パチスロ発のキャラクターがライブ開催を発表! オタク業界に本格的にすり寄るパチンコは意外とアリ!?

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新田恵海のTwitter(@EmiRingOfficial)より。

 パチスロ機の開発・製造販売を手がける会社「オーイズミ」を宣伝する美少女キャラクター・OZS-1000こと通称“1000ちゃん”が9月、10月と連続でシングル曲を配信しライブも開催することを発表。人気声優を起用してガッツリオタクにすり寄ってくる作戦に「必死だなー」「いいぞもっとやれ」「日本は何でもオタクに頼らないとやってけんのか?」とさまざまな反応が出ている。

「オーイズミ」を宣伝する主なキャラクターは、今のところ1000ちゃん(CV.新田恵海)、ミリオ(CV.渕上舞)、プリマ(CV.洲崎綾)の3人。既にそれらのキャラは8月3日にメジャーデビューシングル「☆STARRY☆」(キングレコード)をリリースしており、同月6日にキャスト3人が登壇したイベントには約600人ものファンが集まった。

 9月17日にはミリオとプリマのデュエット曲「BURNING⇔LOVE」を配信。さらにメジャーデビュー後初となるライブイベント『1000☆PARTY!!2016~A chance in thousands~』をディファ有明で11月5日に開催することも発表された。ライブに出演するのはもちろん、新田、渕上、洲崎のキャスト3人。このライブにあたっては特設サイトも開設されており、かなりの力の入れよう。チケットの値段は7,500円(税込み)で席はオールスタンディング。ディファ有明の公式サイトによるとスタンディングでの収容人数は1,823名なので、初ライブにしてはなかなか強気な規模になると思われる。同ライブのテーマソングは10月下旬に配信予定とのことで、着実にライブに向けてプロジェクトが進行しているようだ。

 オーイズミと言えば、これまでにも『喰霊-零-』(TOKYO MXほか)『うみねこのなく頃に』『ひぐらしのなく頃に』(どちらもAT-Xほか)『ストライクウィッチーズ』(TOKYO MXほか)『STEINS;GATE』(TOKYO MXほか)など、オタク受けの良さそうなアニメ作品をパチスロ化してきていた。『喰霊-零-』のパチスロ化に対しては「まぁいいんじゃね。それで続編の資金が確保できるなら」「パチスロは嫌いだけど、続編やってくれて黄泉と神楽が救われる終わり方してくれるならパチスロでも何でもいいわ」と、資金を提供してくれるならOKと評価され、『STEINS;GATE』の時も「パチスロで出るから新作作れると思えばイイ」「パチンコマネーは偉大」と、同じような理由で賛成の意見が多かった。

 そしてついにメーカーのオリジナルキャラによるライブ開催にまでこぎつけたわけだが、「声優界が少しでも潤えばいいと思うの」「パチンコは金持ってるからたくさん声優に貢いでくれや」「声優に仕事を与えてくれるという意味ではありがたい存在」「干され気味のえみつんに仕事をくれる貴重な金づる」と、ネットで嫌われているパチンコ業界にも関わらず、あまり否定的な声は聞こえてこない。

 一般に人気マンガなどがパチンコ化されると「魂を売った」「金の亡者」などと批判を良く受けているが、カツカツのアニメ業界にとっては救いの存在なのかもしれない。ライブがどれぐらいの盛り上がりとなるのか、業界的にも一声優ファンとしても注目してみたい。

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