【死刑囚の実像】死刑より「拘置所職員からのいじめ」を恐れる大量殺人犯――加古川7人殺害事件

【不思議サイトトカナより】

――人を殺した人と会う。死刑囚の実像に迫るシリーズ【4】

 今月25日に最高裁で開かれる加古川7人殺害事件の被告人、藤城康孝(58)に対する上告審の判決宣告は日本の裁判史のひとつの節目になるかもしれない。というのも、現在、死刑判決を受けて上訴(控訴もしくは上告)している被告人は藤城を含めて全国に14人いるが、藤城以外の13人は09年5月に始まった裁判員裁判で裁かれている。つまり、藤城は上告を棄却されて死刑判決が確定すると、「旧裁判制度のもとで生まれた最後の死刑囚」になる公算が高い人物なのだ。

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