「嫌い」ランキング1位獲得するほどアンチ増殖の木村拓哉、いいひとエピソード拡散中
2016年も残りわずかとなり、SMAPの解散が目前に迫ってきた。独立・解散に関しては各メディアがこぞって報道を続けているが、今回の騒動によって、木村拓哉(44)には“裏切り者”というイメージが定着してしまいつつある。もともとスーパースターであると同時に、いや、だからこその宿命か、アンチキムタクは多かった。それが一気に噴出し、妻・工藤静香とそろって週刊誌の「嫌いな夫婦ランキング」TOPに躍り出てしまうほど、嫌われ度が高まっている。しかし、そんな木村を擁護する声も当然、ないわけではない。
木村は現在、来年1月から放送がスタートする主演作の連続ドラマ『A LIFE~愛しき人~』(TBS系)の撮影真っ最中。病院を舞台にしたドクターものということで、都内近郊の複数の病院で撮影が行われており、木村をはじめ出演者の竹内結子や浅野忠信を目撃したという情報も多い。そんななか、「キムタクと同じエレベーター乗ってお話しして、歩くのふらついたの助けてもらってしまったんですけど!?!?」「腰を痛めて入院してる嫁の病院にキムタクが来たらしく、偶然エレベーターで鉢合わせた歩行器使ってる嫁の事、気に掛けて声掛けてくれたらしい…! 心もイケメン」といった美談系エピソードもSNSで発信、拡散されているのだ。
これを耳にした木村ファンからは、「やっぱりキムタクは良い人なんだ!」「一般人にこんなに優しい木村くんが悪い奴なわけないじゃん!」と、木村の“良い人”ぶりを再確認したという声が上がっている。
また、SMAPメンバーがそれぞれパーソナリティを務めるラジオ名について、『稲垣吾郎のSTOP THE SMAP』(文化放送)はSMAPという言葉を外したタイトルに、草なぎ剛と香取慎吾の『SMAP POWER SPLASH』(bayfm78)は『ShinTsuyo POWER SPLASH』に変更、『中居正広のSome girl'SMAP』(ニッポン放送)も名前を変えて継続することが発表されているが、なんと木村だけが『木村拓哉のWhat's UP SMAP!』はタイトルそのままに来年も継続することを決定。ファンの間では「SMAPが嫌いならタイトルに残したままにするはずがないよ!」「ほんとに好きだから、消せないんだよね」という声が多数上がり、これを木村のSMAP愛の表れと受け取っている人が多いようだ。
しかし、アンチキムタク側も黙ってはいない。ラジオ名に関して、ジャニーズ事務所からの独立にひとり反対した木村にSMAPを名乗って欲しくないというファンの声もまた多いのだ。さらに芸能界では、以前に「木村派」と自称した明石家さんまが木村派から離脱したとする噂も飛び交っており、未だに木村周辺の人間模様のあわただしさが聞こえてくる。というのも、さんまが年明けの恒例となっていた『さんタク』(フジテレビ系)を放送しないということを発表したのだ。年末年始の番組作りで忙しいというのがその理由だが、今年は『さんタク』に加えて、『さんま&SMAP! 美女と野獣のクリスマススペシャル』(日本テレビ系)の放送もない。例年に比べて特別忙しいというほど、出演番組が目白押しなのだろうか?
アンチキムタク派が危惧するのは、やはりSMAP解散後の木村以外のメンバーの仕事状況だ。もしも、ジャニーズ事務所への忠誠を誓った木村だけが優遇され、残り4人が「干される」ようなことがあったら……つまり、目に見えて仕事量の差が出てしまえば、ますますアンチの声は大きくなってしまうだろう。木村が仕組んだことでないにしても、だ。現時点で木村は1月からの連続ドラマと4月に公開される映画『無限の住人』の主役に抜擢されており、公開準備が着々と進行している。1月クールは草なぎ剛も連続ドラマに主演するが、稲垣や香取、中居の2017年の仕事内容が気になるところである。
一部メディアでは、世間の木村に対する負のイメージが強過ぎるとして、ジャニーズ事務所側が木村をバラエティ番組に積極的に出演させたりと“イイ人キャンペーン”を実施する計画であることも報じているが、もし仮にそれが事実だとして、どこまで効果が出るのかはわからない。イイ人キャンペーンよりも、ドラマおよび映画での演技を通して、評価を回復していくほうが確かなように思える。「やっぱり日本芸能界にはキムタクがいなければ!」と納得させることができるか……木村は年明けすぐに正念場を迎える。
(ゼップ)