新たな快楽「アナルセックス」! 2穴で楽しむも良し、アナル開発で男をドライオーガズムへ導くも良し
こんにちは。急に肛門がムズッと痒くなる時、ありませんか? 外出時は痒くても掻けないので、肛門にギュッと力を入れて括約筋という筋肉を活躍させています。座布団ください、大根 蘭です。
カラダの構造も性器も違う男女が共通して持っている性感帯★アナル。攻めたこと・攻められたことは、ありますか? 私は舌や指で軽く愛撫したり・されたりくらいなもので、挿入経験はございません。若かりし頃は、興味もなく「あんなところに挿入なんて!」と思っていましたが、現在は「機会があれば」と思っています。
男性は膣とアナル、どちらに挿入した方がより気持ちいいのか? が気になるところですが、何カ所かキュッと締まるまんこに比べ、アナルで締まる部分は入り口だけのため、挿入時に気持ちいいのは断然まんこ! という男性意見が多く見られます。アナルへの挿入は、肉体的快感よりも最高の征服感が得られることで人気のようです。征服したがりますねぇ~。
しかし征服したがりな男性も、逆に攻められる側となったら話は別! アナルから指を入れて、お腹の方に指を少し曲げたあたりにあるのが「前立腺」。ここを刺激すると、射精せずにイク「ドライオーガズム」を迎える男性も多いようです。女性の場合、身体の構造上(男性が刺激を感じる前立腺のような部分はないため)、男性に比べてアナルのみの刺激で快感を得ることは難しいようです。「そんな所まで見られ、いじられてる」という精神的興奮はありそうですね。
ってことはですよ! いつもは攻められている女性も、彼のアナルを開発(または開発しあう)すれば、セックスの幅が広がり楽しめるのではないでしょうか。彼を攻めてアンアン喘がせ、ドライオーガズムを与えられるアナルセックス、是非試しちゃいましょう。
◎ノリと勢いではじめない方がいい理由
ただ、お互いにはじめてのアナルセックスを行うカップルは特に、セックスの流れで「やっちゃう~?」とノリでプレイをすべきではないと思っています。「セックスは思いやりが1番」とクドいほどお伝えしていますが、神経が集まっているデリケートな肛門を愛撫・挿入する場合はより一層、気を遣うべきです。ノリでいじりたくなってもその場ではグッと我慢し、話し合って後日行うこと。そして、当日は、浣腸・下に敷いておくタオル(自宅の場合)・ローション・コンドーム(指用コンドームと通常のコンドーム)くらいは用意しておきましょう。必要な心構え、準備する理由や注意点などをお伝えしていきたいと思います。
まず、必要な心構え。それは……「覚悟」です! というのも、AVのアナルセックスの作品(スカトロ作品ではないもの)では、女優さんの綺麗な肛門が映し出され、指やバイブ、ちんこを挿入しているシーンでも、そこから“汚さ”を感じることはほとんどありません。が! 実際には個人差はあれど、男女ともに指をアナルへ挿入して出した時には“色々なもの”が引っかかって出てくるそうです(男性がちんこを挿入した場合、カリに色々とついてくるらしい)。いくら“全てを見せ合っている相手”でも、急に汚い・臭いものが体内から排泄されたらお互いに気まずいし……。そんな不安を解消するために、アナルセックスの直前に浣腸をすることで、こびり付いているものと不安は洗い流せるかもしれません。もし洗い流しきってなかった色々がコンニチハしても「想定内」と覚悟しておきましょう。
もうひとつの覚悟は、男女ともにアナルへ指やバイブなど挿入し、肛門の筋肉(括約筋)が緩むとアナルから「腸液」が漏れてくることがあるようです。これは、性的興奮で濡れるというよりも、カラダに異物が入ったことで生理的に反応するものです(女性の膣液と同じですね)。この腸液の色も個人差はありますが、黄みがかった茶色&ニオイを発することもあるようです。自宅で行っているときは下にタオルを敷くように! そして、色やニオイを受けて「うわっ、汚いっ! くさっ!」とびっくりしないよう、「腸液が出る可能性がある」ことを双方共にお忘れなく。
◎ローションとコンドームは不可欠!
肛門に指を入れるのも、いきなりはダメ。肛門周りをマッサージすることから始まります。神経が集まっている肛門は、カラダの一部に力が入っただけでもキュッと締まってしまうので、緊張している肛門を優しくほぐしていくことが不可欠です。
手は清潔な状態(爪の伸ばしすぎはNG)にし、肛門をほぐしやすくするため、そして指やバイブを挿入しやすい状態にするためのローションやコールドクリームが必要です。指を入れる前のマッサージからたっぷりと使用するようにしましょう。※「清潔な状態だし、ヌルヌルにもなるし」と石鹸水を使用するのは非常にキケンです。肛門の表面を覆っているタンパク質を溶かしてしまい、激しい痛みに襲われます。
忘れちゃいけないことがもうひとつ! 指やバイブにはコンドームを装着すること。肛門の中には何億と大腸菌や、ばい菌が生存しています。無意識に触ってしまった他の部分が炎症を起こすこともあります。
※お互いにアナル開発しあうカップルで、男性が女性のアナルにちんこを挿入する際は、指を入れる時よりもさらに気をつけてください。大腸菌とばい菌でちんこが腫れることも少なくありません。必ずコンドームを使用し、1度抜いたらまた新たなコンドームを使用して挿入すること。間違ってもそのまま膣に挿入しないように! アナルのばい菌がコンドームに付着し、それを膣内へこすりつけてしまったら、膣内が炎症する原因になります。
◎体位は「四つん這い」か「横向き」でリラックス
マッサージも挿入時もオススメの体位は「四つん這い」か「横向き」。座薬を入れる時と同じく、肛門の筋肉(活約筋)を緩めるスタイルです。四つん這いは、攻める側にとっても、目の前にアナルがあるので攻めやすい体勢になります。攻められる側は、息を大きく吸って大きく吐く……を繰り返して肛門に力が入らないようリラックス状態にすることがポイント。ここまで準備は万端にして、いよいよマッサージのスタートです!
*ローションやコールドクリームをアナルや指にたっぷりつけて、アナルやアナル周辺を十分にマッサージ(5分)
※肛門周りを円や∞を描くように撫でたり、肛門を軽く押してみてください。
*再度、ローションなどをアナルや指にたっぷりつけてから、コンドームをつけた指を1本入れて肛門括約筋をマッサージ(5~10分)
※この括約筋をマッサージして緩めることでリラックスして、挿入の受け入れ態勢になります。
*ゆっくりと2本めの指を入れて、マッサージ(5分)
※所要時間は目安ですが、“リラックス”することが1番なので、ゆっくりたっぷりと時間をかけることが必要だと思います。
◎ゆっくり挿入、ゆっくり動かす! オナニーで研究を
指やバイブを挿入した際の1番のポイントは、ゆっくり挿入したあとも「ゆっくり動かすこと」。痛みを与えないことは大前提ですが、ゆっくり動くことによって摩擦感が高まり快感を得られます。挿入してすぐ激しく動かしてしまうと、肛門を切ってしまう「切れ痔」や「括約筋」が損傷してしまう可能性もあります(うんち垂れ流しになりますよ……)。ゆ~っくりと動かして、イキそうになったらはじめて少しスピードを速めた動きに切り替えるようにしてください。(男性にする時は、前立腺を強めに刺激。女性にする時は、早めのピストン)。
はじめてのアナルセックスの場合、加減がわからず激しく動かしてしまうか、ビビりすぎて動かせないかになってしまいがち。刺激・挿入したら肛門はどんな感覚なのか、どう攻められたら痛くないか、どれくらいの力の入れ具合がベストなのか……、相手のアナルを開発する前にアナルオナニー(アナニー)をしてみましょう。自分のカラダで体験してみる……それこそが相手への思いやりですね。
※オナニーの時もローションやコンドームは忘れずに!
(大根 蘭)