嵐・松本潤、『99.9』主演に異例の猛バッシング! 「ジャニーズ使うな!」の声噴出のワケ

 24日、嵐・松本潤が2016年4月より放送予定のTBS日曜劇場『99.9‐刑事専門弁護士‐』で主演を務めることが発表された。その他キャストには、香川照之、榮倉奈々、青木崇高、ラーメンズ・片桐仁、マギーなどが名を連ねている。

 松本のドラマ出演は、2014年の『失恋ショコラティエ』(フジテレビ系)以来、約2年ぶりのことで、ファンは喜びを爆発させているが、ファン以外からは松本のキャスティングに非難轟々。ネット上では「また嵐かよ」「もっと芝居のできる主役で見たかった。もったいない」「松潤には恋愛ドラマの方がお似合い」「ジャニーズではない俳優さんで見たい」「香川照之に食われるぞ」などの声が多数上がっている。ジャニーズ主演ドラマが発表される際は、毎回このような声が出るが、今回はほかのドラマとは比較にならないくらい批判が噴出している。

「今回、松潤が出演するTBS日曜劇場は、これまで『半沢直樹』『下町ロケット』『天皇の料理番』などの骨太な人気ドラマを放送してきた枠。そのため、ドラマファンからは『日曜劇場はジャニーズファンを取り込むドラマ枠じゃなくて、実力のある役者を起用して面白いドラマを作ってほしい』との意見がネット上に寄せられているんです」(芸能誌ライター)

 しかし、日曜劇場では、現在放送中のSMAP・香取慎吾主演『家族のカタチ』、関ジャニ∞・錦戸亮主演『ごめんね青春!』など、これまでもジャニーズ主演ドラマを放送してきた。なぜ今回に限って、厳しい批判にさらされているのだろうか?

「ストーリーと共演者が原因かもしれません。『99.9』は、有罪率99.9%といわれる日本の刑事裁判で、0.1%の無罪勝訴にかける型破りな弁護士が主人公の痛快逆転劇で、さらに出演者には香川が名を連ねています。それによって、かつてこの枠で放送されていた『半沢直樹』を暗に想起させ、どうしても比べられてしまうようなんです。『半沢直樹』主演の堺雅人に比べると、松本は力不足だと思われているのかもしれませんね」(同)

 松本の主演ドラマの全話平均視聴率を振り返ると、14年『失恋ショコラティエ』は12.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、12年『ラッキーセブン』(フジテレビ系)は15.6%、10年『夏の恋は虹色に輝く』(同)は12.3%、09年『スマイル』(TBS系)は10.2%、07年『バンビ~ノ!』(日本テレビ系)は14.2%、01年『金田一少年の事件簿』(同)は13.7%となっている。

「主演ではありませんが、松本の出世作となった『花より男子』(05年、TBS系)は19.8%、『花より男子2』(07年)が21.6%で、映画化もされるほど人気を博しましたが、それ以外のドラマは大ヒットとは言いがたい。『ラッキーセブン』も、同クール1位の結果を残してはいるものの、これは瑛太、大泉洋、松嶋菜々子ら脇役に支えられていた感が否めません。『99.9』で初の弁護士役に挑む松本ですが、ぜひ役者としての新境地を開拓し、結果を残してほしいものです」(同)

 放送開始前から「ミスキャスト」などの声が噴出してしまったが、果たして松本自身の力で高視聴率を獲得して、世間を見返すことはできるのだろうか? 

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