劣化騒動の嘘!「激太り」を揶揄される河村隆一、実は頬がこけるほど痩せている

 11月9日に行われたゴルフトーナメント『三井住友VISA太平洋マスターズ』に出場した橋本マナミが、一緒に参加した河村隆一(LUNA SEA/Tourbillonの名義ではRYUICHIだが、本稿では河村隆一表記で統一する)と共に撮った写真を自身のインスタグラムにアップした。そしてこれがネットで広まり、「河村太りすぎ!」「顔がパンパンじゃね」「これが河村隆一だと?」と嘲笑の的になってしまった。しかしちょっと調べればわかることだが、わずか一カ月前の時点での河村は引き締まった顔をしており、橋本の写真はある意味“逆奇跡の写真”といってもいいほどの酷い写り方をしているだけなのだ。

 一カ月前は日本最大・10万人規模のヴィジュアル系音楽フェス「VISUAL JAPAN SUMMIT 2016 Powered by Rakuten」(以下、「VJS」)が3日間にわたって開催され、LUNA SEAはX JAPANに次ぐビッグネームとして2日間出演した。「WOWOW 音楽フェス」Twitterでは、修正なしのLUNA SEAメンバーが揃った生写真が掲載されているのだが、河村は太っているどころか、頬がこけているように見えるほど痩せている。また、橋本の写真よりも、WOWOWの写真の方がはっきりと顔が写っていることから、こちらが真の河村の姿と言えるのではないだろうか。ちなみにその時の映像を見てもやはり河村が太っているようには全く見えない。実際にライブに参加した人も「VJSの時、痩せててめっちゃ格好良かったよ?」「VJSはかなり近くで河村隆一を見て、相変わらず顔変わらんな~とか思ったんだけど……」と声をあげている。

 そもそも橋本の写真の河村はつばの大きい帽子を被っていることで、変に顔に影が落ちてしまっていることや、首元がかなり詰まった服を着ていることで、余計に顔が大きく見えてしまっているのではないだろうか。体も太いという指摘もあるが、河村は元々上半身がガッチリして厚みのある、所謂Tシャツが似合わない体つきであり(藤原紀香と片岡愛之助夫婦、米倉涼子などもコレだ)、肥満とは言えないだろう。

 90年代後半の、河村の最もメディア露出が多かったころは、病的に痩せていて頬骨が浮き出るほどであったため、そこから標準体型に戻るだけでも(46歳という年齢を考えると標準以下かも)、当時を知る人たちからすれば太く見えてしまうのだろうか。

 だが確かに2008年当たり以降から河村の体重が大きく変動しているのは事実。しかしそれは決して不摂生からくるものであるわけではなく、ソロ活動とバンド活動を両立しているから。河村はソロ活動でノーマイク・ノースピーカーのコンサートを開くほど、自身の歌に絶対の自信があるとともに、歌声に関してのこだわりも熱い。ファンの間では、バラード中心のソロライブではより伸びやかな声を発するために、あえて体系を太らせていると言われているのだ。事実、キレの良さや、ヴィジュアルが求められるLUNA SEAのライブでは、前のソロ活動の時にどれだけ太っていようと、すぐに体系を戻してくる。

 しかし嫌らしいことに、世間ではソロ活動時の太った時期ばかりにフォーカスして叩く。全盛期の河村の美しさを知っているだけに、それが崩れた、他人の不幸なさまがたまらなく嬉しいのだろう。河村に限らず、若い頃に美しかった芸能人は、ちょっとした“逆奇跡の写真”をすぐに拡散されては「劣化した」「誰だよこいつwww」「昔はキレイだったのにヒドイ」と笑いものにされる傾向がある。特に河村のようにナルシストな性格で、一部のモテない男から反感を買っていた芸能人は、ここぞとばかりに叩かれる傾向があるようだ。工藤静香、浜崎あゆみ、小泉今日子など若い頃に美しいけど生意気だった女性芸能人が、年相応に顔が変わっただけで「劣化www」と笑われていることからも、こういった傾向は女性にもあるようだ。

 何万枚もある芸能人の写真から“逆奇跡の写真”を探し出して、人の容姿を叩くのはあまりにも酷ではないだろうか? 写りによっていくらでも顔が変化するのは、スマホ時代の今なら誰でも知っているはず。動画の一コマをキャプチャして芸能人を笑いものにしても、面白くもなんでもないのではないだろうか。
(プラント)

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