福山雅治の結婚報告は、なぜ“遅れた”か…芸能人を脅かす「狂信者」の存在とは

1512_fukuyamamasaharu.jpg
「福山雅治オフィシャルサイト」より。

 歌手の福山雅治が、昨年12月19日に行われたライブイベントの場で、ファンの前で初めて結婚報告を行った。

 福山は、9月28日に女優の吹石一恵との結婚をFAXで報道各社に報告している。突如発表されたサプライズ婚でありは世間に衝撃を与えた。大物独身芸能人の結婚に“ましゃロス”なる言葉も取り沙汰された。結婚発表から、ファンへの公式報告までおよそ3カ月の間が空いてしまったのは、少し長い印象を受ける。

「単にライブのスケジュールが開いていたといえばそれまでですが、やはりファンの暴走を憂慮したというのもあるでしょう。“ましゃロス”という言葉の通り、強いショックを受けたファンもいるのでクールダウンの期間を設けたのかもしれません」(業界関係者)

 福山雅治は熱心なファンに支えられていることで知られてる。ナインティナインの岡村隆史はかつて、『オールナイトニッポン』(ニッポン放送)のレギュラーを福山に代わって担当した際、出待ちのファンから「ましゃを返して!」と追いかけられたこともある。ただ、このエピソードは20年以上前の話。今ならば、笑い話で済まされるかもしれない。それでも過去には“ファンの嫉妬”と見られるシャレにならない事件も起きている。

「1994年12月に日本テレビに安達祐実宛の爆発物が送付され、負傷者を出す事件が起きました。安達は同時期に『劇場版家なき子』で共演したKinKi Kidsの堂本光一とキスシーンを演じています。これに嫉妬した狂信的なファンによる犯行説も取り沙汰されましたが、犯人はいまだ捕まっていません。さらに、SMAPの木村拓哉の結婚時には、工藤静香の周辺にストーキングやイタ電などさまざまな嫌がらせがあったと言われています」(同)

 もちろん大部分のファンは、福山の結婚を暖かく迎え入れていることには違いない。だが、福山に限らず、芸能人を擬似恋愛の対象以上に見てしまう“困ったファン・厄介なファン”が存在することは確かだろう。
(文=平田宏利)

コメントは停止中です。

サブコンテンツ

このページの先頭へ