常に存在するタブーを侵犯することの快感 『誰がタブーをつくるのか』

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誰がタブーをつくるのか(河出書房新社)。
 本サイトでもたびたび扱っている“表現の自由”をめぐる問題。法律によって自由な表現が規制されてしまうことへの関心は高い。けれども、実はさまざまな事情によって、言いたいことを言いにくい状況は常に生まれているものである。

 永江朗氏の新著『誰がタブーをつくるのか』(河出書房新社)は、そのことを再認識させてくれる一冊だ。前がきで永江氏は日本の“表現の自由”をめぐる状況について、次のように記す。


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