意識低い系セクハラ芸人・さまぁ~ず三村マサカズ。「笑って受け流すのが大人の女」?

 かねてよりセクハラで有名なさまぁ〜ずの三村マサカズ(48)だが、9日に放送されたラジオ番組でも、ホリプロの後輩・小島瑠璃子(22)に対してセクハラ発言。もう開き直っているのか、本当に一切問題意識がないのかどっちなのだろう。

 この日の『みむこじラジオ』は、小島初レギュラーとなる新ラジオ番組の初回放送。ともにレギュラーパーソナリティを務める三村は、「赤裸々に隠し事なしだからね」とトーク中、いきなり「恋人はいるの?」と質問。「赤裸々とぶっこみいは違う」と慌てる小島に「人にブラのホック、外されたことある?」とさらに質問を続け、小島が「ひどーい!」と悲鳴をあげた……という流れだ。三村は「それぐらい良いだろうよ。『女子に(外されたこと)ありますよ』とか、軽く答えればいいじゃない」とセクハラを受け流すためのアドバイスをしたが、小島は「いやいやいや。待って、私このまま、こういうふうに浴びていくの?」と返した。

 初回放送でこのセクハラ発言をしている三村だが、本人が「それぐらい良いだろうよ」という感覚である以上、これから先も小島は「こういうふうに浴びていく」ことを余儀なくされるのだろうか。放送を聞いた人々はネットで「こいつもう病的だな…」「セクハラだけしかできないのかね」「酔っ払いセクハラTwitter芸人」など、呆れている。

 もはや「三村といえばセクハラ」というレベルで、三村のセクハラ行為が常態化していることは知れ渡っている。グラドルの谷澤恵里香(25)は『さまぁ〜ずのご自慢列島ジマング』(フジテレビ系)で胸を揉まれており、その様子がカットされることなく放送されている。『モヤモヤさまぁ〜ず』、『モヤモヤさまぁ〜ず2』(テレビ東京系)にレギュラー出演していた同局アナウンサーの大江麻理子(37)も、谷澤と同じく胸を揉まれる被害に遭っているが「さまぁ〜ずのお二人は普段非常に紳士的なので、セクハラは気にならない」と発言している。大江については胸を揉まれる以外にも、大江アナがまたがった自転車を彼女に密着する姿勢で三村が後ろから押す、どさくさに紛れて尻を触る、真夏のロケで大江アナのワキ汗を指摘しイジる……など、セクハラをギャグとして使ってきた。小島同様にホリプロの後輩であるあびる優(29)に対しても、共演する『トゥルルさまぁ〜ず』(BeeTV)で頻繁にセクハラ……というか、あびるへのセクハラありきで笑いが成り立っている構図すらある。三村はツイッターで「あびるを揉んでやった!」と、微笑むあびるの胸元に手を当てているかのような写真をアップしたこともあった。

 2013年放送『笑っていいとも!』(フジテレビ系)では今井メロ(28)の胸元に二度、ほおずりするという行為に及び、今年2月放送『内村さまぁ〜ず』(TOKYO MX)でも、たんぽぽ川村エミコ(36)に二人羽織で後ろからおでんを食べさせるという企画において、川村の胸を揉みまくり、川村の体を股で挟んで押し倒していた。

 胸を揉まれるなどの被害に遭った女性芸能人だけでもこれだけいるほか、ローラ(26)は2014年10月放送の『そうだ旅(どっか)に行こう。』(テレビ東京系)において三村から温泉で股間を露出されたり、ベッドで抱きつかれたりなどのセクハラを浴び続けて怒りを表明していた。

 こうしたセクハラの餌食になるのは芸能人だけではない。昨年5月に放送された『さんまのお笑い向上委員会』(フジテレビ系)に出演した雨上がり決死隊の宮迫博之(46)が、「音声さんが(マイクを)付けようとすると、必ずこの辺を抱くんですよ」と、三村が女性音声スタッフの肩を抱いていることを暴露。それを受けて三村は「だって女性のスタッフさん俺のことをこうやるんですよ」と、服の下からピンマイクをつけるような仕草をしてみせて「こんな刺激与えられたら……」と、肩を抱きたくなっても仕方ないといった体で弁解している。

 芸人・三村マサカズの笑いは、セクハラなしにあり得ないのか? 番組制作側としても、三村にセクハラキャラを求めているからこそ、こうしたシーンを放送するのだろう。制作サイドも芸人本人も、それを“笑い”だと認識しているため、無邪気に放送するのだと思われる。だが正直、これを見ても全く笑えないどころか『いまでもこれが笑いとして成立している』という事実を見せつけられ、衝撃を受ける。実際にセクハラを受けた側の女性タレントたちの中で、ローラは嫌がる素振りを見せていたものの、大江アナに至っては「普段非常に紳士的なので」とテレビでのセクハラ行為は番組作りのためであるともいうような“分かっている”コメントをしている。こうした三村の態度と大江アナのコメントからは、組織に所属する女性が業務中に性被害に遭っても、それを不快だと表明することは組織の意志に反することなのだと、テレビバラエティを通じてはっきり見せつけられるようだ。普段紳士的であろうと、セクハラ的な言動を笑いとしてしまうこと、またそれを制作側に求められて応じてしまうことについて、三村本人はどう捉えているのだろうか。仕事のためと芸人なりに割り切っているのかもしれないが、その前にひとりの男性として、どう思うのだろうか。考えたことがあるのか、それすらもないのか……?

 少なくとも、セクハラ連発の三村の芸風は、「お笑い」としてもとっくに旬の時期を過ぎていて、敏感な芸人ならば絶対にやらないものだ。セクハラおじさん化した三村も、それで笑いを生んでいるつもりのテレビも、ひたすらにダサい。
(ブログウォッチャー京子)

コメントは停止中です。

サブコンテンツ

このページの先頭へ