加藤綾子アナの“Eカップイジり”に「テレビ界は異常」の声――「セクハラ炎上」多発のフジ

 4月12日に放送されたバラエティ番組『ホンマでっか!? TV』(フジテレビ系)で、MCを務めるフリーアナウンサー・加藤綾子のバストカップをイジる場面が放送され、ネットユーザーから「この上なく下品な番組」とげんなりする声が上がっている。

 同放送では、マーケティング評論家の牛窪恵氏が「バストサイズとファーストキスの関係」についての調査結果を発表。その流れから、MCの明石家さんまが加藤アナに「胸の話になったらぐっと前に出るからなぁ」とツッコミを入れるシーンや、牛窪氏が「ちなみに加藤さんはEカップ?」と質問し、加藤アナが「はい」と答える場面が放送された。

「これまでにも同番組では、さんまが加藤アナの胸のサイズをイジる場面がたびたび放送されてきたのですが、スポーツ紙のニュースサイトが今回の放送内容を記事化したため、ネットで話題になったようです。ネット上では、『一般社会だとフツーにセクハラだね』『テレビでは、なぜこんなことが許されるのか』『テレビ業界は異常』といった批判の声が上がっています」(芸能ライター)

 以前から、テレビ業界に対しては、「セクハラに甘すぎる」といった指摘が相次いでいる。

「2015年3月に放送された『さまぁ~ずのご自慢列島ジマング』(同)で、三村マサカズがタレント・谷澤恵里香の胸を揉むシーンが放送され、ネット上で三村へのブーイングが巻き起こりました。三村と谷澤は事務所の先輩・後輩の関係であることから、『セクハラでありパワハラ』『ホリプロは怖い』といった声も。また三村はTwitterで、自身のセクハラ炎上に関する記事のURLを記載した上で、東日本大震災から丸4年を迎えることに触れ、『まだまだ辛い思いをされてる方々がたくさんいると思います。私なりにこうことをしていかなければ。こうことをしなくてもいいか! 笑いを真剣につくります!!』とツイート。『震災と絡めて発言しないで!』とさらなる炎上に発展する事態になりました」(同)

 さらに、とんねるずの石橋貴明も、15年10月に放送された『とんねるずのみなさんのおかげでした』(同)で、モデル・西内まりやの胸を触ろうとして批判を浴びた。

「同放送で西内は、ハリウッド俳優のヒュー・ジャックマンと『新・食わず嫌い王決定戦』のコーナーに出演したのですが、ヒュー・ジャックマンは、石橋のセクハラ行動に『僕がそれをやったら問題だ』とコメント。視聴者からは『ヒュー・ジャックマンが正しい。もっと言ってやって』『ヒュー・ジャックマンがマジで引いてたよ』といった声が上がりました」(同)

 このように、ネット上で物議を醸したセクハラシーンは、「『フジテレビの番組内で起こっているというケースが目立つ』とネット上でも指摘されています」(同)という。視聴率不振で苦戦する同局だが、まずはこうした意識を改善していくべきなのではないだろうか。

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