「14ウーマン」の記事一覧(40 / 127ページ)

暴力団による診療報酬詐欺に関与で逮捕の脇坂英理子容疑者、虚飾の豪遊を振り返る

 昨年から「逮捕間近」との噂が飛び交っていた“女医タレント”の脇坂英理子容疑者(37)が、9日、ついに逮捕された。指定暴力団住吉会系組長らによる診療報酬詐取事件で、診療報酬を不正に受給していた疑い。取り調べに対して脇坂容疑者は「弁護士が来るまで話しません」と供述しているという。

 逮捕容疑は2012年11月上旬~14年9月上旬、脇坂容疑者が院長だった千葉県船橋市と東京都目黒区のクリニックで、一度だけ受診した患者が別の日にも受診したように見せかけて診療報酬を偽装請求し、千葉県内と東京都内の8自治体から患者14人分の診療報酬計約155万円を騙し取った疑い。だがこれはごく一部で、不正請求は12年8月~14年11月で総額約6900万円分に上っているという。

 脇坂容疑者は名門・東洋英和女学院高等部を卒業したのち、東京女子医科大学へ入学し、03年に医師免許を取得、大学病院に勤務した。専門は麻酔科。12年、船橋市にRicoクリニックを開業したが、診療項目は一般内科のほか、麻酔科・ペインクリニック内科、美容内科、美容皮膚科を掲げていた。13年にクリニックを中目黒に移転。クリニックの営業時間は13時~21時で年中無休だった。

 その頃からテレビにも「美人女医」として出演するようになった脇坂容疑者。14年6月に『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ系)に出演してからは、倖田來未似といわれるという派手なルックスや巨乳、そして過激発言が需要され、深夜番組を中心にメディア露出を続けていた。ホストクラブで豪遊することが趣味と公言し、水商売の人々と懇意にしていたため「クリニックにはキャバ嬢たちが疲労回復や美肌効果のある注射を打ちにくる」とも。また、

「年収5000万。でも宵越しの金は持たないので貯金はゼロ」
「クリニックの医師は自分だけだから多忙だけれど、毎晩のように新宿・歌舞伎町のホストクラブやキャバクラで飲み歩く」
「高級ホストクラブでNo.1ホストのために3000万円分ボトルキープ」
「肉体関係を持った男性は800人くらい」
「おっぱい大きいコとやりたくない? と言えばほとんどの男はやれる」

 などなど、テレビウケする発言を繰り出していた。だが「年収5000万」が事実だったかも疑わしい。というのも、脇坂容疑者は14年9月からクリニックの月額52万円余りの家賃・管理費を滞納したとして支払いとテナント明け渡しを求められる訴訟を起こされ、敗訴。14年末から休業し15年5月に閉院していたからだ。週刊誌では「約30万円を支払って5回の全身脱毛コースに申し込んだ女性」が、「2回目の治療を受ける前にクリニックが一時休業。そのまま閉店となったが返金は行われていない」と訴えていた。

 そうした患者からの訴え、また今回の逮捕についても、脇坂容疑者が「何も知らなかった」はずはない。昨年5月の時点で所属していた芸能事務所は、クリニック閉院の理由について「美容業界の安売りによる過当競争で、資金が行き詰ったと聞いている」とコメントしていた。だが彼女自身は9日に逮捕される直前まで、何事も起きていないかのようにブログやInstagramを更新していた。その内容も、高級美食に舌鼓を打つものなど被害者である元患者の神経を逆撫でしそうなものが多く、奇妙に感じる。まったく危機感がなかったのか、それとも逃げても仕方がないと諦めていたのか。いずれにしろ、反省の色は微塵も見えない。捜査の行方に注目していきたい。

『SMAP×SMAP』に芸能人が出たがらない!? 打ち切り&また解散か?

<p>新年早々に勃発した解散騒動により、SMAPの求心力が急落している。SMAPメンバー5人全員が揃う唯一の番組『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)では、ゲストがSMAPとの共演に難色を示すようになったという。このまま元のように5人で続けることは不可能な状況が続けば、9月に解散騒動が再燃すると見て、各メディアのジャニーズ担当、いわゆるJ担も徹底マークしている。</p>

橋本環奈、『セーラー服と機関銃』大コケ! 大規模公開も「観客5人」「大赤字」のピンチ

 5日、アイドルグループ・Rev. from DVLの橋本環奈が初主演する映画『セーラー服と機関銃 ‐卒業‐』が公開となったが、早くも「大コケしている」と話題になっている。「1000年に1人の逸材」と呼ばれる橋本だが、初の映画主演、またソロデビューCDなどの“爆死”が相次ぎ、マスコミ関係者の間では、「実はそこまで人気がない」とささやかれているようだ。

 『セーラー服と機関銃 ‐卒業‐』は、1981年に薬師丸ひろ子主演で公開された同名作の続編。公開前からネット上では「いかに橋本を可愛く映すかだけがテーマの映画」などと揶揄され、また「義理人情を重んじる任侠の世界」という現代にはミスマッチなテーマが災いしてか、公開初週の映画興行収入ランキングでは、全国238スクリーンという大規模公開ながら、トップ10圏外の12位と、残念な結果に。

「鑑賞者の反応を見ると、橋本の演技面に関しては、『自然体で思ったほどひどくなかった』『安心して見られるレベル』と決して批判ばかりではないものの、各所の映画館では『週末なのに5人しか客がいない』『大赤字なんだろうな……』といった不入りを嘆くツイートであふれ返る事態になりました」(芸能ライター)

 また、映画と連動してリリースされたソロ名義のCD「セーラー服と機関銃」も、同じく売り上げはパッとしなかったようだ。7日付のオリコンウィークリーチャートでは、推定売り上げ枚数が1万2,339枚で初登場11位とトップ10に食い込めず。また、CDの特典商法が「えげつない」とネット上で非難の嵐が吹き荒れた。

「公式サイトによると、CDに封入されているイベント参加券が2枚で握手会、5枚で握手会と写メ会に参加でき、10枚ではこの2つの特典に加えて、直筆サインがプレゼントされたそうです。AKB48は、CD1枚で握手会に参加できるだけに、『AKB以上の悪徳商法』といった批判が噴出。ここまでしたのにトップ10圏外とは、イベント券を10枚手にしたファンは、果たして何人いたのか……」(同)

 ネット上では、突然のブレークに「ステマアイドル」などといわれた橋本。これらの結果を見る限り、確かに主演やソロデビューは早すぎたのかもしれない。

大手事務所時代は月収150万+歩合! もはや恐い物なしの押尾学が暴露した超厚遇

 東京・六本木のマンション部屋で一緒にいたホステスが死亡した事件で収監され、おととし12月に出所した元俳優の押尾学のインタビュー記事が、「週刊新潮」(新潮社/3月10日号)に掲載された。記事の中で注目すべきは、押尾が27歳の時、大手芸能プロ「研音」とケンカ別れしたくだりだ。押尾は「我慢すればよかったなと思いましたね」と本音。事務所に「ハリウッドに行きたい」と直談判したところ、却下されたのが辞めた理由だったという。

 逮捕以前から、「夢はでっかくアメリカ進出。言葉の壁はないから、向こうでどこまでやれるか試してみたい。日本人をなめるなよってところ見せたい」 とアメリカへの思いをたびたび口にしていた押尾だが、当時の彼の演技力や仕事ぶりを振り返れば、ハリウッドは無謀だろう。そうして押尾を放逐した事務所の判断、賢明だ。

 その当時、事務所からの月給は押尾によると150万円。別途でCMギャラの半分をもらっていたそうで、「(事務所を)辞めていなければ人生は違ったのかなと」、「本当によくしてくれたんだなと思います」と後悔ならびに感謝の念をにじませた。

「当時の押尾はドラマ主演までこなし、自身が率いるバンド・LIVの活動もこなしていた。菓子や化粧品のCMに出演していたが、そのギャラは全盛期で3000万円ほどだったと推測でき、その折半を含めると年収3000万円は下らなかったのでは。おまけに、大勢のタニマチがいたので、遊ぶ時も自腹で払ったことはほとんどなかった。貯金はかなりあったはず」(テレビ局関係者)

 現在、押尾は実家で両親と同居。腕時計などを売り、貯金を切り崩してなんとかやりくりしている状態だと話した。しかし彼のInstagramアカウントに投稿されるプライベート写真群を確認する限りでは、明らかに一人暮らしであり、かつ、広いキッチンとリビングのあるかなり良いマンションに居住していることが伺える。

 常に演技のことを意識し、1月23日に都内でライブを行ったLIVの活動も含め、42歳になる5年後まではなんとか芸能活動で稼げるメドを立てたいことを告白しているのだが……。

「押尾の発言、特に給与について明かすのは芸能界のタブー破り。同年代のほかのタレントや、同じ事務所の先輩タレントなんかが『アイツ、あんなにもらっているのか』などと思うこともあるので、本来、ギャラの話はご法度。ましてや『研音』は、なかなか入るのが難しいが、入ってしまえばそれなりの厚遇なので、唐沢寿明、竹野内豊、反町隆史、山口智子などが長年所属している、ビッグネームほど独立しない事務所。かつては、唐沢が『うちの事務所、今のところよりもらえるよ』と厚遇を掲げてほかの事務所のタレントを引き抜いていたというほど。ただでさえ立場が悪い押尾だが、もう“表舞台”に戻るのは難しいだろう」(芸能プロ関係者)

 インタビューでは事件に今もテレビで活躍する芸能人がかかわっていたことを示唆。とんでもない“爆弾”を握っているだけに、押尾は恐い物なしのビッグマウスなのだろうか。

広瀬すずに衝撃を受ける人が続出! 関係者語る「間近で見た感想」とは?

<p> 2015年、大ブレイクと大バッシングの両方で良くも悪くも知名度を上げた女優・広瀬すず。同年6月に公開した映画『海街diary』で注目を浴びながらもアンチが増殖している状況だが、それでも広瀬の露出が減らないのはなぜだろうか。</p>

嵐・二宮「アカデミー賞」受賞も波紋!“SMAP辞退”に露呈した「賞レース受賞者」の掟

 3月4日に「第39回日本アカデミー賞」の授賞式が行われ、嵐・二宮和也が最優秀主演男優賞に輝いた。昨年、映画『永遠の0』で同賞を受賞したV6・岡田准一に続き、ジャニーズタレントが2年連続受賞。今回はHey!Say!JUMP・山田涼介も新人俳優賞を受賞するなどジャニーズ勢は大活躍だったが、かつて賞レースへの参加に後ろ向きだったジャニーズの連続受賞に加え、二宮のスピーチが波紋を呼んでいる。

 昨年12月公開の映画『母と暮せば』での演技が評価された二宮。受賞後のスピーチでは、昨年の岡田の姿を見て「俺もほしいな」と、悔しい気持ちになったことを振り返りながら、「ジャニーさん、メリーさん、ジュリーさんとずっと迷惑をかけてきた人たちに、これでちょっとは恩返しできたかなと思うと、とてもありがたく、また頑張っていこうと思っています」などと、あいさつ。事務所の代表であるジャニー喜多川社長に続き、メリー喜多川副社長&藤島ジュリー景子副社長の名前を真っ先に出す一方で、作品関係者への言葉がなかったことが物議を醸している。

 日本テレビ系で放送されたアカデミー賞の模様では、前述の発言はカットされたが、ニュースサイトなどではスピーチ全文が記事化され、今回の受賞に関して「出来レース。事務所の力でしょ?」「監督や共演者に感謝じゃなく、事務所に感謝ってあたりにどうやって賞を取ったか表れてる」「事務所から“言わされてる感”ハンパない」など、ネット上でさまざまな反応が上がった。

 アカデミー賞といえば、2006年度には映画『武士の一分』のときに、SMAP・木村拓哉が優秀主演男優賞を辞退。その後、昨年に岡田が受賞するまで、ジャニーズ事務所は同賞に対し距離を置いたスタンスをとっていた。

「木村の辞退は大きなニュースとなりましたが、ジャニーズ事務所は日本レコード大賞など賞レースには十数年前から参加していないことを説明した上で、『映画はあくまで監督のものでおこがましいです』『ホテルで一般の人から入場料を取っての発表会というのもウチに合わない』と、暗に“アカデミー賞批判”ともとれるコメントを出していました。また、同年度は『第49回ブルーリボン賞』でも、主演男優賞に木村と岡田がノミネートされましたが、『お世話になった俳優との争いもさることながら、同じ事務所内のタレント同士で賞を争うのは本意ではない。日本国内の賞レースには今後も参加する可能性は極めて低い』と、明言していたのですが、いつからか、その言葉はなかったことにされたようですね」(ジャニーズに詳しい記者)

 10年度の「第53回ブルーリボン賞」では、俳優・生田斗真がジャニーズから初めて新人賞を受賞。アカデミー賞も、昨年に岡田がノミネートされた際には、「岡田はこれまで弊社最多の20本の映画に出させていただいており、映画に育てていただいた俳優といっても過言ではございません。当日(2月27日)の調整もつきましたので、受賞させていただきます」と、木村のときとは打って変わり、事務所サイドは受賞に前向きな姿勢を示していた。

 ジャニーズと賞レースの関わりを振り返ると、映画だけではなく日本レコード大賞にも、長らく不参加の時代が続いた。1987年の授賞式直前、近藤真彦の母親の遺骨が何者かに盗まれ、「レコード大賞を辞退しろ」などと書かれた脅迫状が事務所側に送付されるという事件が発生。また、一部スポーツ紙の報道によれば、90年には「お祭り忍者」でデビューした忍者が「希望の演歌・歌謡曲部門ではなく、ロック・ポップス部門にノミネートされたことを不服として辞退」したという例も。しかし、それから20年たった10年の「第52回日本レコード大賞」では、近藤が「心 ざんばら」で最優秀歌唱賞を受賞している。

「レコ大は03年にもSMAPの『世界に一つだけの花』が大賞の最有力候補と言われていましたが、当時のジャニーズは賞レースから完全撤退していたことや、歌詞の『ナンバーワンにならなくていい』という世界観と合わないという理由から、同賞を辞退したとされています。結局、個々でもグループでもSMAPはアカデミー賞やレコ大にノミネートされても『辞退』するしかなく、それらを受賞できるのはメリー・ジュリー副社長の“お気に入りのタレント”のみという構図が、今回あらためて露呈してしまいました」(同)

 今回は日本アカデミー賞で3部門の受賞に輝いたジャニーズ勢だが、「賞レースは参加しない」「ウチには合わない」としていた姿勢は撤回し、今後は積極的に関わっていくのだろうか。また、メリー&ジュリー副社長の名前を挙げた二宮の“本意”を聞けるときは来るのだろうか?

たけしが硬直!小島瑠璃子の「私、若いので知りません」アピールに批判殺到

 小島瑠璃子の「空気を読めない」発言がネット上をざわつかせている。

 問題の場面は、2月29日に放送された『ビートたけしのTVタックル』(テレビ朝日系)での一幕。番組最後の告知場面で、阿川佐和子が開催中だったたけしの展覧会「ビートたけしのアートが100点 アートたけし展」が大盛況であると話を振った。

 たけしが謙遜しながら、「本当に申し訳ございません、間抜けな絵ばっかりで。版画は結構面白いかと思うんですけど……」と話していたところに、突然小島が「たけしさん、絵を描くんですか?」とかぶせ、たけしを硬直させたのだ。

「これに対して、阿川は慌てながら『ちょっと待って、君!』とツッコみ、横にいた大竹まことは『お前、その知らないってことがうらやましいよ』と嫌味を放ち、ケンドーコバヤシは苦笑いするしかないという状況。たけし本人は文句も言わず、『どうも申し訳ございません』と軽く頭を下げて番組を締めくくる大人の対応を見せていました。しかし、小島はそれ以前から的外れなコメントを連発。たけしの話に『なるほど、なるほど』と友達のように相槌をうち、不快に思った視聴者が多かったようです」(テレビ誌ライター)

 ネット上では、「わざわざ話の途中で口挟む必要あった? 空気読んでウンウン聞いてりゃいいのに」「こじるりの『私、若いので知りません』アピールが最近しつこい」「どっちかと言うと賢いイメージだったのに残念」「普段の生活でも年長者に向かってその言葉遣いはない」と批判の嵐だ。

「小島は過去にも空気の読めない言動で、共演したデヴィ夫人を『あの整形疑惑のKYタレント』と激怒させています。他にも小説・作詞・ラップなどマルチに活躍しているいとうせいせこうに対しても、『何をされてる人なんですか?』と面と向かって尋ねていたことがありました」(芸能記者)

 芸人、映画監督、俳優などマルチに活躍するたけしの創作活動のなかでも、異彩を放つのが「絵画」。1994年のバイク事故のリハビリの一環だったのが、いつしかライフワークへと昇華し、多くの作品展が開かれ、フランスの高級 宝飾品ブランド「カルティエ」とのコラボ展覧会がパリで開かれるなど、国内外で高い評価を受けている。小島の「私、知りません」は、やはり胸の内だけに留めておくべきだったかもしれない。

ヒトラーの特殊性癖が判明! 近親スカトロ、SM、覗き趣味…実はド変態だった総統

【不思議サイトトカナより】

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画像は「Wikipedia」より引用

 かつてナチス・ドイツ(第三帝国)の全権を掌握し、優生思想を唱えてユダヤ人をはじめとする多くの罪のなき人々を死に追いやった総統、アドルフ・ヒトラー。第二次世界大戦が終結してから70年を過ぎ、この男のさまざまな秘密が暴露され始めている。写真や公の場で見せる威厳に満ちた態度とは対照的に、彼は実に奇妙な私生活を送っていたのだ。

 昨年は、これまで都市伝説だと考えられていたヒトラーの股間に関する「片玉・短小説」が事実であることが刑務所のカルテによって判明したが、ここにきて、さらにショッキングな秘密が発覚している。それはなんと、ヒトラーの特殊な性癖について。人類史上最悪の独裁者は、いったいどんな“夜の生活”を営んでいたのか? 早速詳細についてお伝えしよう。

続きは【トカナ】で読む
        
         

波瑠、土屋太鳳らブレーク女優のウラで……消えた“朝ドラヒロイン”たちはいま

 2013年度前期の『あまちゃん』(能年玲奈主演)以降、NHK連続テレビ小説(通称、朝ドラ)が元気だ。『あまちゃん』から、14年度後期の『マッサン』(玉山鉄二&シャーロット・ケイト・フォックス主演)まで、平均視聴率は4作連続で20%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)の大台を超えた。15年度前期の『まれ』(土屋太鳳主演)こそ、平均19.1%に終わったが、現在放送中の『あさが来た』(波瑠主演)は絶好調。週平均視聴率は、第1週から21週連続で20%超。第6週以降に至っては、週平均23%を超える高い視聴率をキープしている。

 そんな中、ヒロインたちは朝ドラをきっかけに大ブレークした女優もいれば、下降線をたどった女優もおり、まさに悲喜こもごも。そこで、今回は、「ほとんど消えた」といってもいい朝ドラヒロインたちをピックアップしてみた。

 つい最近、ある元朝ドラヒロインがBS放送WOWOWの連続ドラマ『きんぴか』(中井貴一主演)に、金髪&露出度の高いドレス姿でキャバクラ嬢役を演じていた。彼女は、04年度前期の『天花(てんか)』でヒロインを務めた藤澤恵麻(えま=33)。『きんぴか』にはレギュラーではなく、第3話のみの端役での出演だった。

 藤澤は01年、ファッション雑誌「non‐no」(集英社)の「第32回モデルオーディション」でグランプリに輝き、同誌の専属モデルとしてデビュー。03年にセブンス・アヴェニューに移籍し、『天花』のオーディションを受けたところ、応募総数2,367人の中から選ばれた。演技経験ゼロの受験者が朝ドラのオーディションに受かることは異例。セブンス・アヴェニューは、所帯は小さいながらも、“大御所”白川由美、松嶋菜々子、井上真央らを擁する有力事務所で、「事務所の力で勝ち取ったヒロイン」との疑念も。『天花』には、今をときめく香川照之や木村佳乃らも出演していたが、平均視聴率は16.2%で、朝ドラスタート以降、当時のワースト視聴率を更新する不振だった。

 朝ドラ後、藤澤は05年公開の『奇談』に、阿部寛とのW主演で、映画初出演にして初主演の抜擢を受けた。しかし、その後はこれといった活躍は見られず、二度の米国留学もあって、徐々に忘れ去られた存在に。昨年は7月期の連ドラ『ホテルコンシェルジュ』(TBS系)第7話、同8月に土曜ワイド劇場『私は代行屋!4・事件推理請負人』(テレビ朝日系)、また5月に舞台『朗読劇 私の頭の中の消しゴム 7th letter』に出演した程度で、ほとんど“開店休業”状態。元朝ドラヒロインの行く末としては、残念な結果に終わっている。

 同様の元・朝ドラヒロインはほかにも多々いる。高野志穂(36)も、ほぼ演技経験なしで、02年度前期の『さくら』のオーディションに合格。ドラマ自体は、平均23.3%の高視聴率をゲットしたが、高野自身はその後低迷。連ドラでレギュラーの座をつかんだのは、地上波ではNHKのみで、06年以降は、単発の仕事しかなくなってしまった。13年6月に、名脇役・北村有起哉と結婚し、14年11月には第1子を出産。現在は主婦業に専念しているが、そのまま引退になってしまう可能性も。

 仁科亜季子似の美人女優・原田夏希(31)もまた、ほとんど演技経験がなかったが、04年度後期の『わかば』のオーディションに合格。しかし、作品は平均視聴率は17.0%と低かった。朝ドラ後は、学業を優先させたこともあって、女優としてはパッとせず。08年にはNHK大河ドラマ『篤姫』に出演する機会に恵まれたが、再浮上はかなわなかった。14年7月、業界大手のオスカー・プロモーションに移籍したことで、仕事は入るようになったのか、今年1月期にはテレビ東京連続ドラマ『警視庁ゼロ係~生活安全課なんでも相談室~』にレギュラー出演したものの、存在感はなく、インパクトは残せていない。

 アイドル出身の村川絵梨(28)は、上原香代子、田野アサミ、川田由起奈との4人組ユニット「ai☆ai」「なにわキッド」「BOYSTYLE」名義で活動し、歌手デビューも果たしている。04年に女優業に進出し、同年公開の『ロード88 出会い路、四国へ』で、映画初出演で主演。05年度後期の『風のハルカ』のオーディションを受け、ヒロインの座を獲得と、村川もまた、女優の道に入ったばかりだった。平均視聴率は17.5%と、これまたイマイチ。

 村川の場合は、アミューズという大手事務所所属とあって、朝ドラ後も、しばらくは連ドラレギュラーなどのオファーが入っていたが、09年あたりから、端役での出演が多くなり、連ドラも単発ばかりと下降線をたどることに。昨年は年間を通じ、映画は1本、ドラマは単発で3本、舞台は1本。仕事はなくはないが、存在感を示すような作品にはめぐり合えなかったようだ。

 この4人に共通するのは、演技経験なし、またはほとんどゼロで、オーディションに合格した点だ。やはり実績がない女優が、いきなり朝ドラヒロインに祭り上げられても、実力が伴っていないため、その後苦労をしいられ、やがてほぼ「消えた」状態となっている。

 近年のヒロインを見ると、12年度後期『純と愛』の夏菜、『あまちゃん』の能年のように、無名であっても、相応の下積みがあった。『マッサン』のシャーロットも米国では演技経験があり、『まれ』の土屋は『おひさま』(11年度前期)『花子とアン』(14年度前期)と2本の朝ドラに出ている。『あさが来た』の波瑠は売れていたとはいいがたいが、下積み生活が長かった苦労人である。13年度後期『ごちそうさん』の杏や、『花子とアン』の吉高由里子は、すでに実績十分だったし、次期朝ドラ『とと姉ちゃん』の高畑充希も同様だ。

 かつては、素人同然の子をオーディションでヒロインに抜擢することも多かったが、結局、後に鳴かず飛ばずになってしまうのは目に見えている。ここ数年、ヒロインの選考基準が変わり、それなりの実績がある女優を選ぶようになったのは必然と言えそうだ。
(森田英雄)

波瑠、土屋太鳳らブレーク女優のウラで……消えた“朝ドラヒロイン”たちはいま

 2013年度前期の『あまちゃん』(能年玲奈主演)以降、NHK連続テレビ小説(通称、朝ドラ)が元気だ。『あまちゃん』から、14年度後期の『マッサン』(玉山鉄二&シャーロット・ケイト・フォックス主演)まで、平均視聴率は4作連続で20%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)の大台を超えた。15年度前期の『まれ』(土屋太鳳主演)こそ、平均19.1%に終わったが、現在放送中の『あさが来た』(波瑠主演)は絶好調。週平均視聴率は、第1週から21週連続で20%超。第6週以降に至っては、週平均23%を超える高い視聴率をキープしている。

 そんな中、ヒロインたちは朝ドラをきっかけに大ブレークした女優もいれば、下降線をたどった女優もおり、まさに悲喜こもごも。そこで、今回は、「ほとんど消えた」といってもいい朝ドラヒロインたちをピックアップしてみた。

 つい最近、ある元朝ドラヒロインがBS放送WOWOWの連続ドラマ『きんぴか』(中井貴一主演)に、金髪&露出度の高いドレス姿でキャバクラ嬢役を演じていた。彼女は、04年度前期の『天花(てんか)』でヒロインを務めた藤澤恵麻(えま=33)。『きんぴか』にはレギュラーではなく、第3話のみの端役での出演だった。

 藤澤は01年、ファッション雑誌「non‐no」(集英社)の「第32回モデルオーディション」でグランプリに輝き、同誌の専属モデルとしてデビュー。03年にセブンス・アヴェニューに移籍し、『天花』のオーディションを受けたところ、応募総数2,367人の中から選ばれた。演技経験ゼロの受験者が朝ドラのオーディションに受かることは異例。セブンス・アヴェニューは、所帯は小さいながらも、“大御所”白川由美、松嶋菜々子、井上真央らを擁する有力事務所で、「事務所の力で勝ち取ったヒロイン」との疑念も。『天花』には、今をときめく香川照之や木村佳乃らも出演していたが、平均視聴率は16.2%で、朝ドラスタート以降、当時のワースト視聴率を更新する不振だった。

 朝ドラ後、藤澤は05年公開の『奇談』に、阿部寛とのW主演で、映画初出演にして初主演の抜擢を受けた。しかし、その後はこれといった活躍は見られず、二度の米国留学もあって、徐々に忘れ去られた存在に。昨年は7月期の連ドラ『ホテルコンシェルジュ』(TBS系)第7話、同8月に土曜ワイド劇場『私は代行屋!4・事件推理請負人』(テレビ朝日系)、また5月に舞台『朗読劇 私の頭の中の消しゴム 7th letter』に出演した程度で、ほとんど“開店休業”状態。元朝ドラヒロインの行く末としては、残念な結果に終わっている。

 同様の元・朝ドラヒロインはほかにも多々いる。高野志穂(36)も、ほぼ演技経験なしで、02年度前期の『さくら』のオーディションに合格。ドラマ自体は、平均23.3%の高視聴率をゲットしたが、高野自身はその後低迷。連ドラでレギュラーの座をつかんだのは、地上波ではNHKのみで、06年以降は、単発の仕事しかなくなってしまった。13年6月に、名脇役・北村有起哉と結婚し、14年11月には第1子を出産。現在は主婦業に専念しているが、そのまま引退になってしまう可能性も。

 仁科亜季子似の美人女優・原田夏希(31)もまた、ほとんど演技経験がなかったが、04年度後期の『わかば』のオーディションに合格。しかし、作品は平均視聴率は17.0%と低かった。朝ドラ後は、学業を優先させたこともあって、女優としてはパッとせず。08年にはNHK大河ドラマ『篤姫』に出演する機会に恵まれたが、再浮上はかなわなかった。14年7月、業界大手のオスカー・プロモーションに移籍したことで、仕事は入るようになったのか、今年1月期にはテレビ東京連続ドラマ『警視庁ゼロ係~生活安全課なんでも相談室~』にレギュラー出演したものの、存在感はなく、インパクトは残せていない。

 アイドル出身の村川絵梨(28)は、上原香代子、田野アサミ、川田由起奈との4人組ユニット「ai☆ai」「なにわキッド」「BOYSTYLE」名義で活動し、歌手デビューも果たしている。04年に女優業に進出し、同年公開の『ロード88 出会い路、四国へ』で、映画初出演で主演。05年度後期の『風のハルカ』のオーディションを受け、ヒロインの座を獲得と、村川もまた、女優の道に入ったばかりだった。平均視聴率は17.5%と、これまたイマイチ。

 村川の場合は、アミューズという大手事務所所属とあって、朝ドラ後も、しばらくは連ドラレギュラーなどのオファーが入っていたが、09年あたりから、端役での出演が多くなり、連ドラも単発ばかりと下降線をたどることに。昨年は年間を通じ、映画は1本、ドラマは単発で3本、舞台は1本。仕事はなくはないが、存在感を示すような作品にはめぐり合えなかったようだ。

 この4人に共通するのは、演技経験なし、またはほとんどゼロで、オーディションに合格した点だ。やはり実績がない女優が、いきなり朝ドラヒロインに祭り上げられても、実力が伴っていないため、その後苦労をしいられ、やがてほぼ「消えた」状態となっている。

 近年のヒロインを見ると、12年度後期『純と愛』の夏菜、『あまちゃん』の能年のように、無名であっても、相応の下積みがあった。『マッサン』のシャーロットも米国では演技経験があり、『まれ』の土屋は『おひさま』(11年度前期)『花子とアン』(14年度前期)と2本の朝ドラに出ている。『あさが来た』の波瑠は売れていたとはいいがたいが、下積み生活が長かった苦労人である。13年度後期『ごちそうさん』の杏や、『花子とアン』の吉高由里子は、すでに実績十分だったし、次期朝ドラ『とと姉ちゃん』の高畑充希も同様だ。

 かつては、素人同然の子をオーディションでヒロインに抜擢することも多かったが、結局、後に鳴かず飛ばずになってしまうのは目に見えている。ここ数年、ヒロインの選考基準が変わり、それなりの実績がある女優を選ぶようになったのは必然と言えそうだ。
(森田英雄)

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