タクシー運転手にフルボッコの泥酔青年、車3台にひき逃げされて死亡

タクシー運転手にフルボッコの泥酔青年、車3台にひき逃げされて死亡の画像1
監視カメラがとらえた、暴行の様子

 韓国人ドライバーの運転は荒っぽく、メディアでも連日のように交通トラブルによる暴行やひき逃げ事件が報じられている。実際、2000年から13年間の統計を見ると、歩行者の自動車事故死亡者数は人口10万人あたり平均5.2人で、経済協力開発機構(OECD)加盟国中、最も高い数字を記録した。そんなドライバーの悪質さを象徴するかのような事件が起こった。

 1月21日、事件は、京畿道安山(キョンギド・アンサン)で、酒に酔った20代の青年がタクシーを呼び止めたことから始まった。タクシーに乗り込んだ青年は、発車後「金がない」と言い始め、それに腹を立てた運転手は青年の胸ぐらをつかんでタクシーから引きずり下ろすと、十数発の鉄拳を食らわせたのだった。

 ここまでなら、タクシー運転手による暴行事件として処理されたが、この事件のタチの悪さは、ここから始まる。なんと運転手は、意識が朦朧としている青年を、道路の真ん中へ放り投げたのだ。

 その後、青年は車にひかれて死亡。しかも、青年をひいた車は1台だけではなく、3台もの車にひかれたというから驚きだ。しかも、3台すべてが接触を確認していながら、現場から逃走するというオマケ付きだった。

 その後、1番目と3番目のひき逃げ容疑者は警察に自首。逃走していた2番目の容疑者も、事件から2日後に逮捕された。

 あまりにも悲惨な顛末に、ネット民も「タクシー運転手としてどうこう以前に、人間としても認められない」「運転手と3人のひき逃げ犯の中に、1人でもまともな人間がいれば助かったのに」「怖いよこの国、怖くて生きていけない」などとドン引き。犯人たちへの怒りの声が上がっている。

 タクシー運転手に暴行を受けて道路に捨てられ、さらに3度のひき逃げに遭った青年。韓国人ドライバーの良識を疑うには十分すぎる、ひどい事件である。

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