乙武洋匡の5股不倫告白で『妻が謝罪』の波紋 不倫問題の最強対処法とは

 今年に入って有名人の不倫騒動が相次いでいる。1月、清純派だったベッキーの騒動は激震を与えたが、クリーン度の高さでいえばこちらも負けてはいない。自民党から夏の選挙に出馬予定と見られていた乙武洋匡氏(39)の不倫が明るみになり、驚きが広がっている。乙武氏は450万部を超える大ベストセラーとなった『五体不満足』の著者として若くして一躍有名になり、スポーツライター、キャスター、コメンテーターとして数多くのメディアに出演、過去には教諭経験もある。2013年からは東京都の教育委員も務めており(現在は辞職)、ゴミ拾いボランティアなど社会奉仕活動にも熱心だ。2001年に大学の後輩女性と結婚し、8歳の長男、5歳の次男、1歳の長女の父である。

 もっともネット上では、2014年頃から「乙武がタイのゴーゴーバーにいた」との目撃情報が流れ、肉食ぶりが囁かれていた。乙武氏のTwitter裏アカウントから流出したとされる、若い女性とベッド前での密着ツーショット写真は現在、拡散されまくっている。ちなみに流出先のアカウント名は<純愛エロメガネ>で、鍵つきのためつぶやき自体は見ることができない。このアカウントからはほかにも数枚の写真が流出しており、いずれも乙武氏と女性とが密着して仲睦まじい様子で写っているものばかりだ。もちろんツーショット写真が存在するだけで即不倫とは結びつかないものだが、乙武氏は20代女性との不倫海外旅行を報じた「週刊新潮」(新潮社)の取材に応じて不倫を認め、即、ブログで謝罪もしている。

 同誌によると、昨年12月25日、乙武氏と女性は羽田空港からパリを経由してアフリカのチュジニアに降り立ち、地中海リゾートで観光を楽しんだという。機内では並んで座り「俺ら一心同体でしょ」「一心同体!乙くんといる自分が一番好き!」とラブラブな会話を交わす二人。「乙武くんは、近しい人には『彼女』と紹介していて、関係はもう4年半にもなる」という証言も載り、今回の海外旅行は政界進出を前にして身辺整理する必要があり、そのためのケジメ旅行であったと見られている。真っ黒である。

 はっきり不倫を認めた乙武氏の言葉は、あまりにもありきたりなものだった。いわく「長男が誕生して妻が母になり、夫婦らしさが失われて」、癒しを外に求めてしまったというのだ。もう「出た~、出ました!!」としか言いようのない不倫男の常套句に、開いた口がふさがらない。ベストセラー作家ならもっとマシな文句をひねり出してほしかったものだ。さらに乙武氏は、一晩限りのおつきあいも含めると、過去に5人の女性と不倫したと告白したが、狩野英孝のように次から次へと過去の女性が名乗りをあげることを懸念しての防御だろうか。相当モテることは確かなようで、5人どころではない可能性も高いが。

 さて、「週刊新潮」の発売に伴い、乙武氏は早朝4時にマスコミ各社にファックスでコメントを発表、ブログでも謝罪文を公表している。驚くことに、妻の仁美夫人までもがコメントを寄せた。

「このような事態を招いたことについては、妻である私にも責任の一端があると感じております。本人はもちろん、私も深く反省しております。誠に申し訳ございませんでした」

 これについて「妻に謝罪させるなんて」「奥さんが謝る必要はまったくない」と現在、ネットは大荒れの様子を見せている。ベッキーとゲスの極み乙女。川谷絵音の不倫交際発覚時には、「奥さんがかわいそう」の大合唱が巻き起こっていたが、今回、妻が「夫婦の関係修復」を宣言しているにもかかわらずの大バッシング。妻が「許してやり直す」と言っている以上、マスコミももう追及できなくなり騒動は落着かと思いきや、乙武氏を「自分の不貞を妻に謝罪させる暴君夫」と断罪する向きすらあり、妻の言葉は火消しになるどころか、燃料投下になってしまったようだ。

 ただ、別の見方をすることもできる。前述のように、乙武氏はモテる男だ。そして女好きである。これまで15年以上にわたる付き合いをしてきた妻が、それを全く知らなかったはずがない。そしてこれから先も、夫はモテる男であり続けるだろう。であれば、ここでコメントを出すことで、他の女性たちに向けて「我が家庭は不倫ごときで壊れないのだ」とにこやかに全方位攻撃することができ、妻の座を明け渡す気がないことの宣誓にもなる。少なからず、「一心同体だよ」とイチャイチャしていた不倫旅行の女性に対しては、完全勝利ということになる。三人の子供たちを抱えて育児に奮闘する自分を差し置いて、恋愛を謳歌する夫への怒りが無いわけではないだろうが、不倫をされたときの対処法としてもっとも強いのは「離婚しない」ことなのだから。

(エリザベス松本)

コメントは停止中です。

サブコンテンツ

このページの先頭へ