小向美奈子逮捕でお蔵入りの『ホイッスル!』がリメイクボイスアニメで奇跡の復活! 新旧・腐女子をゲットできるか!?

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『アニメ化15周年 ホイッスル!』公式サイトより。

 1998年から2002年まで『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載された人気サッカーマンガ『ホイッスル!』(集英社)が声優陣を一新し、アニメ再制作決定! リメイクボイス版で17年からアニメ動画が配信されるということで、ファン、特に大きなお姉さんたちが「あぁ~~~泣きそう~~~」「私たちの!! 青春!! ありがてぇ」「なにこれ夢?再ブレイク!? リアルタイムで読んでた世代の元笛ファンとして嬉しすぎる!!」と大喜びだ。

『ホイッスル!』は、樋口大輔による少年マンガ。体格には恵まれず、テクニックも未熟だが、サッカーが心底大好きな少年・風祭将を主人公に、所属する桜上水中サッカー部の仲間たちや他校のライバルたちとの成長と友情を描いた物語。今年8月31日からは樋口大輔の原画展、そして舞台『ホイッスル!』の上演と、02年に原作の連載が、03年にTVアニメの放送が終了して10年以上も経つというのに、いまだに多くの熱いファンを持っている。

 そんな人気作のアニメ版が、リメイクボイスという一風変わった形で再登場。今回配信されるアニメ『ホイッスル!』は、作品の作画自体は前作のまま、オープニング曲、エンディング曲、そして声をあてる声優陣のみをリニューアルするという形態となる。新規キャストに、主人公・風祭役を堀江瞬、水野竜也役を立花慎之介、佐藤成樹役を金本涼輔、不破大地役を江口拓也が務めることが決定している。これには「立花さんの水野君すごくぴったり! ツンデレくん~~」「風祭君大好きだったから、声が聴けるの本当にうれしい!! どんな感じになるんだろ」「ローテンションなのに熱い男不破君が江口!」とファンは大盛り上がり。

「二度とアニメでは見れないと思ってた…本当にありがとう…」「ボイスリメイクしようって決めた人に心からの感謝を捧げたい」という感謝の言葉も。実はこの作品、02年に放送されたアニメ版では、当時はグラビアアイドルとして活躍中、その後<覚せい剤取締法違反で逮捕、セクシー女優として復活>を3回繰り返した小向美奈子が主人公・風祭の声優を務めていたため、「もう二度と放送されることはないね…」「風祭くん、将来薬で捕まっちゃったwww」「残念過ぎるサッカーアニメとして伝説になった作品」と言われていた。多くのファンが、もう二度と放送されないと思っていた中での再アニメ化にファンの感謝も納得だ。

 もちろん中には「そこまでしてアニメ放送したいか?」「昔のBL好きを釣るのに必死すぎるwww」「ほじくり返さずに、静かにしまっておいてあげればよかったのに」「バスケは黒子、テニスはテニプリ、バレーはハイキュー、野球はダイヤ、サッカーマンガで圧倒的ホモ人気がある作品を作り出したいんやな」という声も。確かに今年の夏に行われたコミックマーケットでは、『黒子のバスケ』『ハイキュー!!』、『ダイヤのA』は単体ジャンルとして取り扱われるという人気を見せているため、お金も落とす、宣伝も積極的にして仲間を増やしていく腐女子たちの市場に『ホイッスル!』を復活させたいという狙いもあるのかもしれない。

 当時の腐女子……その頃はまだ「やおい好き」と言われていた、少年同士の友情物語が大好きな女子たちからも絶大な人気を誇り、“ホモッスル!”とよばれることもあった作品なだけに、「これは新旧の腐女子たちが入り混じったすごいジャンルになるぞ…」「これは古の腐女子が動き出す…強い…(確信)」「作品自体で昔このジャンルにいた人を呼び戻し、声優で新たな子たちを開拓か…考えたじゃないか!」と男性陣たちからは妙な評価が。

 最近では、『ホイッスル!』と同時期にBL好きたちから圧倒的な人気を誇った『最遊記』シリーズ(テレビ東京系)のアニメ続編も制作決定、さらには『D.Gray-man』(テレビ東京系)も新たなキャストを迎えて復活を果たし、かつての腐女子たちが出戻りを始めているよう。ボイスリメイクという新しい形で臨んだ『ホイッスル!』はどのように腐女子たちから受け入れられるのか。黒歴史から見事な復活を果たせるのかは、彼女たちからの支持を獲得できるかどうかにかかっていそうだ。

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