ドラマ『逃げ恥』で大ブレイク、星野源をめぐって各局の争奪戦が激化
TBS系ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』HPより。
歌手で俳優の星野源をめぐって、各局の争奪戦が激化している。
星野といえば、放送中の新垣結衣主演ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)にも出演し、ドラマのエンディングテーマも担当。12月6日に放送された第9話の平均視聴率が16.9%と自己最高を更新するなどイケイケモードとなっている。
俳優としての活躍ぶりは当然、音楽活動にも波及している。11月29日に放送された音楽番組『ベストアーティスト2016』(日本テレビ系)の目玉のひとつとして『逃げ恥』のテーマ曲『恋』を歌唱予定だったが、過労による体調不良で急遽ドタキャン。ファンをガッカリさせてしまった。
「実は、星野は俳優業と歌手業とでは窓口となる事務所が違うんです。歌手活動をサポートしているアミューズは、日本テレビの音楽番組に出演することを了承していた。ところ、これに『逃げ恥』を放送しているTBSが横やりを入れてきたんです。TBSにしてみれば、自局のヒットドラマのテーマソングを他局の視聴率稼ぎに使われるのは、飼い犬に手を噛まれるようなものですからね」(芸能記者)
星野に目をつけている局はほかにもある。ドラマ関係者が明かす。
「テレビ朝日がドラマ『相棒』シリーズに星野を出演させようと画策しているようです。右肩上がりの『逃げ恥』とは対照的に、7日に放送された『相棒シーズン15』第9話の平均視聴率は12.9%とシリーズワーストを記録。人気が尻すぼみになっている感は否めない。来年のシリーズでは星野投入でテコ入れを図る案が検討されています」
ところが、これにも「待った」をかけたいのがTBS。金のなる木を簡単に手放すわけにはいかないとあって、星野の囲い込みに躍起になっているという。
「このまま行くと、『逃げ恥』の最終回では平均視聴率が20%を超える可能性が高い。TBSとしては続編を制作し、来年の放送が内定している『半沢直樹』の続編とともに来年のドラマの2本柱にしたい。そのためにも、星野を事実上の『TBS専属タレント』にしたい考えのようです」(前出・ドラマ関係者)
星野株はいったいどこまで上がるのだろうか。