口止め料400万円を支払った被害者も……中国の官僚がおびえる「“わいせつコラ”恐喝」とは

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2012年、愛人との性愛ビデオが流出した重慶市元幹部の雷政富氏。残念ながらビデオはコラではなく、これがきっかけで収賄罪に問われ、懲役13年の刑を下された。

 12月5日、中国全土で400人余りの官僚を恐喝したとして逮捕された男女3人に、有罪判決が下された。湖南省婁底市双峰県出身の3人は昨年、全国各地の官僚がネット上に公表していた顔写真を利用し、わいせつなコラ画像を作成。「私は探偵だ。お前のスキャンダルを握っている。金を渡さなければ、これを公開する」という脅迫文とともに、官僚の勤務先に送付していた。

 要求する金額は、官僚の職位に合わせ、日本円で約120万~1,000万円に設定。うち、黒竜江省の官僚の弟から、約400万円をだまし取っていた。兄宛ての脅迫状を開封したという男性は「兄に影響が出ることが怖かったので、相談せずに金を振り込み、すぐに写真を処分した」と主張しているが、ネット上では「本当は、身に覚えのある本人が自ら振り込んだのでは?」との疑いが向けられている。

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