【怒濤の名古屋3連珍】その2 フライにされたツチノコ発見!? ナイフにも伝わるその美味さとは
パッと見、なんのフライだかわからないくらい、わらじライク。
「ワレ、ツチノコヲ発見シタリ。ソノ味、美味ナリ」
そんな電報を打ちたくなる珍級グルメは、やっぱり名古屋にあった!
鍋焼きうどんのはずなのに、煮えてないように硬かったり、パスタに餡をかけてみたり、トンカツに味噌をつけて食べたりと、独自のセンスが光る名古屋グルメ。その街で見つけたのがこのフライだった!
まるで、ツチノコをさばいて揚げたような太い身に、小さな尻尾が。その尻尾はエビのようにも見えるが……。
「ポン酢と、もみじおろしで食べてね」
女将さんにそう言われ、ナイフを入れると、んんん……?
その弾力は、ナイフを入れる手にも伝わってくるほどで、舌で味わう前に手が、「うもうございます!」って言っている。
プリップリで弾力あるエビが、でらうまい。
そして、その断面を見る限りはやっぱりエビだ。
にしても、なんでこんなに身が平べったくて太いのか? 実はこの「わらじフライ」と名付けられたフライは、特大のブラックタイガーを開きにして揚げたフライなのだ。
ナイフにさえ伝わる弾力は、頬張ると、半身であるにもかかわらずプリップリの食感が。東京出身の記者的には、あっさりしたポン酢やもみじおろしよりも、濃厚なタルタルソースで食べたい逸品だった。
さすが、エビフリャーの街だけに、
「でらうみゃーでかんわ」。
とんかつがメインで、エビフライは大、中、普通、わらじがある。バス停の目の前で至極便利。
ひょうたんや
「わらじフライ」1,700円(+350円で赤出し付きの定食に)
インパクト ☆☆☆!!
味 ☆☆☆!!
店 ☆☆
(写真・文=よしよし)