ピコ太郎が中国で爆稼ぎ!? 「日本人CM出演タブー」を打ち破る快挙でギャラは5,000万円か
YouTube「胡虹瑞」より
「PPAP」で世界的大ブレークを果たした、ピコ太郎の快進撃が止まらない。年明け早々にYouTubeで発表された新曲「I Like OJ」も順調にアクセス数を伸ばしている。
さらに、ワイモバイルやタマホーム、コカ・コーラ、UHA味覚糖といった、大手企業のCMに多数出演するなど引っ張りだこのピコ太郎だが、世界的スターだけあって、国外の企業の広告塔も務めている。
例の電子音をバックに、ヒョウ柄衣装で踊るピコ太郎。傍らには、『イップ・マン 最終章』にも出演している香港出身のマルチタレント、王祖藍(ウォン・チョーラム)の姿も。中国語で「新しい車を買いたい、いい車を買いたい」と歌っている。
これは、中国の大手自動車販売サイト「神州買買車(シェンゾウマイマイツェー)」のCMなのだ。現在、インターネットテレビや映画館などで、盛んに流されているという。
広東省深セン市に住む日本人女性は、市内で乗ったタクシーに備え付けられた液晶モニターで放映されているのを目撃した。
「中国語の発音がナチュラルで、最初はニセモノかと思ったほどです(笑)。ネット上で人気なのは知っていましたが、まさか中国の街中でピコ太郎に出くわすとは思ってなかったので、声を上げて笑ってしまった」
この女性が意表を突かれたのには、理由がある。
「2012年の反日デモ以降、日本人タレントが起用されたCMというのは、無名のタレントがチョイ役で出ているようなものを除いて、ほぼなかった。売国企業扱いされることを企業が恐れたためです。そんな中、ピコ太郎が日本企業でなく中国企業のCMに出演したことは異例の快挙」
そう話すのは、日本の大手広告代理店の中国法人で、現地採用スタッフとして働く男性だ。
さらに、ピコ太郎サイドが受け取ったギャラも、世界的スターとしてふさわしい額だったという。
「現在、CMギャラが最も高額なタレントのひとりといわれているジャッキー・チェンで、1本当たり日本円で2億7,000万円ほど。過去には、携帯電話会社のCMにレオナルド・ディカプリオが出演した際のギャラで、1本4億円というのもあった。そこまでではないとしても、このCM1本で5,000万円くらいはもらっていておかしくない。また現在、中国のECモール大手も、ピコ太郎のCM起用に動いているようです」(同)
仮に一発屋で終わったとしても、ここまでの大花火を打ち上げたピコ太郎に悔いはなかろう。