイトから「USJ」の表記も削除されたという。4月1日現在、出演CM欄に「SMAP」の文字はなくなり、それぞれ個人で出演中のCM情報のみが掲載されている。

「SMAPとUSJは13年から『UNIVERSAL STUDIOS JAPAN × SMAP WORLD ENTERTAINMENT PROJECT』というプロジェクトがスタート。USJのアトラクション『ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド~バックドロップ~』にSMAPの曲『Battery』が搭載されるといった取り組みや、『SMAP×SMAP SMAPはじめての5人旅スペシャル』(4月放送)では、同アトラクションを目当てにメンバーがUSJに向かう場面もありました」(ジャニーズに詳しい記者)

 その後、14年4月にUSJ大使に就任し、同年7月に発売されたシングルの収録曲「Amazing Discovery」は、USJ開業以来初のテーマソングに起用された。昨年5月にオープンした「ハリー・ポッター・アンド・ザ・フォービドゥン・ジャーニー」のCMにも出演し、つい最近までテレビで放映されていたが、丸2年で契約終了になったものとみられている。ジャニーズ公式サイトに続き、4月1日にはUSJサイドのコラボプロジェクトのHPも「ページが見つかりません」と、閲覧できない状態になっている。

 ファンからはUSJに対し、「たくさんのコラボや5人旅ありがとうございました」といった感謝のコメントが相次いでいるほか、実質上、グループのCMがなくなったことになり、「5人の姿がどんどん消えてく」「5人でのCMゼロか……ショック」などと落胆の声が続出した。

「5人そろっての露出が減少し続けている中、20年に行われる東京パラリンピック大会の応援サポーターを務めているSMAPに対し、『せめてパラリンピックは5人で成し遂げて』と、期待するファンもいます。個人では、中居正広が出演するスマートフォン向けゲーム『アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ』の新CMが4月1日よりオンエアー開始となったばかり。グループは不安定な状況ですが、個人のCMは変わりなく進行しているようです」(同)

 先日、ジャニーズサイドはファンクラブ会員に向け、次回の会報は「6月初旬を予定」と告知。今後はコンサートツアーや5人でのCM出演など、ファンが喜ぶようなニュースが舞い込んでくることを期待したいが……。

「国益のために生きろ」の笑止千万!「女子は2人以上出産を」校長を擁護のデヴィ夫人「妻となり子供を産み、母となるのが女性の本能」発言のおかしさ

 過日、大阪市立茨田北中学校の男性校長(61)が、全校集会で「女性にとって最も大切なことは仕事よりも子供を2人以上産むこと」との内容の発言をしたことが大きな議論を生んだ。その後、一般市民からこれを問題視する意見の電話などが市教育委員会や学校にあり、校長は「電話対応などで教員らが忙殺され、業務を停滞させた責任を感じた」などとして辞職したが、あくまでも間違ったことは言っていないと貫き通している。校長の講話は学校HPに全文が掲載されたので以下に引用する。

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今から日本の将来にとって、とても大事な話をします。特に女子の人は、まず顔を上げて良く聴いてください。女性にとって最も大切なことは、こどもを二人以上生むことです。これは仕事でキャリアを積むこと以上に価値があります。

なぜなら、こどもが生まれなくなると、日本の国がなくなってしまうからです。しかも、女性しか、こどもを産むことができません。男性には不可能なことです。

「女性が、こどもを二人以上産み、育て上げると、無料で国立大学の望む学部を能力に応じて入学し、卒業できる権利を与えたら良い」と言った人がいますが、私も賛成です。子育てのあと、大学で学び医師や弁護士、学校の先生、看護師などの専門職に就けば良いのです。子育ては、それ程価値のあることなのです。

もし、体の具合で、こどもに恵まれない人、結婚しない人も、親に恵まれないこどもを里親になって育てることはできます。

次に男子の人も特に良く聴いてください。子育ては、必ず夫婦で助け合いながらするものです。女性だけの仕事ではありません。

人として育ててもらった以上、何らかの形で子育てをすることが、親に対する恩返しです。

子育てをしたら、それで終わりではありません。その後、勉強をいつでも再開できるよう、中学生の間にしっかり勉強しておくことです。少子化を防ぐことは、日本の未来を左右します。

やっぱり結論は、「今しっかり勉強しなさい」ということになります。以上です。

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 この主張には「全文読めば過激なこと言ってない」「国のためを思うなら正しい」と賛成意見も多く、匿名掲示板だけではなくTwitterやFacebook上でも「正論だ」とコメントするユーザーたちが見られた。一方で否定派の意見も多く書き込まれ、まさしく賛否両論となった。筆者は否定派である。

◎生き方を強制することは「正論」ではない

 まず大前提として、いつ産むか、あるいは産まないかの選択は、当事者にしか出来ないものである。国が滅亡に向かうよりは繁栄するほうが、国民である一個人にとっても生きやすいことは実際そうだろうが、国を維持するための政策をとるのは国家側の仕事であって、「国のために国民が頑張れ」というのは逆だ。人間が国のために生きているのではなく、生きている人間のために国はやらねばならないことを遂行するのだ。

 そして、女子生徒に対してのみ「子育てのあと、大学で学び医師や弁護士、学校の先生、看護師などの専門職に就けば良いのです」と進言することも間違っている。今のところ「妊娠・出産」は身体機能的に女性にしかできない行為だが、それを理由にして女性だけが「子育て後に進学し就職する」レールに乗せられれば、大きなハンディキャップを抱えることになる。

 男子生徒に「子育ては、必ず夫婦で助け合いながらするものです」と向けるのなら、女性だけが進学や就業の機会を遅らせ、十数年にわたり育児に専念することを想定した校長の発言には矛盾が生じる。産むことは女性にしか出来なくとも、育てることに性別は無関係だからだ。

 たとえば産褥期だけ女性が休学・休職し、その後は男性が子育てに専念するパターンも同等にあるべきと考えることはしないのだろうか。女性の生き方“だけ”を制限しようとしている校長の発言はあからさまな性差別であり、性役割を強化しようとする前時代的思想だ。

 同時に、男性に対して「妻子を持ち養うこと」を強制し生き方を制限している点も大きな過ちだ。男女どちらに対してであっても、「必ず結婚し子を産み育てよ」と命令してはならない。繰り返すが、国家繁栄のために国民に生き方を強制することは「正論」ではない。

◎逆張りのデヴィ夫人

 校長が上記発言をしたのは2月29日だったが、ちょうど一カ月後の3月29日、インドネシアのスカルノ元大統領第3夫人でタレントのデヴィ夫人(76)が議論に参戦した。デヴィ夫人は、校長が3月末で退職することを受け、「『子供は2人以上出産』発言校長を支持します。」とのタイトルで自身のブログを更新。こちらも全文ではないが引用する。

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女として生まれ、結婚して妻となり、子供を産み、
母となること。これは、女性の本能。
様々な事情はあるでしょうが、これが叶わなかった人が
「仕事が命」とかいろいろ言っているのではないでしょうか。
結婚もせず、妻とならず、母となることもなく、
人生を終える人は不完全燃焼でしょう。

(中略)

女性に生まれたのに、結婚もせず、子供にも
恵まれない人がいる一方で、妻となる喜び、母となり、
子供を育てる幸せは何物にも勝る至福でしょう。

日本は少子化の一途をたどっています。
人口激減は、国の存立問題でしょう。
その為にも、安心して子供を預けられる保育園の
普及が大事です。日本の将来を考えて、
何とか少子化を防ぎたいとの思いの思慮深い
国益を考えての発言だったのではないでしょうか。
___

 「結婚して妻となり、子供を産み、母となること」が女性の本能と言い切ってしまえるのは流石デヴィ夫人といったところだ。都合よく本能論を持ち出すのはいいが、仮にセックスをして妊娠し出産することが本能だとしても、すべての女性が本能のままに生きれば国は繁栄するどころか逆に滅びるのではないだろうか。それとも女性は本能によって、夫となる男性を支え家庭を守り子供の教育に精を出すことまで可能な生物なのだろうか。

 こうした一見、女性賛美ともとれるような本能論は、出産や育児を「女性の問題」に押し込め、男性を疎外する点においても害悪だ。いまさら言うまでもないことだが、「結婚して妻となり、子供を産み、母となること」は女性の本能ではないし、「妻となる喜び、母となり、子供を育てる幸せは何物にも勝る至福」でもない。あくまでデヴィ夫人ご自身にとって、それが本能的な行動であり、至福であったのだろう。

 ちなみにデヴィ夫人は、不倫バッシングにさらされたベッキーを擁護し「大きなお世話。人の恋路を邪魔する必要は全然ない」と同じくブログ上で発言したが、一方で、2014年に矢口真里が不倫騒動による休業からの復帰を表明した際には、猛烈に反発していた。その際の弁はこれだ。

 「彼女が復帰しなければならない意味がわかりません。(芸能界での需要は)皆無だと思います。間男を夫婦の寝室に引き入れ、不倫の現場を夫に発見されて離婚したことを認め、世間に謝罪しなければ、日本の女性は納得しないでしょう」

 彼女がベッキーを擁護した論法に則れば、これもまた矢口に対する大きなお世話であり、人の恋路を邪魔する必要は全然ないのでは? ベッキーと矢口の違いといえば、前者が独身で後者が既婚であったことだが、デヴィ夫人としては「独身女性と既婚男性の不倫は自由恋愛であり、既婚女性の不倫はNO」と考えているということだろうか。これまた性差別であるということに気付かないデヴィ夫人は実におめでたい。今回の校長擁護も、お得意の逆張り発言に過ぎない可能性もある。

◎呼びかけるべきは女性じゃない

 それにしても、「国益」を考えて少子化問題解消に意見する人々は、「女性がたくさん産めばOK」というところで思考停止しているように見えてならない。

 産めばその後、長い期間をかけて子が大人になるまで育てていかなければいけないのだが、それは現状、各家庭の自助努力によって達成されるべきものとされている。衣食住のみならず十分な教育を与え、できれば大学に進学させ、よく働いて消費もし、また結婚して子をなすような大人に成長させることが、各家庭に求められている。これはまったく本能ごときで達成できるような簡単な命題ではない。出来ないから大勢がやらないのだ。「国益」のために、無理ゲーに挑む民はいない。奴隷ではないのだから。

 労働人口が足りない、だから女性を“活躍”させよう。しかし女性が“活躍”すると出産ができず将来的な労働人口がもっと足りなくなる。さあどうしよう、ということなわけだが、女性が働きながら子を産み育てることが「無理難題」ではなくなるよう、ルールや既存の価値観を改正・更新すればいいだけのことである。にもかかわらず、頑なにルール変更を渋り、「無理難題だけど頑張れ」と突きつけている現状を、もっとよく見た方が良い。
(清水美早紀)

V6岡田准一の異常なほどの変貌に衝撃! 近くで見た業界人「昔のイメージとかけ離れていた」

<p> 3月15日発売の『フライデー』(講談社)が、V6・岡田准一と女優・宮崎あおいの同棲を報じた。岡田といえば、ジャニーズ事務所に所属するイケメンアイドル達の中で“俳優”としても世間から高い評価を得ており、2015年の「第38回日本アカデミー賞」では主演男優と助演男優で最優秀賞をダブル受賞した。これは過去に例がなく、さらにジャニーズタレントの日本アカデミー賞受賞自体も初めてのこと。ジャニーズの快挙と称賛されたが、一部芸能関係者の間では「岡田は全然ジャニーズらしくない」などと言われているという。</p>

高橋ジョージを黙らせた三船美佳の“切り札”とは

 モメにモメていた女優・三船美佳とロックバンド「THE虎舞竜」の高橋ジョージの離婚が3月29日、成立した。昨年1月、三船が離婚と長女(11)の親権を求め提訴。夫のモラルハラスメントを理由に挙げていたが、高橋側は完全否定し、裁判は長期化の様相を呈していた。

 同30日発行の「スポーツニッポン」によると、状況が一変したのは、今月15日に行われた6回目の弁論準備手続き。この時、三船側が今まで温存していた膨大な資料を提出したと報じた。内容は不明だが、同紙では離婚問題に詳しい弁護士の話として「このケースでは、夫側に公開で行われる法廷で明らかになっては困る証拠が出てきたことが考えられる。法廷に立つことを避けるため、ここで離婚に同意した方がいいと思ったのではないか」と報じている。

 これに高橋はtwitter上で「この記事だけは見過ごせない内容だ。3/15日の時にどちらからも書類提出なんかは無かったし、せっかくの和解に水をさす気か?」と激怒。31日放送のTBS系『白熱ライブ ビビット』でも、「裁判は公開で行うので子供のことなど詳細が明らかになってしまう。それで傷つくのはお子さんでしょ? という裁判官からの和解勧告があったから」と、あくまで裁判所の要請に応じただけであると力説した。

 だが、離婚条件を見ると、慰謝料はゼロなものの、争っていた長女の親権は三船。31日発行の「サンケイスポーツ」によると、現時点で高橋が子供と会うことは許されず、三船が年2回、長女のカラー写真を高橋に送るという何とも切ないものだった。ある週刊誌記者は「高橋さんが大幅に譲歩した印象。いや、譲歩せざるを得ない事情があったように思えてしまう」とした上で、次のように証言する。

「高橋さんはモラハラを完全否定しているが、かねて三船さんが証拠の録音テープを持っていると噂されていた。第三者も同席した夫婦の話し合いの席での会話のようです。裁判が長引けば、それを切り札として証拠提出した可能性もあった」

 たしかにその音声テープが法廷で流れれば、高橋のイメージダウンは確実。高橋は芸能界でも有数の“地獄耳”で知られ、どこで聞いたのか、清原和博被告の薬物逮捕の舞台裏を得意げに話していたこともある。三船側の秘密兵器を事前に察知し、手を引いたのかもしれない。

 同番組で高橋は「美佳さんがイヤだったら、俺は反省するところがある。ただ『あなたのここが悪い』と言ってくれないと……」とグチる場面もあったが、夫にとっては“何でもないようなこと”が妻にとってはモラハラだったというのはよくある話。指摘されて改善するようならば、三船もここまで強硬な態度はとらなかっただろう。

障害者400人が隔離・鎖に繋がれた「呪われた村」! 恐ろしいほど残酷な差別の実態とは?=インドネシア

<p> 今月28日に英紙「The Daily Mail」が報じた、インドネシアの障害者たちが置かれている“地獄のような”暮らしについてお届けしよう。東ジャワ州シドアルジョ県に位置するカルベット村。一見のどかな片田舎だが、ここは同国の障害者にとって忌まわしき呪われた場所にほかならない。というのも、400人を超える精神障害やダウン症を抱える患者たちが、まるで動物のように鎖に繋がれ、檻のような真っ暗い部屋に閉じ込められながら暮らしているからだ。</p>

母親に趣味を禁じられたOLが戦う、「女の子らしさ」という呪縛 丹波庭『トクサツガガガ』

 こんにちは、さにはにです。今月も漫画を通じて女性の生き方について考えるヒントを探したいと思います。よろしくお願いします。

 今回ご紹介するのは、丹波庭先生の『トクサツガガ』(小学館)です。2014年より『ビックコミックスピリッツ』にて連載中で、2016年3月30日に第6巻が発売されます。「このマンガがすごい!2016」のオトコ編17位、「全国書店員が選んだおすすめコミック2016」15位にランクインするなど、現在注目を集めつつある作品です。

 『トクサツガガガ』は、商社に勤める26歳のOL・仲村叶が周りにバレないようにこっそり「オタク」な生活を楽しむ日常を描くコメディです。この設定だけでもいくつかの文脈と魅力を読み込むことができますが、まず挙げておくべきは、叶がアニメやゲームではなく特撮ヒーロー(作中の説明を借りれば「ヒーロー、怪人、怪獣、ロボットなどが活躍するアレ」)のオタクであるという点でしょう。特撮にもいろいろありますが、ゴジラやモスラ、ウルトラマンなどの「往年の名作」ではなく、子どもを対象にした現在放送中の作品を愛好しているという点は大きな特徴です。それゆえ、駄菓子やファストフードのおまけ、ヒーローショー、カプセルトイといった消費の現場に子どもに混じって参加するという「特オタ」の特殊事情を盛り込むことに本作は成功しており、大人や子ども、男性女性を交えた生き生きとした人間関係をさまざまな形で描写することを可能にしています。

 また、本来「子ども向け」とされる特撮ヒーロー作品を大人が愛好する理由が作中で説得的に表現されている点も、本作の読み応えのひとつです。「子どもに向けられた物語だからこそ、優しい大人になりなさいという思いがたくさん込められている」「ずるい大人になってしまいそうなとき、自分のあり方にハッとさせられる」と叶は語ります。特撮に学ぶ人生を実践する彼女は、ヒーローさながらの熱いハートと行動力を発揮して、熱意を持って子どもにおもちゃを譲ったり、新たな友人を作ったり、職場の同僚・後輩を手助けするなど、活躍の幅を広げていきます。このような主人公の真っ正直なキャラクターが特撮というジャンルそのもののあり方と重なっている点が本作の魅力であり、読み物としての説得力を増しているように感じられます。

◎オープンオタクで多様な友人作り

 2005年に講談社漫画賞や文化庁メディア芸術祭にノミネートされた木尾士目先生の名作『げんしけん』(講談社)や累計発行部数850万部を突破して現在大人気の渡辺航先生による『弱虫ペダル』(秋田書店)など、オタクを主人公にした作品は今日それほど珍しくはありません。かつてアニメやゲームが好きなだけで変わり者扱いされて排除されるような時代はあったのかもしれませんが、特定のコンテンツを愛好するという意味での「オタク」という生き方は、それだけで好奇の目にさらされるという根拠にはもはやなりにくくなっているようにも感じます。

 しかし叶は自身がオタクであることがバレるのを極端に恐れており、本作でも、オタクを隠すためのノウハウやオタクのつらさ「あるある」の紹介に本作序盤の紙幅が多く割かれています。女性で「特オタ」という特殊状況を踏まえたとしても、気にしすぎなようにも思えてきます。

 現代社会において女性かつオタクであることはどのような位置付けを持つのでしょうか。「特オタ」にピンポイントで迫ることは難しいのですが、アニメや漫画、ゲームなどを中心に社会状況の変化を把握することは作品の理解につながるようにも思います。さっそくデータを参照してみましょう。

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 図1は2002年と2012年の調査においてあげた文化的トピック10個のうち、「最も関心がある文化ジャンル」として支持された割合を男女別に示したものです。2002年においてもっとも関心を集めていたのは男女ともに音楽で、テレビゲーム、漫画、アニメという「オタク」的なコンテンツはぐっと低くなっています。男性に比べて女性はさらに低い数字となっていて、ゲームやアニメは1%程度の人しか挙げていませんでした。

 2012年になると、ゲーム、漫画、アニメが数字を伸ばすようになります。しかし男性に比べれば女性の数字は半分程度で、漫画はもちろん、アニメやゲームを「最も関心がある」とする女性は相対的に見ていまだ少数派のままといえるでしょう。経験的にも「そりゃそうだ」という気もしますし、現在26歳の叶が「自分は少数派だから隠れていなくてはならない」と考えるのも、数字的に考えれば無理もないのかもしれません(それにしては気にしすぎのようにも思いますが)。

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 アニメ、漫画、ゲームを愛好する女性が相対的に少数派であることは、実は友達作りにおいてポジティブな効果を発揮しています。図2にみられるように、漫画やインターネットの動画の話題が「友達作りの役に立った」とする女性の割合は他に比べて高いという傾向がみられます。これは友達の作りやすさにつながるでしょう。アニメ、漫画、ゲームに「関心がある」としている女性だと7割を超える人が「漫画が役にたった」と回答していて、他に比べて20ポイントも多い結果になっています。つまり少数派であればあるほど、同じ趣味を持つ人と友達になる際にその趣味が役に立つと言えるわけです。

 こうした趣味に基づいたネットワークは、同級生や同僚といった人間関係とは異なり、多様性があるといわれています。偏差値などであらかじめ選別された人の集まりである学校や職場の人間関係とは異なり、個人的な趣味でつながるネットワークはより広い範囲に開かれているからです。本作に登場する仲村叶の友人も、年上の女性「吉田さん」や塾通いの少年「ダミアン」、強面の男性「任侠さん」など、みな「オタク」であることは共通していますが、性別や年齢が異なる多様な人物が登場しています。こうした人々との交流を通じて、仲村叶が特撮という自分の趣味に対してだんだんオープンになっていくのが本作の読みどころのひとつにみえます。なぜなら、それは母親の呪縛からの解放につながるからです。

◎なぜ母親は子供に「ピンク」を押し付けるのか

 実は叶が「隠れオタク」である理由に、「小さい頃から好きだった特撮を、母親から厳しく禁じられていた」という過去があります。自分の好きな道を選びたいと願う娘に対し、「もっと女の子らしくしてほしい」という固定的なジェンダー像を持って立ちはだかる母親は数多くの作品で扱われているテーマですが、この作品では特撮という題材を通じてその構図がうまく取り入れられています。

 本作ではピンクやひらひらしたいわゆる「女の子らしい」服装を好む母親となんとかそれを拒否しようとする叶の攻防が描かれています。その中で叶が指摘するのは「押し付け」の問題点です。とある少女とのやりとりを経て「(これまで避けてきた)ピンクそのものが悪いのではない」ことに叶は気づきます。そして「ピンクがかわいいことと私がピンクを着たいかどうかは一切関係ない」と断じ、「特撮ではなくもっとかわいらしいものを好むべきだ」と母親からピンクを押し付けられたことで「ピンクに敵意を持ってしまった」のだと語ります。

 ここでおさえておきたいのは、叶だけでなく、ピンクを押し付ける母親もまた性別役割分業の犠牲者であるという点です。「夫は外で働き妻は家庭を守るべきである」とする性別役割分業は社会が近代化する過程で成立してきたものに過ぎないとう事実は、広く知られている通りです。女性に与えられている「優しい」「暖かい」「子どもが好き」といったイメージはこの性別役割分業を起点としており、普遍的な女性の「本質」とは切り離して考えるべきものです。それにもかかわらず、私たちの社会で維持されている「女性たるもの<女性らしく>しなくてはならない」という前提が女性の生きづらさにつながっているのもまた、広く知られているところだと思います(もちろん男性も同様です)。

 こうした前提の中で、叶は「女の子らしさ」を母親から押し付けられました。しかし子どもをコントロールしようとする叶の母親の姿も、「子どもの養育に責任を持つべし」という社会から押し付けられた「女性らしさ」に起因しているのです。その人が何を「好む」かは、最終的には本人の主体的選択によって決定されるべきことがらですが、そこに「子どもの教育・養育に責任を持つ」という母親としての役割が介在してくると話がややこしくなります。自分の子が親として納得できる趣味嗜好を持たなかった場合、その責任は管理者である自分にかかってくると信じてしまうからです。

 家族社会学の知見によれば、「子どものありようの責任を母親が引き受けてしまう」という構図は、実際の原因の所在とは無関係に発生してしまう側面があるようです。家族社会学者である土屋葉は『障害者家族を生きる』(勁草書房)において、「障がい」を持った子を産んだ母親はその原因とは無関係に自分を責める傾向にあり、それゆえに介護や教育に没入してしまうメカニズムを紹介しています。そこにあるのは、科学的・客観的理由のいかんにかかわらず、子どもに関する事柄の責任の所在は自分にあると信じさせる性別役割分業であると、土屋は論じています。

 叶が特撮にハマればはまるほど、母親もそれを否定するようになります。これは単なる「趣味をめぐる攻防」や「お母さんが固い」ということだけではなく、我が子が「人並み」ではないという認識は母親という役割を通じて自分自身が「人並み」ではないという攻撃されているような印象を母親自身にもたらすからです。まさにこうしたメカニズムのもとで、母親は「女の子らしさ」を叶に求めているのでしょう。

◎母親との最終決戦はどうなるか

 「弱いものを助ける」、「友人を裏切らない」といった特撮ヒーローの教えは、男の子を対象とした文化の中で育成されたものかもしれません。しかし、その教えを実践する叶が持つ優しさにあふれた魅力は、むしろ人間らしい素直さがあるようにみえます。

 男の子向けのおもちゃを欲しがって母親から叱られた少女に、叶は「変じゃない」「好きなものを好きだと言っていい」と語ります。彼女がこうした行動をする動機は「子どもの味方をするのがヒーローだから」というヒーローの教えです。特撮ヒーローという作品を通じてつくられる人間関係には「自分の好きなものに正直である」という共通点があり、それぞれの「好み」を通じて提示される人間性やその背景が、叶だけではなく登場人物全体の魅力につながっています。

 人々との出会いを通じて自分の世界を確固たるものにしはじめた叶ですが、やはり最終的には母親と対峙し、自分の歴史に決着をつける必要があるように思えます。その先にあるのは、叶自身はもちろん、しがないバンドマンである兄と母親の救済でもあるはずだからです。作中で多くの人物を救っている特撮ヒーローの教えは、最大の敵である母親にどのように響くのでしょうか。これからの展開を楽しみに待ちたいと思います。

V6岡田&宮崎、エロすぎる秘密の不倫写真に高岡奏輔が激怒した!?

<p> さわやかカップルの秘め事――。以前から交際が噂されていた「V6」岡田准一と女優・宮崎あおいの決定的な2ショット写真が3月25日発売の写真週刊誌『フライデー』(講談社)に報じられた。<br />
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堀北真希、芸能界引退報道のウラに嫁姑問題! 「事務所も連絡取れない」非常事態に?

 堀北真希が“事実上の芸能界引退”になると、29日発売の「週刊女性」(主婦と生活社)が報じた。サイゾーウーマンが昨年10月にこのウワサを報じて以降(既報)、堀北の進退に関する情報は各業界関係者にも伝わっていったが、中には事実とはまったく違った話が独り歩きしていたという。それに関連して、堀北には新たな問題も浮上しているようだが……?

 昨年8月、山本耕史と突如結婚を発表し、世間を驚かせた堀北。加えて秋頃になると、堀北が所属事務所・スウィートパワーとの契約を更新しない方針という情報が、一部関係者の間でささやかれるようになった。

「メディア関係者の間では、堀北は事務所との契約を更新しない意向で、もともと芸能界に未練もないことから、近く家庭に入るのではといわれていました。ところが、芸能プロダクションや代理店関係者の間では、また違った情報が飛び交っていたんです。それは『近く堀北は山本の事務所に移籍する』というものでした」(芸能プロ関係者)

「週女」によれば、堀北は4月以降の仕事がまったく決まっておらず、また出演するCMのスポンサーに対しても降板の意向を伝えているのだという。しかし、今後復帰する可能性なども想定して、スウィートパワーに籍だけは残す方針のようだ。

「堀北移籍情報の出処を調べていくと、どうやら山本の所属事務所が発信した情報だったことがわかりました。山本の事務所は、母親が代表を務める個人事務所で、結婚当初から堀北の“引き抜き”を画策していたようなんです。現在、山本はバラエティで堀北をネタにする機会が増えていますが、ここに堀北本人も抱き合わせで出演となれば確かにおいしい話。しかし、育ての親であるスウィートパワーとしては、夫婦セット売りは許せなかったのでしょう。堀北は姑と事務所の板挟み状態にあるようです」(週刊誌記者)

 スウィートパワーは今回の引退報道について、29日付「デイリースポーツ」の取材に対して、「(CM)契約はまだあります。事実ではございません」と引退を否定しているが、「今後の仕事についてや、降板申し入れについての言及はない。現在堀北は事務所スタッフでさえ連絡が取れないともいわれており、こちらでも何らかの確執が発生しているのかもしれません」(同)という。

 新婚当初は山本の女グセの悪さが心配されていた堀北だが、ここへきて“嫁姑問題”という新たな火種が浮上してしまった。事務所が籍を残させた真意は「万一離婚した時を想定してのことなのかもしれませんね」(同)というが、果たして――。

「特別だから不倫にも目をつぶろうよ」乙武洋匡を擁護する友人たちの異常性

 先日、「週刊新潮」(新潮社)によって明らかにされた乙武洋匡さん(39)の不倫。乙武さんは不倫を認め、過去には5人もの女性と不倫したと告白、さらには妻である仁美さんも謝罪文を発表するという事態に。ネット上では乙武さんの不倫そのものへのバッシングのみならず、「妻には何の責任もないのに謝罪させるなんて」という声や、乙武さんが自民党から夏の選挙に出馬予定と見られていたために「夫婦で選挙対策として謝罪しただけでは?」との指摘も出ていた。

 乙武さんの奔放な遊び方は、近い人間たちにとっては周知の事実だったそうで、報道のすぐ後から現在まで関係者からさまざまなコメントが出ている。27日放送の『Mr.サンデー』(フジテレビ系)や翌28日の『ノンストップ!』(前同)には、乙武さんの不倫旅行にダミーとして同行した友人や乙武さんとの合コン経験があるという女性が登場。友人は、旅行中には2人の不倫関係に気づかなかったと弁解しつつも、「彼は能力の高い人間だし、だけどやって良いことと悪いことがあって、そこをきちんと教えるのが僕たち友達の役割。『彼は特別だから目をつぶろうよ』と、どこかにそういうのがあった」と本音を明かしていた。乙武さんは傲慢な裸の王様になっていたのか。

 乙武さんと複数回の合コン経験があるという女性は、合コン中の乙武さんについて「途中からはエッチな会話ばっかりでしたね」と話し、連絡先を交換した後日には「23時開始の、ホテルのスイートルームでの合コン」に誘われたとも。合コンの最中に乙武さんは「僕はすごいよ。僕は強いよ」と話していたそうだ。ほかにも「関係を持ったことがある」と自称する女性が、「彼はすごくモテる。今でも私は彼を尊敬している」としながら、性行為について「まず私が乙武さんを布団に寝かせてセットして、しっかり固定して、……と言う感じですね」と暴露する始末。実に口の軽い友人たちと行動を共にしていたようだ。

 さらに一部スポーツ紙では乙武夫妻について「夜10時を過ぎたら『家に帰らない』という約束をしていた」と友人が証言する擁護記事が出た。三児の寝かしつけを終えて疲労困憊の時間帯に、食事や排泄、風呂など日常生活の介助が必要な乙武さんが帰宅すると妻の負担になるから……という理由での「門限10時」で、それを過ぎたら乙武さんは事務所に泊まらざるを得なかったために半別居状態になり、他の女性と不倫関係になってしまったのでは、というわけだ。しかし「門限」というからには普通、「10時までに帰宅してほしい」という意図でのルールだったはずだろう。それを逆手にとって「10時過ぎたから帰らない」と言い訳するのはあまりに幼稚である。

 また、最新号の「女性自身」(光文社)では、乙武さんの母親までもが取材に応じた。「浮気したうえに、愛人が何人もいたなんて馬鹿なことを堂々と宣言するなんて最低のことで、まともではありません」と息子への怒りをあらわにし、仁美さんが謝罪したことには「悪いのは息子でお嫁さんにはまったく非がないのに、彼女にも謝らせるなんてとんでもないことです」と平身低頭の母親。息子夫婦の今後については「2人が末永く夫婦でいてくれて、添い遂げてくれればと願うばかりなのです」と関係修復を望んでいるようだ。

 合コン相手だった女性の話については、これまでもネットなどで乙武さんの派手な女遊びが噂されていたため、とくに目新しいものでもないと見る向きもあるが、教職者であり政治を志す彼に清廉潔白なイメージを託していた人々にとっては大きな衝撃だっただろう。筆者としては、乙武さんの母親の言葉は、同じ女性であり、妻という立場から仁美さんの心中を察する傍ら、母親として息子夫婦には添い遂げてもらいたいという本音も見える、正直なものであると思う。ただ、不倫旅行に同行した友人や、夫妻の門限について明かした友人には違和感がある。

 不倫旅行に同行した友人は、乙武さんに「彼は特別だから目をつぶろうよ」と思っていた部分があると話していたが、乙武さんの何が“特別”なのだろうか。ベストセラー作家で有名人であることか。あるいは五体不満足なことか。彼の不自由な部分に手を貸すことは、友人なら特別なことではないだろうし、そもそも不倫に目をつぶるための特別な理由なんてない。もし健常者の友人が不倫をしようとしたら、あなたは特別ではないからそれはよくない、と止めたりするのだろうか。

 また別の友人による「門限10時という制約が乙武さんを不倫に走らせたのでは」という話だが、単身赴任者や、仕事の都合などで深夜帰宅を余儀なくされ、家族の生活リズムを崩さないようにと自宅とは別にアパートなどを借りている夫が皆不倫に走っているわけではない。

 なぜ友人たちは乙武さんを「不倫しても仕方がない」と擁護するのだろう。同情を引くような言動をすれば、乙武さんならびに他の多くの障害者に対して失礼だと考えることはないのだろうか。何より、彼が度重なる不倫に走った理由として「妻が子供を産んでから母になり女でなくなって」という不倫夫の常套句をあげた点からも、身体が不自由だから、門限が10時だから、という言い訳がまったく弁解になっていないことは明らかだ。それらの理由は、彼に不倫をどうやっても避けられないものにするような絶対的な力があったのか? いや、単純に乙武氏が女性にだらしなく、不倫に抵抗のない人間だったというだけであろう。

 もし仮に夫婦間で「不倫OKどんどん外でしてよし」の取り決めがあったというなら、他人がその家庭のあり方に口出しするべきではないのかもしれない。だが3人の子供をもうけておきながら世話を妻に任せて合コンや不倫三昧、とりわけ子供たちにとっても大きな行事であろうクリスマスを含む年末に一週間の不倫海外旅行といった事実は、彼のイクメン的な振る舞いや、これまで築いてきた家族を大事にする父親像、子供を教育する立場などがあるからこそ、結局は非難の対象となる。想像以上のゲスぶりが表に出てしまった格好だが、今後、出馬をとりやめるとしても、彼に家族や教育などのテーマで講演や執筆の依頼があるのかどうか。

(ルイコスタ松岡)

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