ぼったくった客をボコボコにして、顔に放尿! 鬼畜すぎる客引きにネット民もドン引き
イメージ画像(Thinkstockより)
かつて、日本でも新宿・歌舞伎町などでもボッタクリ被害が相次いだ時期があった。最近では当局の強烈な締め付けもあってその件数は激減しているというが、20~30年前の「決してひとりで歩いてはいけない」と恐れられていた歌舞伎町でも、ここまで“鬼畜”なボッタクリは存在しなかったのではないだろうか。
10月20日、酔客を相手に違法な営業を行っていたとして、韓国警察は客引きのソン容疑者(25)ら3人を逮捕した。3人は、泥酔した客に対して多額のボッタクリ行為を行った上に暴行を加え、失神すると顔面に放尿するなど、やりたい放題だったという。
彼らが勤める飲食店の従業員など14人も書類送検されたが、ソン容疑者らは今年4月ごろから最近まで、観光客でにぎわう釜山(プサン)の歓楽街で、不当な荒稼ぎをしていた。この店は午前4時から午後2時ごろの時間帯に営業することから、メインの客層はすでに酔っ払っている客である。客引きをしていたソン容疑者らは、特に泥酔している客に目を付けたという。
彼らは連れてきた客に、ひとまず15~20万ウォン(約1万5,000~2万円)の酒を提供し、酔いつぶれたのを見計らって行動を開始する。客の財布から中身を抜き取り、相手が目覚めれば架空の追加注文と女性店員の接待費などを上乗せして、100~120万ウォン(約10~12万円)をぼったくっていた。
財布の中身を盗まれた客は当然、代金を支払うことができない。そこで、「現金決済ならば10~20%割引をする」とだましてキャッシュカードを預かり、暗証番号を聞き出した。そして、ATMから、実際の金額の数倍もの現金を引き出していたというのだ。彼らが、こうした手口で手にした金額は、総額2,600万ウォン(約260万円)にも上るという。
また、彼らは、客が抵抗すると暴力を加え、意識を失った相手の顔に放尿するという行為まで日常的に行っていたのだ。
しかし、こんな犯罪行為が、いつまでも続くわけがない。地元警察に「客引きについていった後、多額の現金をぼったくられた」という訴えが相次ぎ、ソン容疑者らは逮捕されたのだった。
ネット民たちは、悪質なボッタクリ営業もそうだが、何よりもハメた相手の顔に放尿するという行為に強い衝撃を受けている。
「国家のイメージを落として、海外旅行客の減少にもつながりそうな悪質な行為だ。厳しく罰してほしい」
「まともな人間じゃないな。こんな害虫たちから身を守るためにも、酒はほどほどにしないとな」
釜山以外にも、韓国の歓楽街では客引きの姿が目立ち、カモを逃がすまいと腕をつかんで離さないなどの強引な手口が横行している。韓国で酒を飲むときは、甘い言葉にだまされないよう、事前に店を決めておくなどしたほうがほうがよさそうだ。