「あえて言おう、アホかとw」アメリカでは『ポケモンGO』を使った出会い系サービスが大人気!?
『Project Fixup』公式サイトより。
22日に日本で配信が開始され、すでに一大旋風を巻き起こしている『ポケモンGO』。アメリカでは日本より一足早く配信され、配信開始からおよそ2週間ほどの間、アプリダウンロードランキングでは当然のように1位を記録中。そんな中、アメリカのマッチングサービス「PROJECT FIXUP」が、『ポケモンGO』ユーザーに向けた出会い系サービス『PokeDates』を展開したことが話題になっている。
『PokeDates』は、『ポケモンGO』を一緒にプレイできる相手を探し、デートのセッティングをしてくれるというサービス。システムとしては、まずユーザーが自身のプロフィールを登録し、『ポケモンGO』を一緒に楽しみたい相手についてのアンケートに回答する。その後、デートができるスケジュールを登録すると、『PokeDates』からユーザーの条件にマッチする相手やデートの日時、場所についての情報が届く。希望に合っていればデートを承認し、実際に指定された場所で待ち合わせてデートを楽しむという仕組みだ。
初めてのデートの場合は無料となっており、2回目からは1回のデートセッティングに20ドル(約2,100円)の料金がかかる。
こんなサービスの登場に、日本のネット上では「あえて言おう、アホかとw」「いやまぁ、正しい使い方だね(錯乱)」「ポコ○ンゲットだぜ!」と様々な意見が飛び交っている。中には「JS、JCとお友達になれる?」「うちの別荘はレアもんゲットできるよ、でOKだな」「この夏はポケセクで決まり!」と淡くゲスな期待を抱いている人も少なくない模様。
『ポケモンGO』関連の出会い系サービスとしては、他にも『PokeMatch』という無料で使えるアプリが海外で開発され、すでに配信されており、アプリ公開から4日間で1万人以上のマッチングを生み出していると話題になっているようだ。
『PokeMatch』の共同開発者であるレネ・ローゼン氏は、ポケモンを捕まえるために自身がデート相手を求めていたことから、友人二人とチームを組み『PokeMatch』の開発に着手。実際にローゼン氏はこのアプリによってデート相手を見つけたというから、マッチング成功率は中々のもののよう。共同開発者のピム・ デ・ヴィッテ氏はすでに結婚しているにもかかわらず同アプリを楽しんでいるというから、少々考え物かもしれないが……。
なお、同アプリを利用するにはやはり自分の名前や年齢、その他の個人情報の登録が必要となっている。日本国内の情報セキュリティー対策のための政府機関である“内閣サイバーセキュリティーセンター”は、個人情報に関する注意喚起を促している。
“ポケモントレーナーのみんなへおねがい♪”というタイトルで公開されている注意事項には、「トレーナー登録するときは、本名とは違う、いかしたニックネームを付けましょう。ニックネームに本名がわかるものを使うと、あなたを追いかけようとする人が出てくるかも。SNSに写真を投稿するときは、家の近くのものはやめておきましょう。家が特定されます」といった内容が書かれている。しかし『PokeDates』や『PokeMatch』は、これに完全に背いたもの。犯罪に巻き込まれる可能性も大いにあるため、利用にはある程度の危機察知能力が必要そうだ。
これからも人気が過熱していきそうな『ポケモンGO』。欧米では仲間たちと複数で楽しそうにやっている姿が多く見られるが、日本では1人か2人で地味にやっている人がほとんどで、そんなところにもお国柄が表れているように感じられるが、果たして日本でも『ポケモンGO』を利用したマッチングサービスが成功するだろうか? 成功したらしたで、「刑務所へGOになりそうだな」「お縄をゲットだぜ!」といった声もあるように、悪用しだす人も出てきそうで心配ではあるが……。