ミランでもベンチなのに……本田圭佑“バルサに売り込み”怪行動の裏事情

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 先頃、サッカーW杯アジア最終予選のイラク戦とオーストラリア戦を戦う26名が発表された日本代表だが、これまで主軸を担ってきた欧州組の大半が所属先でベンチ要員であるにもかかわらず、選出されたことに批判が集まっている。

 そんな欧州組の1人である本田圭佑(ACミラン=イタリア)だが、今夏FCバルセロナ(スペイン)に自らを売り込んでいたことが、スペイン紙の報道で明らかになった。

 バルセロナといえば、リオネル・メッシ(アルゼンチン代表)やネイマール(ブラジル代表)といったワールドクラスのスター選手が所属する世界でも1、2を争うメガクラブ。全盛期ならともかく今は、はるか格下のミランですら、出場機会を得られない本田に居場所があるとは思えないのだが。

「バルサのスポーツディレクターを務めるアリエド・ブライダがミランの元スタッフだったことから、本田サイドが打診したそうですが、テクニックとスピードが不足していることを理由に、あっさりと断られたそうです。そりゃそうですよね(苦笑)」(サッカーライター)

 2014年のブラジルW杯では、自身を過信して優勝の二文字を口にしたあげく、惨敗を喫して批判を浴びた本田だが、いまだに自信過剰の悪癖が抜け切れていないということか。バルサでメッシやネイマールと一緒にプレーできると考えるとは、正気の沙汰とは思えない。

「本人もミランでのプレーについては、いつクビになってもおかしくないと話しているだけに、はるか格上のバルサで活躍できるとはさすがに思っていないでしょう。ただ、日本やアジアでのマーケティングにおいて自分が多大な影響力を持っていることは自覚しているので、商業目的でもバルサが獲得してくれるかもしれないと、甘い期待を抱いたのかもしれません。バルサに入団できれば、ミランと同様にベンチ要員だとしても、本人としては自身のステータスが上がって、それはそれでいいと考えているのでしょう。試合に出られなくても、日本代表には選ばれるわけですから。現役引退後はビジネスの世界に進出することを公言している本田にとって、ミランの10番を背負い、バルサにも在籍したとなれば、大きな勲章となってビジネス上のメリットをもたらすはずです」(同)

 残り少なくなった現役生活の花道を飾るべく、汲々としているのが現在の本田なのかもしれない。しかも、スポーツ的な観点ではなく、自身のステータスを上げることばかりに心を砕いているようにしか映らず、見苦しいことこの上ない。こんなことがまかり通ってしまうのは、日本代表に正しい競争原理が働いていないからだろう。

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