「出たがりサイコパス」!? ワタミ創業者・渡邉美樹氏の「社員過労自殺」弁解に呆然
きみはなぜ働くか。(日本経済新聞出版社)
居酒屋「和民」などを展開する飲食チェーン・ワタミの創業者で、参議院議員でもある渡邉美樹氏が「日経ビジネス」(日経BP社)に登場。2008年に起きた女性従業員の過労死自殺に関し自身の考えを伝えた。この事件は裁判に発展し大きな注目を集めたが、昨年12月、従業員遺族との「和解」で一応の幕を閉じた。しかし、渡邉氏はこの取材で、いまだこの裁判に納得していないかのような発言を繰り返し、ネットユーザーから非難を浴びている。
渡邉氏は「これ以上裁判を続けても、話し合いの妥協点が見つけられないという思いに至り、もう終わりにしようと和解を決断した次第」と発言。まるで「本当は納得してないけど、時間の無駄だから和解した」と語っているかのよう。これに対しネットユーザーは「サイコパス」「詭弁論者」といっせいにバッシング。人が1人亡くなっている事実を考えれば、この反応も当然か。
さらに渡邉氏は「残業の考え方など法的な面ではしっかり話し合うべきだと考えていました」と語り、この事件のせいで「『ブラック企業』というレッテルが貼られました。非常に残念なことです。その評価は、ネット社会においてあっという間に広がりました」と続けた。「自殺のせいでワタミのイメージが悪化した」と、自身にではなく事件に責任を求めているかのような発言までするのだからもう目も当てられない。いまだに何の責任も感じていないかのような言葉の数々に呆れるばかりだ。