坂上忍と梅沢富美男のクレーマー気質にドン引き!! 「俺様はお客様」の恫喝ぶりを恥ずかしげもなく披露
4月20日に放送された『バイキング』(フジテレビ系)で、坂上忍(48)と梅沢富美男(65)が、「マニュアル通りの接客なんて許せない」と主張し憤慨する様子を見せた。人間関係をテーマに、出演者が賛成と反対に分かれる討論形式のコーナーで、梅沢が自ら体験したという「嫌な接客」をVTR説明。コンビニでタバコを購入する際、年齢確認のボタンを押すよう言われることについて「見ればわかるだろう」と心底嫌な思いをしているという梅沢。ほかにも、マネージャーと2人でファストフード店に入店し、差し入れ用にハンバーガーを40個注文したところ、レジで接客を担当した店員が「店内でお召し上がりですか、お持ち帰りになりますか」と確認したことに激怒。「状況判断できないのか!」「今ここですぐ金払うから食ってみろ」と詰め寄ったそうである。
司会の坂上忍もマニュアル通りの接客が不愉快だそうで、ファミリーレストランで注文をとった店員が復唱し確認することを「時間の無駄」とバッサリ。坂上の言い分としては、接客業は「マニュアル通りでOK」ではなく、マニュアルはあくまでも基本であり、その仕事につく以上、状況や相手に応じて柔軟な対応ができるよう成長していくべきだということらしい。それにもかかわらず、「ずっとマニュアルのことしかできないガキが多い」と感じるそうで、怒りを表明していた。梅沢はというと、「お客様に不愉快な思いをさせないためのマニュアル」のはずなのに、誤った使い方で逆に不愉快にさせている、と“苦言”を呈した。
コンビニやファストフードやファミレスで、月に40万(額面)ほどをもらっている社員(部下を育成する立場)に対して「よりよい接客を追求すべき」というならギリギリわからなくもないが、時給900円程度で働くアルバイトやパート(たとえば一日6時間で月20日働くとして月収は10万8000円だ)にする要求ではない。特別な接客をしてもらいたいのなら、ファミレスではなく高級割烹にでも行けば良い。マニュアル前提のチェーン店において過大な要求をし、挙げ句恫喝するような客はクレーマーでしかない。こうしたクレーマーを見分けるためにも、やはり一日に大勢の客が訪れるような大衆店にマニュアルは必須だと思い知らされる番組内容だった。
それにしても、坂上にしろ梅沢にしろ、いかにも「お客様は神様です」と客側から宣言しているようなコメントだ。なぜ店員に対してそこまで偉そうに振る舞えるのだろうか? 年輩だというだけの理由で、敬われてしかるべき存在だとでもいうのだろうか。普段、テレビ局で特別扱いされることに慣れすぎてしまっているのかもしれないが、傲慢な態度に気付けなくなってしまったら人間おしまいだ。ファストフード店で店員を恫喝したという話を平然とテレビで公開してしまう梅沢は特に深刻である。
一方の坂上は「女性セブン」(小学館)にて同番組スタッフへのパワハラ&セクハラ事件を伝えられたばかり。打ち上げの宴会で男性スタッフを全裸にして爆笑していたというが、引いているタレントやスタッフも多かったという。毒舌家として多数の番組に引っ張りだことなった坂上をフジテレビが口説き落として帯番組MCに据えたため、フジ側は坂上に強く出ることができず言いなりだともいうが、裸の王様状態なのだろうか。