ブログに登場した姉なのに「生き別れた」? ざわちんの“家族ネタ”乱用が危険

 14日に放送された『私の何がイケないの?』(TBS系)に、ものまねメイクでおなじみのざわちん(23)が出演した。

 同番組でざわちんは、幼い頃に生き別れた姉について明かした。フィリピン人の母と日本人の父の間に生まれたハーフであるざわちんだが、父違いの姉がいるという。ざわちんは以前同番組で双子の姉が生後まもなく死別したことを明かしたこともあったが、また別に姉がいるということだ。

 なんでも、ざわちんの母は18歳の頃、フィリピン人男性との間にざわちんの姉にあたるチャイさんを出産。しかし周囲から結婚を反対され、シングルマザーとなり、両親にチャイさんを預けて日本に出稼ぎへ。そこでざわちんの父である日本人男性と知り合い、ざわちんが生まれたが、生活が苦しいためざわちんをフィリピンにいる家族に預けていたとのこと。

 その後ざわちんは日本に戻ったが、チャイさんはフィリピンに留まった。そうして姉妹は離れ離れになっていたのだという。ざわちんはチャイさんへの思いを「姉には感謝しています。離れていてもずっと自分のことを応援してくれたり。こうやって自分が仕事を頑張れるのもお姉ちゃんのおかげ」と涙ながらに語った。

 そしてこの度チャイさんの来日が実現し、親子3人が再会した。ざわちんの母は「物心つく前に2人を別れさせてしまいごめんなさい」と娘たちに謝罪。チャイさんは「小さい頃は(ざわちんに)嫉妬したこともあったけど、大きくなってからは恨みはないよ。すべては母さんが私たちのために頑張ってくれだことだから」と話し、親子のわだかまりが解消されることに。ざわちんも「今はすごい幸せです」と笑顔を見せていた。

 ただ、ざわちんは2013年に自身のブログでチャイさんとのツーショットを公開しており、また今年4月に出演した『アナザースカイ』(日本テレビ系)でも、フィリピンに滞在してチャイさんや親戚と過ごす様子が放送されていた。これは“生き別れた”という状態なのだろうか……? 今回の“生き別れた姉と涙の再会”的演出には違和感を覚える。視聴者からも「家族のことばっかり持ち出してくるな」「話題作りのために姉を利用しようってことじゃないの?」と冷ややかな声が相次いでいる。

 このところ、ものまねメイクもネタ切れなのか「合成や加工してるのに似ていない」と評価が低下、SNSにアップする写真に「実物と違い過ぎて怖い」との指摘が多数あるざわちんだが、ここへ来て乱用し始めた家族ネタについても、感動よりは否定的な感想が多くなっている。やたらお涙頂戴路線に向かってしまうのは、タレント生命を縮めかねない。かといって、ものまねメイク一本で先の長いタレント人生を歩んでいくのもネタの賞味期限を考えれば難しいだろう。今ざわちんは芸能界でいかに生き残るか、試行錯誤を重ねているのかもしれない。
(シュガー乙子)

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