朝ドラ『まれ』出演中の清水富美加がぶっちゃけトーク「オーディションは計算してやりました」

【リアルサウンドより】

 朝の連続テレビ小説『まれ』(NHK)にヒロインの親友役として出演中の清水富美加が10日、『しゃべくり007』(日本テレビ)に出演。"芸人が共演したくなる若手女優NO.1"という触れ込みで登場し、事務所のオーディションにキャラを作って挑んだことなどをあけすけに話し、観客の笑いを誘った。

 14歳でデビューし、女優業だけでなくコントや音楽番組のMCにも挑戦する20歳の清水。芸能界入りのきっかけは、友人と渋谷に遊びに行った際に事務所のオーディション告知イベントを見たことだったという。司会のくりぃむしちゅー・上田晋也に「それで受けて、すんなり入ったわけだ?」と訊かれると、素直に認める清水。「でも(オーディションの際は)けっこう計算してやりました。中学2年生にしては。正直、中学生のとき、すごいモテてたんですね」と言うと、「気持ちいいね! なかなか自分でそういうこと言う人いないもんね」と上田が賞賛し、会場も爆笑した。「自分でもかわいいと思ってた?」と訊かれると「そのときは勘違いして思ってました。でも......」と切り返し、"オーディション突破術"が明かされた。

 オーディションでは「すでにオーラがある人とか、すごいおっぱいが大きいおねえさんとか」が並んでおり、「自分はアカだらけのブスだ」「普通にやっても受からない」と考えた清水は、わざとマイクに頭をぶつけたり、最後の一言ではミュージシャン・DAIGOのように気だるい口調で「グランプリください」と言い放ったりと工夫した。その甲斐あって"グッドキャラクター賞"を受賞し、所属が決定したのだそうだ。

 清水のぶっちゃけトークはまだまだ続く。朝ドラ『まれ』に出演するにあたってヒロインオーディションを受けたことについて、「最初はヒロインしかやりたくないくらいの気持ちで、かなり"ギンギン"で。朝ドラのヒロインなんて、言ってしまえばわかりやすく売れるじゃないですか。売れたかったんです」。周囲に対しても"オラオラ"モードで、「一生懸命がんばります」といった挨拶をしている他の女優に対し、「一生懸命がんばるとか当たり前だから。ハイハイ、そういう感じね」と闘志を燃やしていた。結果、オーディションは落ちてしまったが、親友役で打診がくることに。はじめは「ヒロイン本当にやりたかったので」と迷ったが、父に相談したところ「主役を張れる器じゃない」「修行してこい」と言われ、出演を決めたという。

 悔しさ混じりで決まった朝ドラ出演だったが、ヒロイン・土屋太鳳について妬むような気持ちは「まったくなかったです」。「いつ死んでも天国に行くくらい、すっごい良い子なんですよ」と話し、「勝手に殺すな!」と上田にツッコまれていた。土屋は多忙を極めるスケジュールでも、常に笑顔で現場入りするのだという。

 話題は変わって『HK 変態仮面』(2013年)に出演したときのエピソードに。主演をつとめた鈴木亮平の水着は面積が少なく、足を広げるようなポーズを構えたときには、「ちょっと待って。一回しまいまーす」というハプニングもあったそうだ。清水自身も水着を着て「イヤイヤイヤーン」「ウッフーン」と言わなくてはならず、「恥ずかしくて、殻を破れなくて。私の中では、そこは今でも早送り」と恥じらいが残っていると話した。

 今年公開した映画では、初めてキスシーンを演じた。初めは恥ずかしかったが、現場に入ったら「よっしゃ。映画とるぞ」と覚悟が決まり、再び"ギンギン"モードになったという。ここで、清水の背後に座っていたネプチューン・原田泰造がいやらしい笑顔を浮かべるというハプニングが発生。しかし清水は笑って交わすという大人の対応を見せた。

 後半では、清水の好みのタイプである"ジャンピングボーイ"というスタッフとのLINEのやりとりを公開するというコーナーに。「ホルモンって最高ですね」など雑談を繰り広げていたが、"延々と肉の話を続ける""途中で唐突に「おえ~~~~~~。」と送信する"など不思議な面も多く、会場を笑わせた。

 お笑い芸人相手に堂々と振る舞い、トーク力を発揮した清水。22日には24時間テレビドラマスペシャル『母さん、俺は大丈夫』への出演が決まっており、女優として今後が期待されるが、バラエティでの活躍も予感させる番組だった。

(文=岩倉マコ)

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