「Jリーグ」の記事一覧(3 / 9ページ)

不倫暴露されたジュビロ磐田・藤田義明“口止め料20万円”提示の意外な根拠とは?

<p> 不倫が報じられたサッカーJリーグ「ジュビロ磐田」の藤田義明に、安い口止め料の提示でかえって相手女性を怒らせ、一部始終を暴露されたことが伝えられるが、提示した額は別のチームメンバーの“不倫和解”にならったものだというウワサがある。</p>

<p>「実は、藤田の飲み仲間でもあるチームメイトにも昨年、不倫騒動があったんです。これは幸いマスコミにバレず、表にならなかったんですけど、相手女性と別れるのに20万円を渡したという話で、当人が自慢げに漏らしていたことなんです。彼と仲の良い藤田が『俺もそのぐらいの値段でいけるのか』と勘違いしたとしても不思議じゃないですよ」(チーム関係者)</p>

“呪い”の名古屋か、“負のサイクル”の新潟か――福岡&湘南に続く「J2降格確定」はどのチーム?

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Jリーグ公式サイトより

 2016年のJ1リーグも残り4試合となり、すでに鹿島アントラーズ、浦和レッズ、川崎フロンターレが、チャンピオンシップ出場権を獲得している。一部メディアは、来季から1ステージ制に戻す案がJリーグ内で議論されていると報じているが、チャンピオンシップ導入を強引に推進してきたJリーグ幹部からすると、最後の大会はなんとしても盛り上げたいところ。残りの2枠は、観客動員数で浦和レッズに次ぐ、横浜F・マリノスとガンバ大阪が獲得してくれることを願っているのではないか。

 そんな優勝争いの裏で行われているJ1残留争いだが、2つの人気クラブのどちらかが降格する可能性が高い。Jリーグ屈指の金満クラブである名古屋グランパスと、地方クラブで優勝争いに加わっていないにもかかわらず、観客動員数で7番目につけているアルビレックス新潟である。

 J1からJ2に降格するチームは3チーム。今年のデッドラインは勝ち点35で、試合数を考えると、アビスパ福岡の降格は7月の予想通り(参照記事1)ほぼ確定。また、湘南ベルマーレも厳しい。となると、残りは1枠。勝ち点26の名古屋、同27の新潟、同28のヴァンフォーレ甲府のうち、1チームが落ちることになる。7月の予想からいくと、降格するのは戦力で劣る甲府だが、なにしろ名古屋には「ノヴァコの呪い」「西野の呪い」(参照記事2)がある。となると、新潟が有利かと思いきや、「負のサイクルにハマっている」とサッカーライターは言う。

「新潟の吉田達磨監督ですが、敗戦後の会見は、とにかく審判批判ばかりなんです。もちろん、審判のミスもあるのですが、それで負けている試合なんて2試合もない。どのチームも、審判のミスで負けることはある。にもかかわらず、批判ばかりするから、選手にも伝染し、ナーバスになっている。試合が始まると、ちょっとしたことで選手たちが審判に食ってかかる。本来、チームのリズムがいい時は、リスタートも早くし、リズムを逃がさないようにすべき。ですが、新潟は、勝手に不信感を募らせ、ファウルアピールで試合を止め、リズムを悪くしてしまっているんです」(同)

「疑う気持ちから自滅する」というのはよくある“負のサイクル”だが、まさに新潟は、その状況に陥っている。一方の名古屋は、強靭なメンタルを持つ田中マルクス闘莉王の復帰後は3戦2勝と、“呪い”を払しょくしつつある。呪われている名古屋か、負のサイクルの新潟か、資金力と戦力で劣る甲府か、はたまた別チームが4連敗で落ちてくるか――。人気クラブが絡んでいるだけに、今年の残留争いは、例年以上に盛り上がりそうだ。
(文=TV Journal編集部)

ガンバ・藤春廣輝が五輪時よりも強烈なシュートを自陣へ! その後の行動がメンタル強すぎると話題に

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ガンバ大阪公式サイトより

 リオデジャネイロ五輪コロンビア戦で、藤春廣輝(ガンバ大阪)が“どフリー”で自陣のゴールへボールを蹴り込んだ衝撃的なシーンは、サッカーファンのみならず全国民の記憶にも新しいところ。その後、攻撃陣の奮起で2点差を追いつくも、結局勝利は奪えず、日本が決勝トーナメント進出を逃してしまった最大の原因ともいえるプレーだった。本人にとっても一生忘れることができない瞬間になったことだろう。

 しかし、JリーグYBCルヴァンカップ準々決勝、対サンフレッチェ戦、1点をリードされた後半6分に藤春は再び自陣ゴールへボールを蹴り込んでしまった。

「オウンゴールと聞くと最悪のミスって感じがしますが、“アグレッシブにボールにいった結果”と解釈される傾向があって、仕方ないって雰囲気になることが多いんですよ。試合に負けても戦犯扱いされることも意外に少なかったりします。しかし、藤春のコロンビア戦のは違いますよね。どフリーの状態で自陣ゴールへ流し込んでますから。なかなか見れるものじゃなかったです。そして今回のもやばかったです。相手のグラウンダーのクロスを受けた藤春は、フリーの状態でキーパーの上を通すオシャレなノートラップループシュートを放ちました。ギリギリバーに当たり失点は免れましたが、入ってたら五輪の時よりも衝撃的なオウンゴールになっていたでしょうね。ガンバファンからは『マジで勘弁してくれ』『藤春やばすぎる』と不安の声が上がっています。さらに相手のサンフレッチェファンには『うちの選手かと思った』『思わず上手いって言っちゃった』と、混乱を与えていました」(スポーツライター)

 しかし、今回の藤春はそれだけではなかった。自陣へのシュート直後、驚愕の強メンタルを見せ付けたという。

「藤春のシュートがバーに当たり、相手選手がそのこぼれ球をダイレクトでシュート。味方DFがゴールライン上でシュートブロックというスーパープレーが飛び出しました。しかしその後、ボールは再び藤春の方へ。ここで藤春は驚愕の行動に出ます。なんと、自陣ゴールに向かってヘディングでキーパーへバックパスをするんです。キーパーは事なきを得ましたが、普通二度もあんなことがあったら、絶対に脳裏に焼きついていて遠くへクリアしてしまいますよ。それを自分のゴールの枠内にバックパスですからね。メンタルやばすぎますよ。今回のW杯予選では落選してしまっていますが、これぐらいのメンタルの強さがないと代表にはなれないのかもしれませんね」(同ライター)

 ちなみにキーパーが難なくキャッチしたので普通のプレーに見えるが、万が一を考えてバックパスは枠内を外した上、受け手に優しいパスを心掛けなければならない。今回のバックパスが良いプレーだったのか悪いプレーだったのかの判断は難しいが、これだけの強靭なメンタルを持つ藤春ならば、もう一度日本代表に返り咲く日は近いのかもしれない。
(文=沢野奈津夫)

J1名古屋・小倉監督に続き、鹿島・石井監督も!? なぜサッカー監督は“病む”のか?

<p>「オグさん、なんかおかしくない?」</p>

<p> J1リーグセカンドステージ第9節、アウェイの柏レイソル戦に臨んだオグこと小倉隆史監督率いる名古屋グランパスだが、1-3で敗戦。17戦勝利なしというクラブワーストを更新し、J1残留圏となる15位のヴァンフォーレ甲府との勝ち点差は、残り8試合で7ポイントまでに開いてしまった。とはいえ、8試合で7ポイントは逆転不可能な数字ではない。しかし、柏レイソル戦後に記者会見に登場した小倉監督を見て、サッカー関係者たちは冒頭の言葉を口々に発していた。<br />
</p>

“結果”を求める浦和レッズサポーターに、柏木陽介がバッシング覚悟で苦言「リスペクト精神を持ってくれ」

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浦和レッズ公式サイトより

 Jリーグの選手たちはタイムアップのホイッスルが鳴ってから30分~1時間以内に、ミックスゾーンというスペースを通らなければいけない。このスペースには各メディアが大挙しており、スポーツ番組のカメラもあれば、著名なスポーツライターもおり、選手たちをつかまえてインタビューを行っている。中には自身の出来に不満なのか、取材陣の声を無視して足早にバスに向かう選手もいるが、ほとんどの選手がメディアの声かけに足を止め、質問に答えている。そんなミックスゾーンの選手たちには、3つのタイプがあるという。

 1つ目は、思ったことをそのまま語り、それがどのように報じられているか気にも留めないタイプ。その最たる例は、サッカー日本代表で、“ドラゴン”の愛称で親しまれた久保竜彦だろう。

 2つ目は、なじみの記者にしか本音を語らず、あとは当たり障りのないコメントを残すタイプ。ミックスゾーンではほとんど足を止めなかった中田英寿に近いスタンスである。

 そして3つ目は、すべての記者に対し、聞かれたことを語り、それがどう報じられるかも理解しているタイプ。ACミランの本田圭佑や、浦和レッズの柏木陽介が当てはまる。

 その柏木が、7月17日に行われたJ1リーグセカンドステージ第4節の大宮アルディージャ戦後に、熱狂的で知られる浦和サポーターたちに対し、苦言を呈したのだ。この日、浦和はホームで迎えた埼玉ダービーを2対2での引き分けで終えた。そして、結果に不満だったサポーターから、浦和の選手たちにブーイングが送られたのだ。試合後、ミックスゾーンに現れた柏木は、「5連勝後の引き分け、さらに内容も悪くなく戦っていたのに、ブーイングはない」と、サポーターに「リスペクト(精神)を持ってくれ」と訴えかけていた。この時の柏木の様子について、現場にいたサッカーライターに訊いた。

「柏木は、相当な覚悟を持って、この発言をしたと思います。以前、柏木がとある選手をたとえに出した時は『これを変なふうに書かないでほしい』とも言及していたようで、書かれ方によって読者に誤解を与えることを理解している。でも、今回は『この発言で叩かれても構わない』と付け加えたんです。それだけサポーターに『サッカーの流れを理解してくれ』と言いたかったのでしょう」

 そう訴えた柏木と浦和は、23日に行われた第5節、大一番となったアウェイでの鹿島アントラーズ戦に逆転勝利。試合後、槙野智章のインスタグラムには「見たかサポーター」とほえる柏木の動画がアップされていた。見事、柏木がサポーターを黙らせた格好かと思いきや、サッカーライターは「そう結論付けるのは早計だ」と指摘する。

「サポーターが埼玉ダービー後にブーイングしたのは、格下で中位の大宮に引き分けたからです。というのも、ミハイロ・ペトロビッチ監督率いる浦和は、いつも終盤に失速して優勝を逃している。その毎年の勝負弱さが埼玉ダービーでも見えたからこそ、ブーイングになった。相手が優勝争いをするチームでの引き分けなら、ブーイングは起きなかった。中位相手に、勝ち点3を逃したという意識がサポーターにあったから、ブーイングになったのでしょう」(同)

 現在、浦和は年間順位2位で、首位の川崎フロンターレとの差は5ポイント。大宮との試合に勝っていれば、首位との差は3ポイント、つまり1試合分に縮まっていた。それらを踏まえると、柏木とサポーター、どちらの主張が正しいのかは、年間順位が出るまでおあずけといったところだろう。
(文=TV Journal編集部)

【Jリーグ】平均年俸は2,000万円→500万円に! J2降格候補に名古屋グランパスが急浮上?

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名古屋グランパス公式サイトより

 鹿島アントラーズの逆転優勝で幕を閉じたJ1リーグファーストステージの余韻に浸る間もなく、セカンドステージが開幕した。優勝争いだけが盛り上がるファーストステージと違って、セカンドステージにはもうひとつの争いがある。それはJ1残留争いである。Jリーグはプロ野球とは違い、下位の3チームは自動的に翌年からJ2というカテゴリーに降格させられる。J1の平均年俸は2,000万円前後といわれているが、J2は500万円前後。まさに天国と地獄のラインが、残留争いにはある。

 そんな残留争いでぶっちぎりの最下位をひた走るのが、勝ち点11のアビスパ福岡。続いてヴァンフォーレ甲府が15。ここまでは想定の範囲内であるが、その次に勝ち点17で、世界のトヨタがスポンサードする名古屋グランパスが沈んでいるから驚きである。このままだと、チーム人件費でリーグトップ3に入る名古屋グランパスがJ2に降格となってしまう。実際、降格の可能性はどれくらいなのか?

 実は昨年、残留争いの展望をサッカーライターたちに訊き、「“サッカー王国”崩壊危機! J1から『意識だけがビッグ』の静岡勢が消える!?」(参照記事1)で清水エスパルスのJ2降格を見事に当てた。ということで、今回もサッカーライターに訊いてみたところ「2016年シーズンの降格ラインは勝ち点41あたりでは」という。Jリーグ2016シーズンの残り試合数は15で、すべて勝利すると勝ち点は45だが、現実的に下位に沈むチームはその半分程度しか獲得できない。となると、24ポイント前後が加算となる。現時点での名古屋グランパスに24ポイント加算すると41で、ここがラインになるという予想だ。では、名古屋グランパスのJ2降格も、あり得るのだろうか?

「アビスパ福岡の降格はほぼ100%で、続いてヴァンフォーレ甲府というのが妥当です。が、名古屋グランパスも相当危ない。というのも、Jリーグはここから夏の過密日程となる。新人監督たちはこの夏が計算できず、皆、失速していくんです。下位のチームで、J1の過密日程を未経験な監督が率いているのは、アビスパ福岡と名古屋グランパスなんです。名古屋グランパスの小倉隆史監督のサッカー観、特に攻撃面は機能しつつありますが、守備はボロボロ。失点数も多く、昨年の清水エスパルスほどの危険信号はともっていませんが、降格の可能性は80%を超えています」(同)

 さらに名古屋グランパスにかけられた「ノヴァコの呪い」「西野の呪い」(参照記事2)も忘れてはならない。同チームの選手たちは、小倉監督の誕生日を祝う際に、悪ふざけで監督のズボンと一緒にパンツまで下ろしてしまったが、クラブまでJ2に降ろしてしまうなんてオチにならないことを願うばかりだ。
(文=TV Journal編集部)

62億円移籍! ブラジル代表フッキはなぜ“低レベル”リーグばかり選ぶのか

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フッキ(C)Вячеслав Евдокимов/wikipediaより

 Jリーグでもプレー経験があるサッカーブラジル代表FWのフッキが、中国超級リーグの上海上港に移籍した。移籍金はアジア史上最高額となる約62億7,000万円、年俸もリーグ最高の約24億7,000万円と、強豪国の現役代表選手だけに、移籍に伴って動いたお金も破格の一言。

「経済の急成長に伴い、昨今の中国のクラブは欧州や南米からスター選手を爆買いしていますが、相変わらずの羽振りのよさ。先ごろも、河北華夏がアルゼンチン代表FWのエセキエル・ラベッシを獲得しましたが、今度はフッキとはね」(サッカーライター)

 前所属のゼニト・サンクトペテルブルク(ロシア)では、約10億6,000万円の年俸を受け取っていたフッキだが、今回の移籍で年俸が倍増。だが、現役のブラジル代表がレベルの低いアジアのリーグでプレーすることに抵抗はないのか。

「欧州のスター選手などは引退間際とか、キャリアの終盤に差しかかるとレベルの低いリーグに移籍したりするものですが、フッキはまだ29歳で、なんといってもバリバリの代表選手ですからね。しかし、南米出身の選手の中には、フッキのようにキャリアプランよりも、金銭的な目的を最重視する者も存在します。彼のこれまでの所属クラブを見れば、それは一目瞭然でしょう」(同)

 フッキは母国のクラブを経て、18歳で来日してJリーグの川崎フロンターレ、コンサドーレ札幌、東京ヴェルディでプレーした後、ポルトガルのFCポルトへ移籍。その後、ロシアのゼニトを経て、現在の上海上港に至っている。Jリーグは言わずもがな、ポルトガルもロシアも欧州では二線級のリーグ。同じブラジル代表のネイマール(FC バルセロナ=スペイン)やドウグラス・コスタ(バイエルン・ミュンヘン=ドイツ)などと比較しても、見劣りのする経歴だ。

「ブラジルから日本を経由したため、欧州に進出するのが遅れたので、ポルトガルでプレーすることは欧州のトップリーグへの足がかりになるはずだったのですが、そこから当時は金満クラブだったゼニトに移籍してしまった。そして、今度は中国。結局、ロシアや中国といった新興国の経済成長に伴って、移籍を繰り返してきたわけです。正直、一流選手のキャリアではないし、金目当てと言われても仕方のない面はありますが、貧困など、それだけハングリーにならざるを得ない環境で育ったのでしょう。二流のリーグに所属しながらも、何だかんだいってブラジル代表に選ばれ続けているのは大したものです」(同)

 だが、そんな中国も最近は経済の失速が指摘され始めている。バブルが弾けたとき、フッキはどこの国でプレーしているのだろうか。

ジャガー浅野がプレミアリーグ・アーセナルに移籍してはいけない理由とは?

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『パニーニJリーグエディション第1弾/PFL-J01-153/サンフレッチェ広島/RG/浅野 拓磨』

 29日に行われたキリンチャレンジカップで、U-23日本代表はU-23南アフリカ代表を4-1で撃破した。試合後のミックスゾーンで、この日1得点を決めたFW・浅野拓磨は、ウワサされているアーセナル移籍に関しての質問に「チームに帰ってから話し合いたい。冷静になって考えたい」と答えている。

 これは、かなり前向きな発言と捉えていいだろう。通常クラブ間での金銭的な話し合いなどがハッキリするまでは、明言は避けるもの。もしかしたら浅野本人の中で、気持ちは決まっているのかもしれない。

 現地の報道によると、プレミアリーグのビッグクラブであるアーセナルは浅野を獲得した後に、レンタル移籍での武者修行をさせる準備をしているという。おそらくはプレミア内か、ドイツ、スペイン、オーストリアあたりの中堅クラブが有力だ。では、すぐに移籍させる算段をしながら、なぜアーセナルは浅野を欲しがっているのだろうか?

「アーセナルは青田買いで有名なクラブです。どこのビッグクラブもやっていることですが、問題なのはアーセナルの場合、それが雑すぎるんですよ。世界中にスカウトを派遣して、少しでも良かったら買ってしまえという考え方で、特に浅野みたいに足の速い選手は見境なく獲得する傾向にありますね。現在アーセナル所属で他のクラブへとレンタルに出されている選手は何十人もいますから。現在ザンクトパウリの宮市亮なんかも4年間アーセナルに在籍しながら、そのほとんどは他クラブで過ごしました」(スポーツライター)

 しかし、レンタル先で活躍すればアーセナルでプレーする近道になる。浅野としても最終的にはビッグクラブでプレーしたいはず。他にも複数のオファーが来ているという浅野だが、直接他のクラブに行くのと、アーセナルを経由するのでは一体どう違うのだろうか?

「レンタルっていうのは所詮借り物なんですよ。なので移籍金を払ってまで獲得してくれたクラブに比べて、選手の扱いは雑です。選手のプレースタイルとチームの戦術が噛み合わずに獲得してしまうこともよくある話です。もっと言えばビッグクラブである“アーセナルさん”と良い関係を保ちたくて、欲しくもないのに借りてしまうクラブさえあるくらいです。仮にレンタル先で活躍しても、アーセナルが買い戻さなければ移籍金ばかりが高騰して他のクラブに自由に移籍できなくなってしまう飼い殺しの恐れもありますね。アーセナル経由のメリットは年俸くらいでしょうか? ともかく、将来を考えると損のほうが大きいと思います」(同)

 本気でアーセナルが浅野を欲しがっているのならば、いったん他のクラブに移籍しても、後に必ず獲得に動いてくれるはずだろう。他にどんなクラブからのオファーがあるのかは明らかになっていないが、日本の将来のエース候補なだけに、賢明な判断を願いたい。
(文=沢野奈津夫)

アーセナル移籍説浮上も……U-23リオ五輪当確の浅野拓磨が、海外では通用しない理由とは?

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サンフレッチェ広島公式サイトより

 7月1日にリオデジャネイロ五輪のメンバー発表を控えているU-23サッカー日本代表が29日、南アフリカ代表と親善試合を行った。日本で開催される親善試合にしては珍しく、レベルの高いパフォーマンスを見せた南アフリカだったが、ケガ明けで当落線上だった中島翔哉の“気合”のゴールなどで日本が4-1と快勝。だが、7月1日までは中島を含め、ほとんどの選手たちの気は晴れない。というのも、メンバーのイスはたったの18枠しかない。うちオーバーエージで3枠。ゴールキーパーで2枠、海外組の南野拓実と久保裕也で2枠と考えると、Jリーグ所属選手たちには11枠しか用意されてない。昨日のメンバーの半分近くが、落選ということになる。

 そんな国内組の中で、当確が決定している選手がいる。昨日も得点を奪った“ジャガー”こと浅野拓磨だ。今月3日に行われたフル代表戦にも選出され、ブルガリア戦に出場。PKを獲得すると、ベンチにいる本田圭佑ら主力メンバーが「浅野に蹴らせろ!」の大合唱。規律を重んじるハリルホジッチ監督も、主力の声を受け入れ、キッカーを浅野に変更し、見事に代表初ゴールを記録した。U-23南アフリカ代表戦でも得点を決め、パフォーマンスでは手倉森誠監督と“ジャガーポーズ”を披露するなど、これまでの流れから落選は100%考えられない。実際に、サッカーライターたちも「浅野はリオ五輪でも通用すると思います。大会中にスポーツ紙が浅野をスターとして扱うのも、目に浮かびますよ」と太鼓判を押す。

 その浅野だが、現在、海外移籍話が持ち上がっている。昨日の試合後も、記者から「プレミアリーグのアーセナルからオファーが来ていて、サンフレッチェ広島側も認めている様子だが、何か聞いている?」という質問が飛んだ。浅野が「何も聞いていないが、アーセナルからのオファーだったらびっくり」と語っていたように、未定なのだろう。では、実際に移籍が実現したとして、浅野はプレミアリーグで活躍できるのだろうか? Jリーグのフィジカルトレーナーに訊いた。

「浅野がプレミアリーグで通用する確率は低いでしょう。日本のメディアは欧州リーグを一くくりにして活躍を報じていますが、イングランドのプレミアリーグとスペインのリーガエスパニョーラは別物です。今まで多くの選手が挑戦しましたが、活躍した選手は岡崎慎司くらいでしょう? ドイツのブンデスリーガで活躍した香川真司だって、プレミアリーグで通用しなかった。さらにいえば、プレミアリーグよりレベルの落ちるイタリアのセリエAでも活躍できた選手は中田英寿くらい。トップ3のリーグでは、日本人選手はほとんど結果を残していないのが現状です」

 つまり、ドイツでならば活躍が見込めるが、プレミアリーグでは「アーセナルの宮市亮のように、ベンチメンバーになってしまう」とフィジカルトレーナーは危惧する。愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶというが、過去の例を見る限り、浅野はドイツあたりのチームから欧州でのキャリアをスタートさせたほうがよさそうだ。日本のファンやメディアは、プレミアリーグへの移籍を望むかもしれないが……。
(文=TV Journal編集部)

ブラジルがコパ・アメリカ敗退! 王国が中堅国に成り下がった理由とは?

【サッカー/フットサル】ラウル・ルイディアス 神の手 ゴール コパ アメリカ 2016 ペルー vs ブラジル Raúl Ruidíaz goal Copa America - YouTube』(サッカー&トピックス)より

 12日に行われたコパ・アメリカ・センテナリオ、グループリーグ第3戦。ブラジルはペルーに0-1で敗れ、大会から姿を消すこととなった。

 話題になっているのは、75分のペルーFWラウール・ルイディアスの“神の手ゴール”だ。スローで見るとハッキリと右手で押し込んでいるのがわかるが、審判団による数分間の協議もむなしく、これがブラジルを大会から追い出す決勝点となった。

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