「14ウーマン」の記事一覧(42 / 127ページ)

壇蜜「加齢に伴い、時代と立場に合った思想を持つことが許されないとは驚いた」 類稀な客観性で現代社会をまなざす『どうしよう』

 中学時代のあだ名が「愛人」。元和菓子工場勤務。元銀座ホステス。元葬儀屋。外陰部まで露出する過激グラビアアイドル。黒髪の大和撫子……そんないくつもの“異色イメージ”を背負って表舞台に登場し、大ブレイクをした女性タレント・壇蜜(35)。各種メディアを席巻した当時と比べれば、雑誌やテレビで姿を見る機会は減ったが、コラムニストとして週刊誌連載を抱え、久米宏と書評番組のMCを務めるなど、どっこい“生き残って”いる。

 そんな壇蜜が2月に書き下ろしエッセイ集『どうしよう』(マガジンハウス)を上梓した。それを読むと、壇蜜の持つ価値観や人間性が、いかに日本のテレビバラエティや男性読者向け雑誌と食い合わせが悪かったのかが、判明してしまう。

◎凝り固まった「壇蜜らしさ」を削ぐ作業

 前述のように、過激グラビア写真を多く残している壇蜜。ホースやロープ1本で局所を隠し、剃毛済みの外陰部まで露わな写真には、衝撃を受けた。しかし一方で、男性を「殿方」と呼び、バラエティ番組ではゆっくり落ち着いた喋り方や所作で芸人を魅了。男性から三歩下がって俯きがちに(でも猫背ではない)歩く古風な女性のイメージと、性的好奇心を満たしてくれそうなイメージの両方を持っていて、まさに「昼は淑女、夜は娼婦」を体現しているように見えた。

 2013年に出した『エロスのお作法』(大和書房)は、“職業「エッチなお姉さん」として活躍する著者が書き下ろした、初の女性向けの恋愛指南本”であった。「殿方の視線や賛辞は、私たちの『栄養』なのです」と綴り、殿方を“愛すべき”“頼るべき”かわいらしい生き物として、壇蜜が手のひらで甘く転がしているようだった。同じくエッセイ本『蜜の味』(小学館)でも「恋愛関係になると徹底的に彼に尽くす」「自分ができることで彼が喜ぶことの代表といえばセックス。セックスにおいてはできるかぎりのことをする」「一方的に奉仕することを厭わない」と、献身的に尽くす姿勢をアピール。しかしそれらは、壇蜜というキャラクターに則ったものでしかなかったのかもしれない。

 比べて『どうしよう』は、本名である齋藤支靜加(さいとうしずか)の部分――つまり彼女の素顔が描かれているのではないだろうか。「壇蜜」は彼女にとってあくまで職業なのだ。たとえば、「壇蜜」というキャラクターのままだったら、無名時代にオーディション応募した動機として『当時付き合っている男の束縛が厳しく喧嘩になり、半ば腹いせのつもりで(中略)「見下した男に報復したい」という闇の気持ちが強かった』とは書かないだろう。いま、壇蜜は固定化した分かりやすい「壇蜜」というキャラクターの印象を、削ぎ落とす作業に入っているのではないか。

 壇蜜の齋藤支靜加としての本音が明かされているから、同書(『どうしよう』)は興味深い。たとえば、一時期と比較してテレビ出演の本数がガクッと減ったことについて世間から「消えた」等の揶揄があったり、売れたタレントに変化が見られると「変わっちゃった」「天狗かよ」等の苦情が出る現象を、壇蜜は次のように皮肉る。

『世間もTVも、最初にタレントが持っていたイメージを少しでも変えようとすると、大変怒る。分かりにくくなるからだろう。「それで売れたくせに手のひらを返さないで」と言われた』

『加齢に伴い、時代と立場に合った思想を持つことが自分に許されないと知った時は驚いた』

『娯楽を提供することが本分であるのに、どう転んでも怒りの感情を持たれるこの仕事は凄いな、と』

 表面上はたおやかな微笑みを浮かべていても、「大変悪い」と自称する性根を持つ壇蜜は、「心の中で唾を吐」いているそうだ。面白い。分かりやすさを演出したがるマスメディア装置にとって、エロアイコンという分かりやすさのあったかつての壇蜜は重宝物だったが、鮮烈デビューから5年経った今では劣化コンテンツ。分かりやすく整理分類しておくためには、「愛人キャラのエロ熟女」路線を強化するか、「結婚に焦る35歳独女」とかの新しいキャラ付けをするか。しかし彼女は「人間は変化していく有機物だから、常に分かりやすい存在でなどいられない」とはなから知っていたのだろう。そのうえ客観的な視点を持っているので、嘘のゴシップニュースが流布しても

『壇蜜というタレントは「叩いてスッキリ」の対象物でもあるので仕方ないといえば仕方ない』

 と割り切る。さらに彼女の思考は深く潜る。『大丈夫は不安』という項で彼女は、具体的な事象を見せずに、あくまでも抽象的に「今の日本社会の様相」を切り取ってみせている。

『極端な考え方だが、不安に振り回され、「意見の違う人を攻撃しないと自分を保てない」という人々が増えているように思えるのは、決して気のせいではない。何かと二派に分かれがちな最近の「モノの考え方の傾向」を見ていると、「意見が違う! だからこうしてやる!」と石をぶつけられる日もそう遠くないのかもしれないとすら感じた』

『不安なのは「知らない」から。そして、「違うこと言ってる人は敵」だと思っているからだろう』

 一体“何”について、“誰”についてのテキストなのかを敢えて明示しないことも含めて、壇蜜の聡明さには唸るばかりだ。自分に敵意を向けてくる他者を、彼女は「私に良心を見せることのない人たち」と分析し、「彼らにも良心はあるはずだ、と妙な期待をしてしまうのはよそう」と、これまた割り切る。実際、彼らにも良心はあるはずだが、「私」に対してその良心を向けることはなく、それは「私」が彼らにとって良心を向けるに値しないと思われているからなのだ、と壇蜜は冷静に思索し、敵意の者たちと距離を置くことを決めた。

 同時に、壇蜜はいかに自らが怠惰な女性であるかを淡々と記録している。「いつも眠い」とか、「働きたくない」とか。特に睡眠欲については共感しすぎて、イイネ!ボタンがあれば10回押したい(何回も押せるものなのか?)。『眠くて仕方ない』という項は、「眠い」を理由にして男と別れたことが2回あるという書き出しから、30半ばの現在も一向に眠気が抜けず14時間寝てしまったりする、などと、朝活でヘルシー爽やかキラキラ女子☆が流行中の昨今において、珍しいほどの怠惰ぶり。壇蜜にとってそんな流行はどうでもよくて、他人にだらしないだの何だの咎められようとも屁でもなく、ただ心地よく安眠したいだけなのだ。

 本のタイトルは『どうしよう』だし、執筆開始当初は日常の困りごとについて書く予定だったというが(あとがきより)、どう読んでみても、壇蜜はなんにも困っちゃいないし、「どうしよう」と惑ってもいない。自分が何を好きで何が嫌いで、あれがこうなったら気持ちが良くてうふふと笑っちゃう、そういうことを壇蜜は自覚的に把握していて、迷いはほとんどないのではないか。男とか結婚とか産むとか産まないとか、そういったテーマには深く踏み込まず、しらをきり通しているところもいい。今の壇蜜の姿勢から、女性たちが学ぶべきことはたくさんある。
(下戸山うさこ)

やはり黒幕がいた!? SMAPキムタク残留決意の裏にアノ人物の入れ知恵か!?

<p> SMAP分裂騒動は今も様々な憶測が飛び交っているが、そんな数多くの憶測のひとつに気になるモノが存在していた。ジャニーズ事務所を脱退する意向であった4人と事務所残留を決めた木村拓哉の対立構図は、これまでも数多くのメディアで語られていたが、その背後にもうひとりの人物が関わっているとの情報だ。</p>

綾瀬はるか、松坂桃李と破局報道! 『わたしを離さないで』爆死で公私ともに惨事続き

 松坂桃李との交際が伝えられていた綾瀬はるかが、人知れず破局していたことを3日発売の「女性セブン」(小学館)が報じた。現在出演中の主演ドラマ『わたしを離さないで』(TBS系)の大爆死ぶりが伝えられる中、私生活でもつまずいていたようだ。

 綾瀬と松坂は、2014年公開の映画『万能鑑定士Q ‐モナ・リザの瞳‐』での共演をきっかけに急接近し、その後交際に発展したという。翌15年の元日には、一部スポーツ紙で大々的に「真剣交際中」と報じられ、双方ファンを驚かせた。

「実はこの時点では、『友達以上恋人未満』という方が正しく、プライベートで接点こそあったものの、交際しているわけではありませんでした。ただ、その後はどうやら正式に恋人同士に発展したようで、昨年4月には『セブン』に“自宅通い愛”をキャッチされています」(スポーツ紙記者)

 しかし同誌最新号によると、結婚願望を強く持つ綾瀬に対して、松坂はまだ独身を希望しており、今年初めの時点で綾瀬から別れを切り出したという。

「今年初めとなると、ちょうど『わたしを離さないで』がスタートする時期ですが、同作は初回から平均視聴率6.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と低迷。その後も6~7%台を推移し、今期イチの期待はずれドラマといわれています。綾瀬にとっては、13年のNHK大河ドラマ『八重の桜』に続く惨状で、公私共にまさに踏んだり蹴ったりの状況でしょう」(同)

 また「セブン」によると、綾瀬は所属事務所・ホリプロについて「結婚させてもらえないなら、事務所を辞めても構わない」と周囲に言い放っているそうだが、同プロにはこんな“裏ルール”が存在しているという。

「ホリプロは、綾瀬が大沢たかおと交際している際、事務所の車で大沢宅に送迎するなど、交際自体については協力的な面があります。しかし、人気の上下に大きく関わる結婚となると話は別で、特に売れている時期には、どうしても許可しない。綾瀬の同僚である石原さとみも、一昨年に結婚式場を探していたことを一部マスコミがキャッチしましたが、結局ホリプロは認めなかった。同プロでは、有力な所属タレントが若いうちに結婚するという事例はほとんどなく、深田恭子や優香も、結婚報道はたまに流れるもののいまだ独身です」(芸能プロ関係者)

 今年は3年がかりで放送される、NHKの放送90年を記念した大作ドラマ『精霊の守り人』への出演を控えている綾瀬。多忙な日々はまだ続きそうだが、この状況のままモチベーションを保つことはできるだろうか?

綾瀬はるか、松坂桃李と破局報道! 『わたしを離さないで』爆死で公私ともに惨事続き

 松坂桃李との交際が伝えられていた綾瀬はるかが、人知れず破局していたことを3日発売の「女性セブン」(小学館)が報じた。現在出演中の主演ドラマ『わたしを離さないで』(TBS系)の大爆死ぶりが伝えられる中、私生活でもつまずいていたようだ。

 綾瀬と松坂は、2014年公開の映画『万能鑑定士Q ‐モナ・リザの瞳‐』での共演をきっかけに急接近し、その後交際に発展したという。翌15年の元日には、一部スポーツ紙で大々的に「真剣交際中」と報じられ、双方ファンを驚かせた。

「実はこの時点では、『友達以上恋人未満』という方が正しく、プライベートで接点こそあったものの、交際しているわけではありませんでした。ただ、その後はどうやら正式に恋人同士に発展したようで、昨年4月には『セブン』に“自宅通い愛”をキャッチされています」(スポーツ紙記者)

 しかし同誌最新号によると、結婚願望を強く持つ綾瀬に対して、松坂はまだ独身を希望しており、今年初めの時点で綾瀬から別れを切り出したという。

「今年初めとなると、ちょうど『わたしを離さないで』がスタートする時期ですが、同作は初回から平均視聴率6.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と低迷。その後も6~7%台を推移し、今期イチの期待はずれドラマといわれています。綾瀬にとっては、13年のNHK大河ドラマ『八重の桜』に続く惨状で、公私共にまさに踏んだり蹴ったりの状況でしょう」(同)

 また「セブン」によると、綾瀬は所属事務所・ホリプロについて「結婚させてもらえないなら、事務所を辞めても構わない」と周囲に言い放っているそうだが、同プロにはこんな“裏ルール”が存在しているという。

「ホリプロは、綾瀬が大沢たかおと交際している際、事務所の車で大沢宅に送迎するなど、交際自体については協力的な面があります。しかし、人気の上下に大きく関わる結婚となると話は別で、特に売れている時期には、どうしても許可しない。綾瀬の同僚である石原さとみも、一昨年に結婚式場を探していたことを一部マスコミがキャッチしましたが、結局ホリプロは認めなかった。同プロでは、有力な所属タレントが若いうちに結婚するという事例はほとんどなく、深田恭子や優香も、結婚報道はたまに流れるもののいまだ独身です」(芸能プロ関係者)

 今年は3年がかりで放送される、NHKの放送90年を記念した大作ドラマ『精霊の守り人』への出演を控えている綾瀬。多忙な日々はまだ続きそうだが、この状況のままモチベーションを保つことはできるだろうか?

武井咲の左手薬指に光る指輪に「TAKAHIROと結婚?」意外な新彼氏情報も…

 先月22日、女優の森カンナが自身のインスタグラムに、「彼女。」というコメント付きで、ドリンクを飲む武井咲を正面から写した画像を投稿。武井はSNSをやっておらず、貴重なプライベートショット公開に、武井ファンからは感謝の声が多く上がったようだが、注目されているのは武井の指に輝くリングだ。

「コップを持つ武井の左手薬指に指輪がはめられていることは、はっきりと確認できます。もちろん、単なるお洒落として指輪をはめる女性はたくさんいるでしょうが、左手の薬指であること、さらに武井は去年、EXILE・TAKAHIROとの熱愛が報じられたこともあり、指輪のウワサを聞きつけたTAKAHIROファンから『どういうことなの?』『ちゃんと説明して!』と怒りの声が。武井は、去年5月に行われた『JTBの夏旅』のイベントに出席した際、TAKAHIROとの熱愛報道を完全否定しましたが、疑惑は晴れていません」(週刊誌記者)

 EXILEの絶対的なエースとして君臨していた、以前までのTAKAHIROならば、結婚など認められなかっただろうが、現在は岩田剛典や白濱亜嵐ら若手が台頭。ネット上では「結婚しても、そんなにダメージはないのでは?」「HIROがオッケーしたら、即結婚しちゃうんじゃない?」などといった、無責任な発言も飛び交っている。だが、ここへ来て、「武井がいま交際しているのはTAKAHIROではないようだ」という新情報もある。

「実は昨年秋ごろから、都内のある高級住宅街で、武井と某男性アイドルグループのメンバーで俳優としても活躍するOの密会が目撃されているんです。複数の目撃談を照らし合わせると、Oの自宅ではなく隠れ家的に利用しているタワーマンションの一室で逢瀬をかわしているようだとわかりました。ただ、Oも別の女優と結婚が近いと噂されているので、真剣交際なのか浮気相手なのかは不明ですが」(前同)

 武井の本命が誰であるにしろ、彼女はまだ22歳。結婚を真剣に検討するような年齢でもなさそうである。件の指輪がペアリング、あるいは恋人からのプレゼントである可能性はあるものの、少なくとも婚約指輪ではないだろう。

夏帆が露骨にハブられている!? 『海街diary』四姉妹で夏帆だけ除け者状態の理由

0302umimati_01.jpg
※イメージ画像:『海街diary Blu-rayスタンダード・エディション』(ポニーキャニオン)

 綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずの実力派若手美人女優が四姉妹を演じた映画『海街海街diary』が日本中の映画祭を席巻している。特に日本最高峰の映画祭のひとつ、「第39回日本アカデミー賞(3月4日最優秀賞発表および授賞式)」では、この4人がそれぞれ優秀主演女優賞(綾瀬)、優秀助演女優賞(長澤、夏帆)、新人俳優賞(広瀬)と全員が優秀賞をゲットし、さらに最優秀賞候補にノミネートされている。

 ところが各新聞社が主催した映画祭のなかには、綾瀬、長澤、広瀬の3人のみを表彰して、三姉妹として扱っているものがある。日刊スポーツ映画大賞と東京スポーツ映画大賞がそうだ。

 2月末に開催されたビートたけしが審査委員長を務める東スポ映画大賞では、綾瀬が主演女優賞、長澤が助演女優賞、広瀬が新人賞を獲得。授賞式では「三姉妹揃い踏み」だとし、たけしとともに「コマネチ」ポーズを披露。大きな話題となった。

西島秀俊、映画『女が眠る時』大コケ! 映画館ガラガラで「観客3人」「女性ファン激減」!?

 2月27日公開のビートたけし主演映画『女が眠る時』が、さっそく“大コケ”しているという。共演の西島秀俊とは、昨年公開の『劇場版 MOZU』に続くコンビだったが、マスコミ関係者の間では、たけしよりも西島の集客力のなさが話題となり、「芸能界に巻き起こった西島旋風は、完全に終わってしまった」とささやかれているという。

 2013年のNHK大河ドラマ『八重の桜』で大ブレークした西島の最新作となる同作だが、公開初週の週末興収ランキング(興行通信社調べ)では、公開スクリーン数204という大規模ながら12位スタートと、トップ10にはランクインできず。同週トップは、同じく初登場のSexy Zone・中島健人主演『黒崎くんの言いなりになんてならない』だった。

 同作の初日挨拶では、主演のたけし自ら「昨今は映画の興行収入ばかりが取り沙汰されるが、こういう映画もあらためて見直してほしい」と発言し、話題になった。本作は、妻(小山田サユリ)とともにリゾートホテルを訪れたスランプ中の作家(西島)が、とある初老の男性(たけし)と若い女性(忽那汐里)のカップルに興味をひかれてゆくというストーリーで、作品性は高いといわれ、映画ファンからも「解釈の幅が広い作品で面白かった」との声も上がったが、一方で「最初から最後まで、とにかく眠かった」「さっぱり意味がわからない」などと、不満げな意見も目立っている。また客入りも悪かったようで「客席に自分しかいなくて、ガラガラ」「観客3人だった」「平日は、もっと人が入らないんじゃ」といった声も散見された。

「恐らく、製作側も脚本が一般受けしそうにないことはわかっていたはずですし、集客力を期待して、西島を投入した面もあったのではないでしょうか。しかしフタを開けてみると、彼にそこまでの力はなかったようで、ネット上にも『西島目当ての女性ファンが多いかと思ったら、7割が初老の男性とその奥さんって感じ』との声が出ていました。西島は、昨年11月公開の主演映画『劇場版 MOZU』で、公開初週の週末興収ランキングでトップを飾りましたが、最終的な興収は13億円ほどだったそうで、東宝がもくろんでいた20億円超のヒットはかなわず。最近では、役者としての期待はずれ感ばかりが目立っているようです」(芸能ライター)

 大河で披露した肉体美が話題になると、福山雅治や向井理らと並ぶ「女性人気の高い俳優」として一世を風靡した西島だが、人気低下の原因となったのは、やはり“結婚”とみられているようだ。

「14年末に“プロ彼女”(有名人とばかり交際する元タレントの一般人)といわれる女性と結婚後、人気が失速。テレビ各局のプロデューサーも、『数字を持っていない賞味期限切れ』俳優になりつつあると、オファーには慎重になっているようです」(同)

 西島は昨年10月期の主演ドラマ『無痛~診える眼~』(フジテレビ系)も、初回以外の平均視聴率がオール1ケタの惨敗。第4話は、プロ野球日本シリーズの中継延長によって放送スタートが午後11時45分となった背景はあるにせよ、4.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)という大爆死を喫してしまった。

 結婚発表時には「西島ロス」現象が起こるほどの人気ぶりだったものの、「主演の連ドラ、最新映画でこのありさまとあっては、今後のオファーは少なくなっていくかもしれませんね」(同)との声も。ドラマ、映画と続けて大コケとなってしまった西島だが、今後大ヒット作に巡り合い、巻き返しを図ることはできるのだろうか?

なぜ女性は昇進・昇給しづらいのか 「女性らしい生き方」と「女性の生きづらさ」

今週からmessyで女性をめぐる社会問題について連載をさせていただくことになりました、古谷有希子と申します。これまでもwebメディアから「連載してみませんか」というお誘いをいただいたことはあったのですが、面白いことやキャッチーなことが書けないので、難しそうだと思っていました。今回は、messyの編集さんがいくつか具体的な企画を提案してくださって、私でもできそうなものもあったので、思い切って連載をさせていただくことにしました。一般の方向けに文章を書いてきた経験が無いので、読みにくい部分もあるかと思いますが、よろしくお願いいたします。

で、こいつは何者なんだ、と思われる方も多いと思いますので、軽く自己紹介をさせていただきます。私はアメリカの大学院に在籍していますが、昨年から日本で日本の高校生の就職について研究をしています。大学生の新卒一括採用はよくニュースなどでも注目を集めますが、高校生についてはニュースで取り上げられることもほとんどありません。「大卒ニートになるなら高卒就職の方がいい」という話もありますが、高卒就職の実態を知る人はあまり多くないかと思います。

世間の関心は大卒に向いていますが、しかし日本社会の特徴として、高卒就職であれ大学進学であれ、個人の一生に対して非常に大きな意味を持つのは、高校生の時に何をしているのか、どんな高校に通っているのかである、という分析があります。しかも高校生本人の学力や能力以上に、高校そのものの果たす役割が、社会全体で見たときに非常に大きいのです。個人の能力は多くの場合、努力に対する姿勢、本人の好みや得意科目も含めて、家族、友人、教師など周囲の環境・対応・期待のかけ方などによって大きく左右されるものですが、日本では高校が進路指導という形で生徒にダイレクトに関わる中で、生徒の人生の選択に大きな影響を与えるのです。

◎理系学部に進学する女性は男性に比べて少ない

この連載は、女性をめぐる社会問題について書くということになっているのですが、女性についてもこうした分析と同様のことが言えます。どんな女子高生だったかが重要だ、というと下世話な感じがするかもしれませんが、どんなことが好きで、どんな活動に参加して、どこで遊んで、どんな友達がいて、どんな生活をしていたのか、何の科目が好きだったのか、どんな高校に通っていたのかということがその後の人生を決めるうえで非常に重要な要素になるのです。そして、なぜあるモノを好んだり、ある行動を選択したりするのか、それさえも環境によって大きく影響され、その環境は学校によって大きく変わります。

そして、女性の場合は男性に比べてもっと複雑です。ある女子高生がクラスメイトの男子と「好きなもの」「得意なもの」が全く同じで同じ進路を選んだとしても「世の中が女子と男子の違いをどう思っているか」によって、個人の望みや能力とは全く違うところで、人生が大きく引っ張られてしまうことが少なくありません。

ここで、女子と男子の進学傾向の違いを「男女共同参画白書平成25年版」を参考に見てみましょう。

大学進学率は男子54.0%、女子45.6%と男子の方が8ポイントほど高いのですが、大きな違いはありません。一般的に理系の方が文系よりも就職で有利かつ給与も高いと考えられているので、理系・文系学部の進学率の男女の違いを見てみると、女子学生が最も多い専攻分野は25.6%の社会科学分野、次いで22.3%の人文科学となっています。一方男子が一番多いのは38.9%の社会科学分野、次いで23.6%の工学分野となっています。女子が比較的多い理系学部は薬学・看護学の13.4%です。また、女子の場合は家政、芸術、そのほか、という分類の学部系統も17.7%と多いのですが、男子はこの比率が女子よりも少なく10%弱となっています。

この数字を見ただけでは単純に男子が理系を選び、女子が文系を選ぶ、とは言えませんが、女子が理系に少ないことは明確な事実です。しかし、この事実をもってすぐさま「女性の方が理系スキルが低いから、あるいは理系を選ぼうとしないから就職、給与、昇進などで不利」と結論付けることできません。日本では文系出身者の方が将来的な昇進・昇給では有利だという研究があるように、文系であることで不利益を被ることはないのです。

◎男女の差が開くのは大学卒業後

日本の管理職に占める女性割合は平成24年度で係長、課長、部長を合わせて11.6%ですが、その中でも一番多いのが係長相当職の14.4%、部長相当職では4.9%と、全体として非常に低い水準にあります。女性はなぜ昇進・昇給で不利なのでしょうか?

先ほど男女の大学進学率はそれほど変わりがないと述べました。しかし、進学率に大きな差はなくとも、進学する大学の難易度に違いがある可能性もあるでしょう。そこで、男女の出身大学の難易度の違いをみたいと思います。

東京大学の男女比率は4:1、慶応大学は2:1、上智大学は1:1、明治大学は2:1、帝京大学は2:1、国立大学平均は3:2です。東京大学も含め難易度の高いとされる国立大学は、設置されている学部が文系学部よりも理系学部の方が多いため、理系の学生の方が多くなります。理系学部が女性に比べて男性のほうが進学する比率の多いことを考えれば、私立大学より男子学生の比率が高いのは当然でしょう。また、私立大学の男女比率は難易度で大きく差があるわけではありません。ときおり聞かれる「偏差値の高い大学は女子比率が低く、偏差値の低い大学は女子比率が高い」という話は迷信に過ぎない、ということです。

そもそも東京大学にしても、日本の女性管理職と比べれば、男女比率の差はそこまで大きいものではありません。私の研究室がある男子ばかりの東大ですら、男女比は4:1にとどまっているのですから、男女の学力差に起因して、女性の昇進・給与が男性より低く抑えられているわけではないということになります。つまり、男女の社会参画は、大学在学中まではそこまで大きく差があるわけではないのに、卒業してから差が開いていくのです。

◎いつから「女性らしい生き方を探そう」にシフトするのか

女性は結婚出産を経て仕事を辞めるから仕方がない、という考え方もあるかもしれません。しかし、女性の勤続年数は長期化しており、雇用者のうち女性の平均年齢は40.0歳、平均勤続年数は8.9年であり、男性は平均年齢42.5歳、平均勤続年数13.2年と大きな違いがあるわけではありません。つまり、結婚しようが子どもができようが、女性も男性も同じように働き続けているのに、女性は昇進・昇給で男性に大きく水をあけられているのです。

しかし、男子と同じぐらい勉強もできて、希望をもって大学に進学し、意気揚々と社会に出ようと夢を抱いていた女子高生は、一体いつ、自分は男子とは同じ働き方ができない、男子とは同じようになれない、男子とは違うんだということを突き付けられ、それならば女性らしい生き方を探そう、と考えるようになるのでしょうか? 次回以降、さらに踏み込んで考察していきたいと思います。

参考
内閣府男女共同参画局 男女共同参画白書平成25年版
川口章、2008、『ジェンダー経済格差―なぜ格差が生まれるのか、克服の手掛かりはどこにあるのか』勁草書房
橘木俊詔、松浦司、2009、『学歴格差の経済学』勁草書房

【イベント告知】

「学校における子どもの貧困と「平等主義」:学校、仕事、社会をつなぐ 教育系NPOの取り組み」

学校現場で広がる「貧困問題」とどう向き合うべきなのか? 教育現場で活動する二人の大阪発NPO代表×若年労働問題研究者

大阪を拠点に活動するNPO、OFFICEドーナツトークの田中氏とD×Pの今井氏をゲストに迎えた対談イベントです。こどもたちの貧困の背景に何があり、彼らが何を求めているのか、教育系NPOはどのようなサポートをしているのか、活動のポイントや課題、子どもたちの未来、日本の未来について発信していきます。

詳細はこちら
https://atnd.org/events/75416

ディーン・フジオカと西島秀俊だけじゃない! キャラが被りまくってる俳優5選

<p>「あれ? ディーン・フジオカって、なんか西島秀俊に似てね?」という声がネット上に出回っている。照れた笑顔や仕草、顔の輪郭、そして目。なんともそっくりではないか。どちらも遅咲き(ディーンの場合、「日本では」という補足が付くが)で、肉体派。優しく語りかけるかのような柔らかい声も瓜二つだ。こうもキャラが被ると「ディーンと西島、どっちにする?」という、どこぞのプロデューサーの声が耳元で聞こえてきそうである。というわけで、今回はディーン×西島に代表される、“キャラが被る俳優”を並べてみることにした。</p>

なぜ藤本美貴は炎上しないのか~「無難」が一番? ママタレとしてのリスク回避術

 2月20日土曜日、東京・日テレタワーにて行われた「ママモコモてれび」の子育て支援イベント『藤本美貴の「コ育て・パパ育て・ママ育て」』。タレント・藤本美貴(31)が出席し、およそ1時間にわたって同局アナウンサーの菅谷大介(44)と子育てをテーマにトークした。

 前回の同番組イベントゲストは辺見えみり(39)で、客層は30代後半とおぼしき落ち着いたおしゃれママ達が多かったが、今回は20代の若いママが中心。いや、それよりも……目立つのはパパの姿! 前々回のゲスト、元モーニング娘。辻希美(28)、飯田圭織(34)の時にもパパはわりと来場していたが、それよりも圧倒的に多く、もう会場の半分くらいパパなんじゃないの? と思うほど。かつてのミキティファンたちが、妻のお出かけに便乗してやってきたのか、それともパパ自らが妻に「こんなイベントあるんだけど」と誘ったのか、経緯は分からないが、とにかく「子育てイベント」にしては男性参加率が高かったことは確か。藤本美貴、すごい。そして、取材エリアにいる記者もすごく多い! 会場の熱気はこれまでと比較にならない。ミキティの元アイドルとしてのカリスマ、現在の注目度の高さがありありと分かる。といっても、このイベント直前である2月16日、同じハロー!プロジェクトOGの里田まい(31)が第一子出産、安倍なつみ(34)は妊娠を発表しており、報道陣には彼女らへのコメントを求める目的もあったと思われる。実際、イベント直後に多数の媒体が記事にしているのは、ふたりの出産、妊娠をミキティが祝福しているという内容であった。

 筆者は今回も、messy編集長とともに子連れでの参加。もうこのイベントに来るのも3回目、子連れで来るのは2回目である。色々と勝手が分かってきた。場を繋ぐためのオモチャやオヤツも持参。さらに会場後方に絵本やレゴが置いてあるキッズスペースの存在もしっかり把握していたので、子供たちをそこで遊ばせながら、前回よりは若干落ち着いてトークに耳を傾けることができた。とは言っても、キッズスペースにずっと子供たちもいるわけでなく、相手をしながらなので、たびたび“トークを聞く”という行為が中断されるのは、もうしょうがない。帰りには、持って来ていたオモチャのバスがなくなってしまった。これも、しょうがない。

 さてさて、そんな熱気あふれる会場に登場したミキティの繰り広げたママトークであるが……ソツがない。会場を飽きさせない。でもよく聞いてみれば突っ込みどころのない模範的回答に終始し、苦労は語らず、夫への感謝や愛情はたっぷり語る。あらためてミキティのタレントとしての本物感を見せつけられた。しかも、実物のミキティはものすごく可愛い。顔が小さすぎて驚く。少し前に「フライデー」(講談社)に撮られたプライベート写真(すっぴんジャージ)では怖いオバさんふうだったし、ブログにUPする写真も髪の毛ボサボサだったりで「ん?」と思っていたが、お仕事のときはきっちりキメてくるんだな(当たり前)。ともかくも、結婚7年めで2人の幼子を育てながらこれだけの可愛さキープし、共働きであるのに家事負担を全面的に負い、育児をかるがるこなし(てるように見せ)、夫への愛情も薄れず、スキンシップを忘れない……少なくない数の男性たちが夢見る“理想の妻”そのものなのである。特に夫・庄司智春(40)の転がし方がすごい。好きで、愛して結婚したといっても、人間とは怠慢なもので、継続して愛情を伝え続けることをしなくなるケースはままある。ここまでできるミキティにはただ感服するばかりだ。

「逐一ありがとうと言っとけば、旦那さんも嬉しいですよ」
「(庄司は休みが取れず)子供と私だけで旅行に行って、帰ってくると旦那さんがタオルを“畳んで”置いてくれていた。もうその場で旦那さんに電話して『タオルが畳んである! すごい~~!』って」
「子供はいつか巣立つので、奥さんは旦那さんのことをもっとかまうべき」
「子供を寝かしつけた後、(自分が)起きれるときは起きて(寝室を出て)、旦那さんと夫婦の時間を持ってちょっと話したりする」
「旦那さんは、子供より私のことの方が好きですね。ママが一番で子供は二番」
「未だに夫婦でメールやLINEもすごいするし、自撮りを送り合う」

 うぅ~んすごい。産後クライシスの片鱗も見えない。ここまで完璧な可愛い奥様だと、ちょっと何も参考にならない。

「小さなケンカはしょっちゅう。大きなケンカをすると旦那さんは3~4日、家出する」
「(小さな不満は)いっぱいある。ゴミを捨てない、脱いだものがソファの隙間から出てくるとか。だから、溜めずに言います」

 など、トラブルもあるようだが、それでもお互いの好き度がまったく下がらないのでトラブルが深刻化しないのだろうか? 昨年8月に第二子を出産したばかりで、まもなく4歳になる長男の世話をしつつ、自撮りやLINEで些細な会話をする余裕があるミキティがすごい。筆者は正直、雑談のような内容を誰かに連絡するヒマがあったら、仮眠の時間にあてたいと思うほど疲れやすく、一人世話するだけで体力を消耗しているが、ミキティはアイドルとして揉まれてきたせいか、体力も精神力も並ではなさそう。また、子育てや夫との関係における発言もプロ意識が高くて、別次元の話のようだ。何度も言うがトーク内容で「真似したい!」「これは使えそう」みたいなワザやミキティなりの工夫は全然なく、自分の子育てに全く参考にならなかった。

 おそらくミキティは、共感系ママタレでも、憧れ系ママタレでもなく、あくまでもママアイドルなのだ。会場にいるママ達に同じママとしての顔を見せるべく敢えて失敗談やしんどい話をするのではなく、おしどり夫婦の妻であり元アイドルであるというイメージを崩さないようハッピーな話題に終始した。今回は司会の菅谷アナウンサーも子を持つ父親であり、彼の方が子育てにおける不満やあるあるネタを多く語りまくっていた。そっちに共感しそうになった。

 そんなミキティの一時間トークショーだったが、これまでのゲストと大きく異なったのは“手料理の写真をスクリーンに映し出さなかった”こと。料理についての話も出なかった。二児ともに離乳食の時期ではないからか? さらにもちろん、“3億円御殿”と呼ばれる(実際には3億円ではなく1億5000万円ほどであると当人らは語っているが)新居についての話も、この新居のローン返済のためにヨガインストラクターとしての資格を活かしてヨガスタジオ開設に動いている……という話も一切なし。トークは言葉に詰まることなくスラスラペラペラとこなれた感じだったが、何を話し、何を話さないかの線引きはあらかじめきっちり引かれていたような印象を受けた。さすがプロ。炎上のタネになりそうな事柄は議題にしない姿勢を徹底している。

 ブログでは頻度は低いが不定期に手料理の写真をUPしている。メニュー接写のスタイルが多いが、全体のレイアウトがわかる写真から察するに、盛りつけ・並べ方・食器のセンス等は可もなく不可もなく。料理本を出すレベルでもないし、フードコーディネートに興味があるわけでもなさそうだ。子供の弁当もキャラ弁とは程遠くサラリーマンの弁当のように地味であり、日々の食事も同様に、オシャレママ感を演出しようとしていない。そこが彼女の良いところなのだと思う。オシャレママとしての土俵に上がろうとしていないためか、藤本は料理写真で炎上したことがない。

 グループアイドル時代の様子から察するに、性格は気が強く負けず嫌いなタイプであろうが、ママタレというフィールドにおいては決してマウンティングに出ないのだ。私服も、ハイブランドよりプチプラ多めのコーデが圧倒的多数。ミキティは「オシャレ上手」とか「料理上手」とか、抜きん出た要素がなく、全体的に無難で、だからこそ安定して庶民向けママタレ枠に座していられるのかもしれない。ハッピーオーラはあるのに気取って見せない、このさじ加減。絶妙なバランス感覚で炎上を逃れ、スイスイと芸能界を泳いでいくミキティは、今でもやっぱりアイドル(偶像)なのだなと痛感した。
(ママイベントウォッチャー京子)

サブコンテンツ

このページの先頭へ