なぜ嵐・大野智は「抱かれたくない男」になったのか?

 「週刊女性」(主婦と生活社)の名物企画『抱かれたい/抱かれたくない男ランキング』が今年も発表された。同企画では、抱かれたいランキングにはジャニーズタレントや人気俳優などルックスが大きなウリの一つである男性芸能人の名前が並び、抱かれたくないランキングにはお笑い芸人などルックスをウリとしない、むしろ「ブサイク」や「キモイ」ことで注目を浴びる面々がランクインするのが毎年の流れであるが、今年は大きな変化があった。

 抱かれたい男総合ランキングは、1位が嵐の松本潤(32)、2位がSMAPの木村拓哉(43)、3位が五郎丸歩(29)で、以下も斎藤工(34)や山下智久(30)など見目麗しいタレントの名前が続き、例年通りといった形である。

 しかし、抱かれたくない男ランキングを見ると、1位に出川哲郎(51)、2位にアンガールズの田中卓志(39)、3位に江頭2:50(50)と“そういう扱い”のお笑いタレントが上位を独占する中、なんと4位に嵐の大野智(34)が入っている。ちなみに新婚の福山雅治(46)も同ランキング7位。長年独身を貫いた福山だからこそ、結婚が大きく人気に影響したのだろうか。

 なお、木村拓哉と嵐の櫻井翔(33)も同ランキングに入っているが、彼らの場合は抱かれたい総合ランキングにも名前が出ているため、ファンが多い分アンチもいるといった人気者ならではの結果だろう。しかし大野は総合および「抱かれたいジャニーズ」ランキングトップ10にも嵐で唯一、名前が上がっていない。

 大野の初登場4位という意外な結果には、何が影響しているのか。同誌では「スキャンダル続きでファンを裏切ってばかり」「プライベートとの裏表が激しそう」という非難の声を取り上げており、ネットでも「完全にフライデーされた影響だよね」との指摘が多い。今年9月に報じられた元女優との同棲愛疑惑のことだ。

 ジャニーズタレントの熱愛報道自体はさほど珍しくないし、それが出たからといって人気に全く影響しないこともある。上位の松本潤は井上真央との花男愛がまことしやかに伝えられているし、木村拓哉も既婚者、山下智久はヤンチャでお馴染み、といった具合だ。しかし、大野の場合はファンの反感を買いアンチに転向させるほどの破壊力があった。

 元女優とされる恋人女性のInstagramに大野との交際を匂わせる写真がUPされていたり、大野が描いた絵が彼女の飼っている犬をモチーフにしたもので、さらにそれがファン向けのグッズに採用されていたという疑惑、さらに大野の作品集「FREESTYLE II」(M.Co.)のクレジットに明記された名前の一つが元女優の本名のアナグラムではないかとの推測まであり、「ファンをバカにしている」と怒りの声が殺到。大野は熱愛報道について「彼女は友人の一人で、もう二度と会わない」としていたが、これにも「友人なのに二度と会わないっておかしくない?」と批判が沸く始末。ファンは熱愛報道に怒っているというよりは、恋人にまつわる事柄を仕事に絡めていたということに我慢がならないようであった。男女逆にして考えると、女性アイドルが自らのブログやTwitterで、ファンに向けたメッセージに見せかけながら、こっそり彼氏への私信を綴っていたことがバレた……というパターンに近いだろうか。要するに、ファンを欺き、嘲っているような悪印象を与える行為なのである。

 こうして、「抱かれたくない男」という国民的アイドルらしからぬ称号を手に入れた大野。まだ熱愛報道は記憶に新しく、短期間でのイメージ回復はなかなか難しいかもしれないが、大野に1票入れた読者からは「モノを食べるときにクチャクチャ音を立てるところがダメ」との声も上がっているため、まずはそこから改善していくのが良いかもしれない。
(シュガー乙子)

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