『フーリガン』原作以上のドタバタコメディ! 昭和ギャグ満載エロアニメ

 世界を混乱に陥れた新型コロナウィルスにより、東京オリンピック2020は1年延期された。しかし開催まであと少しと迫りながらも、いまだに延期の声が絶えない。本来オリンピックはお祭りムードで開催されるものだろうし、莫大な経済効果を生む(はず)なので楽しみにしていた方が多いだろう。  何も問題なく開催できていれば、世界を1つにつなげる平和の祭典として確かに機能したのかもしれないが、このコロナ禍で浮き彫りにされたIOCの商業体質が様々な物議を醸し、世界に波紋を呼んだ。スポーツではなくビジネスと化してしまったオリンピックをいまいちど見直す必要がありそうだ。  さて、そんなオリンピックの人気競技にサッカーがある。サッカーのワールドカップともなれば、国と国とのガチンコ勝負がゆえ、興奮しすぎたファンが暴徒化するなんてこともしばしば。そんな暴徒をヨーロッパでは、“フーリガン”なんて呼ばれる。  そのフーリガンが、タイトルそのままになったエロゲーが存在する。フロントウイングが2001年にリリースした『フーリガン』だ。そして、エロアニメ版も存在する。バニラからのリリースだ。  以下が公式のあらすじである。  養護教諭のオルガが、新種のエネルギー実験をしていた。部屋に忍び込んだユキトは、手が放せないのをいいことに、オルガにいたずらをする。そして本格的なプレイに突入しようとしたとき、ユキトがうっかり実験装置に触れて実験そのものを暴走させてしまった!そのせいで時間も空間もめちゃくちゃになってしまう。これを元に戻すには、世界に放たれた七本の性剣を再び一つに束ねなければならない。  エロアニメ版は完全なオリジナルストーリーだが、原作の良いところも悪いところ踏襲した、まさに”フーリガン”な作品となっている。  そもそもこの作品は原作がドタバタコメディーで、ストーリーがご都合主義どころか荒唐無稽。はっきり言って、プレイしていてもよく分からないバカゲーと言って良い。それが“味”といえば味なのだが、エロアニメ版もかなりのドタバタだ。ちょっと古臭い、昭和のギャグのような突っ込みとボケが随所に挿し込まれる。  肝心なエロシーンは、ギャグと連動しているのでやや実用性は薄い。しかし総じて声優の演技は素晴らしく、作画もていねいだ。意味不明な展開が多いが、テンポは悪くないのであれよあれよと見終えることができる。  オリジナルにはなかったパロディも随所に盛り込まれており、『機動戦士ガンダム』『北斗の拳』など往年のアニメネタが随所に見られる。本編とは無関係だが、それを見つけるのは案外楽しいかもしれない。  コテコテの昭和ギャグが好きな方にはたまらないかもしれないが、そうでもないという方にはなかなか寒い演出の連続となるだろう。しかし、エロアニメやエロゲーの歴史を垣間見るという意味では、現在ではなかなか制作されないタイプの作品なので、とても貴重と言える。原作を手に入れるのは困難と思われるので、まずは鑑賞しておこう。 (文=Leoneko) 【視聴はこちら!】 ・フーリガン Complete editon

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